はじめて走ったハーフマラソンだから。
ってわけで
毎年11月に開かれる
「世田谷246ハーフ」には
すごく思い入れがある。
で、去年も今年も抽選にハズれちゃって。
ぜんっぜんくやしくないんだケド。
ぜんっぜん、腹いせじゃないケド。
イチャモンつける気はぜんっぜん、ないケド。
*
あのう。
世田谷246ハーフ。
名前からすっと、こんなイメージ(↓)。
「高級住宅街でおなじみの世田谷。
そのど真ん中、国道246を颯爽と走れる
それはそれはシャレオツでセレブな
レースなんですよ~」
*
そりゃ、千代田区とか中央区とか
ニューヨー区とか、そういうド田舎からも
こぞって応募してきますわな。
そりゃ、東京マラソン並みの倍率になりますわな。
そりゃおれ、当たりませんわな。。。
*
でもちょっと待ってくれ。
チョト待テクサーイ!
おととし走ったののガーミンヌ地図。
赤線が走ったコース。
青線がコース以外の国道246。以下同。
オフィシャルサイトのコース地図も
いちおう。(クリックで拡大)
コレ。
シャレオツ246を走れるのは
駒澤大から二子玉川の4km弱、だけ。
あとは多摩川の河川敷やらで
お茶濁してんじゃ、ねーの?
*
いや、いいんすよ。
確かにちょびっとだケド246は走れるし。
「うなぎパイにうなぎエキスがちょこっと入ってる」
「たいやきに鯛、入ってねえ」
「カップ焼きそばって“焼いて”ないよね?」
ぐらいのニュアンスだケド。
*
わかりましたよ、と。
おれは抽選外れたって
くやしくもなんともないっすよ、と。
でもでも。
246ってってんだから
もっと246走らないとね! と。
じゃあおれさまちゃんが
ホンマモンの「世田谷246ハーフ」
ってやつ、見せたる!
*
ってのが、
この土日2日間に渡るミニキャンプの
ほんとうの魂胆。
だった。
*
「おしごとする」だのは
ショージキ、ただの口実。
多少はやるケド、
「モノホンの世田谷246ハーフ」探し
のほうがだんぜん、おもろいし。
だいたいそんなにはたらく気、しねえ。
あすからのヘージツ。
「おれは土日を何てムダにしたんだ!」
ってあせりまくりゃ、いいじゃん。
きょうはサンサンサンデー。
あしたのことは知らねえ! ひゃっほー!
という、いつもの安定的泥沼パターン。
*
というわけで、土曜の朝8時。往路。
こういう(↓)。
折り返し地点。
世田谷と狛江の国境は欠かせないでしょ。
おれんちの目の前だし。
からのスタート。
で、二子玉川に出ず
「世田谷」通りを目指す。。。
世田谷通りが246が合流する
三軒茶屋の手前で246へ。
「ん? スタートゴールの
駒沢競技場(●)すでに超えてね?」
聞~こ~え~ま~せ~ん~っ!
*
8kmすぎ。こっからが「246」。
目にモノ見せてやりたいわけっすよ。
246ってシャレオツ国道。
三茶、池尻、渋谷、表参道、青山、赤坂
と、欠かせませんでございましょ。
内堀通りとぶつかる246の起点(?)。
最高裁(●)のとこ。
欠かせませんでございましょ。
仕事場が100mぐらい手前だから
欠かしちゃったんだがな。
*
「世田谷」通りと
「246」をいかんなく使いまくる
「ハーフ」にはちと足りない、20km弱。
合わして「世田谷246ハーフ」。
だいたいコレでOKでしょ、1日目の往路は。
*
1日目の復路は、ポイント練として
いつものUCをやってやる。
2日目の往復、疲労抜きがてらのLSDで
二子玉川から最高裁まで、246をひた走り
ぐうの音も出ねえ「世田谷246ハーフ」
を見せつけちゃる。
1日目を見て不満たらたらなひとも
ソレでナットクでしょ。
という、カンペキなスケジューリング。
「2日目は台風大接近」
なんてニュースは知るよしも、なく。
*
1日目18時ごろ、復路。
いつものUC(アーバンなクロカン)。
まあ、246はどこ行った? と。
いやあ、このコース。
246のシャレオツタウンを
あえて避ける設定なもんで。。。
*
だって。
シャレオツ街の歩道
マジ、こええんだもん。
腕組んでふらふら歩くカップル。
Gメン75みたく、横4列で闊歩する大学生。
無敵な酔っぱらい。
わざわざ道をこちら側によけてくる対面BBA。
道の端にイヌ、逆側の端に飼い主と、歩道いちめんリードピーンなオサンポセンセイ。
殺人未遂的にいきなり歩道に乗り上げてくるタク。
とか。
あとあと。
246ど真ん中ズキュンだと
渋谷を越えるには、横断歩道がねえ。
っていう。
*
さて、2日目。
台風が前線を刺激して
都内は朝から安定の大雨なわけですよ。
そのなか、あえて走ってけば
ネタ的には、オイシイ。
んだが。
2時間、冷たい雨に打たれつづけて
「仕事場つきましたね!
ハイ、おしごとしましょ!」
なんて、さすがに不可能だ。
前日のダメージもあんがい残ってる。
行きはとりあえず
電車っていう文明の利器を利用した。
*
上記のとおり、仕事する気は
さらさら消し飛んじまった
サンサンサンデー。
なら家にいりゃ、いいじゃん。
*
いやいやいや。
もし雨がやんで、走れることになったら
どーすんの、と。
オネカンで坂道をガッコンガッコン走り
オネエサン探しすんのもいいでしょう。
そりゃ、いい練習にはなるでしょう。
でも、世田谷246ハーフはいいの?
ほんとうに、いいんですかあ?
なんて正義感(?)
からの、待てど暮らせど安定の大雨。
晴れたらいいね。
ひょっとして。
もしかしてだけど。
もしかしてパート2。
いろんなifをたずさえつつ
おしごとするフリして時間をつぶしてたが
こりゃ、ムリだ。
イカン、遺憾だ。イカンガーだ。
*
そんなわけで。
おれの
「モノホンの世田谷246ハーフ見せたる」
は宙に浮いたまま。
たぶん、お蔵入りだな。
まあ、蔵出しはこれで十分かもねん。