一昨日、行った穴開け位置確認の続きを行います。
- 1.天井裏側の状態確認(2)
- 2.天井と壁に、吊り下げ金具固定用穴の穿孔と内部確認
- 3.モーリーアンカーの埋め込み
- 4.スピーカーの吊り下げ
- 5.スピーカー配線のワイヤリング
- 6.スピーカーの左右判別
1.天井裏側の状態確認(2)
上を向いての天井裏側の状態を確認するのは、かなりしんどいので、機械に頼ることにしました(^^;;)。購入したのはこちら。
とりあえず、使い物になるかわからないので、値段が安く、商品説明の日本語が普通なものを選択しました。
壁で使用方法の確認とテストをしてから、一昨日の取り付け予定位置の天井裏側の状態を確認。
やはり、木材が走っていました。
位置を調整しようとしたところ、さらに厄介なことに、取り付け予定位置のあちこちでAC線にも反応。
リスクを冒したくないので、後方サラウンドスピーカー2台の内、左後方用1台はリビングとキッチンの仕切りになっている壁に設置することに変更しました[*1]。
2.天井と壁に、吊り下げ金具固定用穴の穿孔と内部確認
位置決めした、型紙の固定金具用穴部分にモーリーアンカーに付属している穿孔ドリルで穴を開けます。
開けた後は、内部にモーリーアンカーが開脚するのに十分なスペースがあることと、石膏ボードの厚さを確認します。
確認は、特別な道具は利用せず、あるものを活用します。具体的にはクリーニングが返ってきたときに付いてくる金属製ハンガーの吊り具部分を小加工して活用します。
吊り具部分を一旦、真っすぐにして、先端をモーリーアンカーが開脚した際の幅に合わせて、90°折り曲げます。
小加工したハンガー先端を、穿孔した穴に入れ360°回転させて、モーリーアンカー開脚時に障害となる物が裏側に潜んでいないことを確認します。
併せて、ハンガーにマジックでマーキングし、石膏ボードの実寸厚さを調べます。
3.モーリーアンカーの埋め込み
問題ないことを確認したので、モーリーアンカーを埋め込んでいきます。
モーリーアンカーを開脚させすぎると、石膏ボードをぼろぼろにしてしまうので、電動ドライバーではなく、普通のドライバーを使って開脚させます。
開脚開始時は回すのに若干力が要りますが、すぐに軽い力で回せるようになります。回す力が再び重くなったタイミングがモーリーアンカーの開脚終了タイミングになります。
下の写真の青丸部分はモーリーアンカーの開脚前です。
赤丸部分がモーリーアンカーの開脚終了です。モーリーアンカーの表面が、石膏ボードに軽くめり込んだ(モーリーアンカーの表面と石膏ボード表面が面一)状態が、適切なモーリーアンカーの開脚状態です。
ちなみに、今回利用したモーリーアンカーの引き抜き強度は8kg。4本で24kg。吊り下げ金具とスピーカーの合計重量は約2.5kgなので、(個人的には)、落ちてくる心配はないと持っています。
4.スピーカーの吊り下げ
まずは、モーリーアンカーについていたネジとナットを使って吊り下げ金具を固定します。
そのあとに、スピーカーを吊り下げ金具に固定します。
先に、吊り下げ金具にスピーカーを付けてから、壁に固定する方が楽に感じますが、2つを合わせると、意外と重いので、吊り下げ金具を壁に取り付ける際、ネジを回すのに意外と苦労します。
また、ネジを締める際に4本に均等なトルクを掛けるのが難しくなるので、先に吊り下げ金具を壁に固定する方をお勧めします。
5.スピーカー配線のワイヤリング
今回使った、スピーカーケーブルはこちら
まず、ケーブルをリールからすべて引き出し、U字型に持ち、両端をそれぞれ、スピーカー側にして、AVレシーバーまでワイヤリングしていきます。
こうすると左右のスピーカーケーブル長がアンバランスにならないだけでなく、ケーブルの無駄も少なくなります。
ケーブルは、モールを使って天井や壁を這わして、AVチューナーまで引き回します。
この段階では、スピーカーケーブルはあえて、スピーカーに接続しません。
また、後で左右の判別をするので(後述)、この段階で左右も気にしません。
6.スピーカーの左右判別
まず、スピーカー側の線をミノムシクリップで短絡します。
続いて、AVレーバー側のケーブルをテスターで測ります。
上記の短絡した方は抵抗値がほぼ0Ω[*2]、開放側はO.L.(オーバーレンジ[*3])になっています。
ほぼ0Ω側が、ミノムシクリップで短絡した方になりますので、判別したケーブルにネーミングをします。
終端の接続が楽になるように、バナナプラグを使って、そちらにテプラでネーミングをしました。
あとは、DENONのAudysseyで音響調整をして終了です。