名探偵コナン | 第1142話『乱歩邸殺人事件(前編)』ネタバレ | Detective Conan

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原作(Original Story): 青山剛昌(Gosho Aoyama) TVアニメ『名探偵コナン』 第1142話ネタバレ
名探偵コナン 第1142話
江戸川乱歩生誕130年を記念して、江戸川乱歩×江戸川コナンの夢のコラボ
放送日	2024年11月16日
脚本	大倉崇裕 (100万ドルの五稜星の脚本家)
キャスト	役：声優
	江戸川コナン：高山みなみ 吉田歩美：岩居由希子 円谷光彦 ：大谷育江 小嶋元太：高木渉 灰原哀：林原めぐみ 小林澄子：加藤有生子 高木刑事：高木渉 佐藤刑事：湯屋敦子 五藤教授：古澤融 奥元了介：ヤスヒロ 今井菜々子：國府田マリ子 田島理香：桃森すもも 尾車俊二：各務立基 溝端健：江越彬紀 水森：田澤茉純
あらすじ	江戸川乱歩生誕１３０年を記念して、江戸川乱歩と江戸川コナンが夢のコラボ！コナンたち少年探偵団は、小林先生の引率で乱歩邸を訪れる。江戸川乱歩が書庫として使用していた土蔵には貴重な本が大量にあり、コナンたちは大興奮。そこへ佐藤刑事と高木刑事が訪れ、近くの公園で殺害事件が発生したことを告げる。しかも、被害者の遺留品は普段公開していない土蔵に関係していたようで……。この難事件に現代の少年探偵団が挑む！
キービジュアル
ネクストコナンズヒント
第1142話 乱歩邸殺人事件(前編) コナン「あれが旧江戸川乱歩邸！」 コナン「(あの土蔵の中に入れるなんて夢みてぇだ)」 小嶋元太「江戸川乱歩って昔のミステリー作家なんだよな？」 コナン「そう。1894年生まれで、小学生の頃からミステリーを読み…ああ当時は探偵小説って言ってたんだけど…1923年に短編“二銭銅貨”で作家デビュー」 円谷光彦「ということは、デビューしてもう100年を超えてるんですね」 コナン「亡くなる1965年まで沢山のミステリーを発表した。名探偵明智小五郎が活躍する作品は特に有名さ」 小林澄子「みんな、こちらは乱歩邸の管理をされている五藤先生」 少年探偵団「こんにちは」 五藤教授「こんにちは。ようこそ乱歩邸へ」 五藤教授「彼は蔵書整理の手伝いをしてもらっている奥元君」 奥元了介「こんにちは。よろしくお願いします」 五藤教授「土蔵の中は普段公開してないんですけど、今日は特別に」 吉田歩美「コナン君と名字一緒だよね。もしかして遠い親戚だったりして」 コナン「んなわけねぇだろ」 コナン「江戸川乱歩はペンネームで本名は平井太郎っていうんだ」 円谷光彦「ペンネームの由来はアメリカの作家“エドガー・アラン・ポー”からきてるんですよね？」 吉田歩美「その人もミステリー作家だったの？」 コナン「1841年に発表された“モルグ街の殺人”は世界最初のミステリー小説の一つとも言われてるんだぜ」 五藤教授「さぁ着きましたよ。乱歩は1934年にこの地に移り住み、この土蔵は書庫として使っていました」 小林澄子「乱歩は蝋燭を灯して土蔵の中で執筆していたって言われていますけど、本当なんですか？」 五藤教授「土蔵の中で仕事したこともあったようでしたけど、基本は横に建つ自宅の仕事場で書いていたようです。乱歩作品の中にはおどろおどろしいものもありますから、そのイメージが基になった噂ですよ」 奥元了介「あ…」 五藤教授「奥元君！土蔵へのライターの持ち込みは禁止だってあれほど言ったじゃないか！」 奥元了介「すみません」 五藤教授「禁煙したからもうライターは持ってこないって、この間約束したじゃないか」 奥元了介「すみません。今日はちょっとわけがあって…」 五藤教授「君もわかっているだろう。中にあるのは全て本なんだ。火気は厳禁。そのことは絶対に守ってもらわないと。それから本に触れる場合は必ず手袋をはめるようにね。君、例の保湿剤、今日も手に塗ってるんだろう？」 奥元了介「ええ。あれがないと冬は手がかゆくて…そのために手袋はちゃんと持ってます」 五藤教授「保湿剤が紙についたらどんな影響があるかわからない。古い本はとてもデリケートなんだ。環境は常に最高の状態にしておかないと！」 五藤教授「とにかくライターは事務局に置いてきてくれないか。ここは僕がやっておくから」 奥元了介「はい。すみません」 奥元了介「ったく…サイコウだか何だか大した腕でもねぇのに」 五藤教授「お恥ずかしい所をお見せしました。さて、棚の中に何か知っている作品はあったかな？」 五藤教授「乱歩先生は几帳面な方で、破れた本はご自分で修繕されたりしてたんです」 五藤教授「さぁ2階にもどうぞ。階段が急なので気をつけてください」 小林澄子「見てみんな。江戸川乱歩先生よ」 五藤教授「いつもは応接室に飾ってあるものなんですが、今改装中で終わるまでここに置いてあるんです」 コナン「あの、窓はあけないんですか？」 五藤教授「うん。原則、 開けないことにしてるんだ。中の本に影響があるといけないからね」 📱五藤教授「はい。…えー！？」 小林澄子「どうかしたんですか？」 五藤教授「すみません。警察の人が来てるとかで…」 佐藤刑事「お忙しいところすみません。五藤先生ですか？」 佐藤刑事「あっ、君達！こんな所でなにをしてるの？」 小林澄子「私たち、ここを見学させてもらってるんです」 五藤教授「それで、私に何か？」 高木刑事「実は今朝この近くの公園で男性の他殺体が発見されまして」 佐藤刑事「それで被害者の持ち物の中にこんな板きれがあったのですが」 佐藤刑事「どうもこちらから持ち出されたものらしくて」 五藤教授「それは」 五藤教授「やっぱり…一枚抜かれている。この本棚にあったものだと思います」 高木刑事「これが本棚に挟まっていたと？」 五藤教授「はい。そこに書かれている文字は乱歩先生の直筆で、乱歩先生はご自分の本をとても大切にされていて、本棚に並べる順番にも気を配っておられました」 コナン「わかった！その札は本の代わりなんだね。本を人に貸した時、木の札にタイトルと貸した人の名前を書いて代わりに挟んでおく」 五藤教授「その通り」 高木刑事「しかしそんな貴重なものをどうして被害者が持っていたのか…」 佐藤刑事「殺害されたのは溝端健さん30歳。彼をご存知ですよね？」 五藤教授「溝端って…！殺害されたのは彼なんですか？昨日見学に来た乱歩会のメンバーです」 コナン「乱歩会？」 五藤教授「乱歩先生の作品を愛読している人の集まりなんだ。実は、さっきの奥元君もメンバーの一人でね」 高木刑事「乱歩会のメンバーは被害者を含めて6人と聞いています。彼らは昨日ここに見学に来たのは間違いないんですね？」 五藤教授「ええ」 佐藤刑事「その時あなたは被害者と激しくもめたとか」 五藤教授「えっ！？ええ…まぁ…」 佐藤刑事「詳しく聞かせてもらえません」 五藤教授「溝端さんがライターを所持されていたんです。ちょうどこの辺りで。かなりの愛煙家らしくて」 五藤教授「ライターを事務局に預けて欲しいとお願いしたら、ひどく怒鳴られたものですから私もカッとなってつい…」 佐藤刑事「それで、この木の札ですが」 五藤教授「恐らく見学の途中、溝端さんがこっそり持ち出したものじゃないかと」 佐藤刑事「昨夜の午前0時前後、あなたはどこで何をしておられましたか？」 高木刑事「現場付近にあるコンビニの防犯カメラにあなたの姿が映っていたんですが」 五藤教授「0時前公園近くに行きました。電話で呼び出されたんです」 五藤教授「乱歩の未発表随筆原稿があるって…極秘で見て欲しいのでその時間に公園近くまで来て欲しいって言われたんです」 佐藤刑事「電話の相手は？」 五藤教授「わかりません」 佐藤刑事「その相手とは会えたんですか？」 五藤教授「いえ、結局現れませんでした」 佐藤刑事「いずれにせよ一度署に来ていただく必要がありますね」 高木刑事「乱歩会の皆さんにも全員話を聞いています。あくまで形式的なものとお考えください」 『大学の学食』 小嶋元太「いやぁうまかったな。うな重がなかったのは残念だけど」 今井菜々子「それで五藤先生が連れて行かれたってわけ？」 奥元了介「ああ。アリバイも怪しかったし…あれじゃあ当分帰れないんじゃないか」 田島理香「でも五藤さんが溝端さんに何かするわけないんじゃない？」 尾車俊二「そんなのわからんだろ？昨日だってかなり激しくやりあってたじゃないか」 田島理香「ねぇ、その手どうしたの？」 奥元了介「ああ昨日の予定だよ」 奥元了介「忘れないように手に書いといたんだけど、このインクなかなか消えなくて」 コナン「エヘヘ」 今井菜々子「あれ？どうしたのボウヤ」 コナン「お姉さんたち乱歩会の人？」 今井菜々子「ええ、そうだけど君は？」 奥元了介「今日土蔵見学に来てた子供達の一人だ。ボウズなんか用か？」 コナン「ボク達少年探偵団なんだ」 コナン「乱歩会っていうくらいだから怪人二十面相とか、少年探偵団とか好きなのかなって」 尾車俊二「うーん…僕は少年もの系はあんまりだな」 今井菜々子「私は結構好きだよ。少年探偵団」 田島理香「私は断然、大人ものの明智小五郎かな。“蜘蛛男”や“魔術師”」 小林澄子「さすがよくご存知ですね」 奥元了介「悪い。俺は仕事が残ってるから先に戻るわ」 尾車俊二「フン…あいつ付き合い悪くなったよな。乱歩会にもほとんど出なくなったし…やっぱり勝峰のこと気にして…」 田島理香「ちょっと！」 尾車俊二「あっ…ああ…すまん」 小林澄子「あ…あの乱歩会はどんな活動をされているんですか？」 今井菜々子「前は月に一二度集まって読書会とかいろいろやってたんですけど、今はみんな忙しくなっちゃって」 今井菜々子「あっ、私カメラマンをやってます」 田島理香「私は会社員です。司書になりたくて勉強してたんですけど、結局ダメで」 尾車俊二「僕は小説家を目指していまして目下勉強中です。前に一度、新人賞の最終候補までいったんだけど、最近はいまいちパッとしなくて」 コナン「溝端さんは？溝端さんも乱歩会のメンバーだったんでしょ？」 今井菜々子「それはそうだけど」 田島理香「彼は乱歩が好きってわけじゃなくて、ただお金になりそうな本を探してたってだけ」 尾車俊二「古い本の中にはすごく高い値段がつくものがあるんだ。そういう本を探し出して安く買い高く売る」 コナン「じゃあ溝端さんが乱歩会に入ったのは…」 田島理香「高く売れそうな本を見つけたかったからよ」 尾車俊二「溝端、木の札持ってたんだろう？昨日盗み出して売ろうとしていたんだぜ」 今井菜々子「それに五藤先生が気づいて…ってことなのかな？」 尾車俊二「こりゃうまくすれば奥元の奴、五藤先生の後釜に座れるかもな」 田島理香「臨時雇いのアルバイトみたいなものでしょう？無理よ」 今井菜々子「さっ、私はその辺散歩して写真撮ってくる」 小林澄子「私たちも帰ろうか」 水森「あの、本校に来るのは初めてですか？」 小林澄子「ええ」 水森「よろしければ校内をご案内しましょうか」 田島理香「私たちも昨日案内してもらったんですよ。最後に写真まで撮ってもらっちゃって」 田島理香「5人揃っての写真…まさかこれが最後になるなんて…」 小林澄子「じゃあお願いしましょうか。校内見学」 吉田歩美「楽しかったね校内見学」 円谷光彦「あれ？乱歩会の人達じゃないですか」 尾車俊二「おっ！少年探偵団。こんな時間まで何してたんだ？」 小林澄子「大学の校内見学をさせてもらっていたんです」 今井菜々子「ねぇ、あれ何かな？」 コナン「あれは…！土蔵の方の様子が何かおかしい」 吉田歩美「コナン君」 吉田歩美「あっ！」 今井菜々子「おっと危ない」 今井菜々子「マフラーは危ないから外しておこうか」 吉田歩美「うん」 高木刑事「二日続けて殺しとは…」 高木刑事「背後から紐を巻きつけ絞めたようですね。しかしまた何だって蠟燭を？停電してたわけでもないのに」 佐藤刑事「指紋はどう？」 高木刑事「そこらじゅうについているようですね。犯人の特定は難しいかと」 高木刑事「ただ、開いている窓の取っ手からは一人分の指紋しか検出されていますせん。おそらく被害者のものかと」 佐藤刑事「窓を開けたのは被害者自身ってことね」 コナン「(遺体の索条痕から見て犯人は被害者よりかなり背の高い人物。しかも上背のある男性を締めあげるにはかなりの力が必要だ。犯人は男…いや待てよ…)」 コナン「(爪についてるこれは血か？まだ乾ききってない)」 コナン「(そうか、なるほど)」 コナン「(恐らく犯人はあの人だ)」 ≫関連記事：名探偵コナン最新刊情報まとめ
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