ぼっち練のラスト。
ドトール、まさかのおやすみ。
*
だったので
ゼンラ、ムキムキ、トリカラ
の3ぼっちは、ベローチェへとおもむいた。
酒乱、入れもの、2ぼっちの魂を抱いて。
は~、ミルクレープも、ねえ
ミラノサンドも、ねえ
クルマもそれほど走って、ねえ
な、東京でベコ買うだ、なベローチェへ。
東京のまんなかで、おら東京さいくだ
っていう、なんだかね。
「銀座で銀座なうってツイートする」
みたいなね。
*
ベローチェでは。
ジョギングシューズのハナシになった。
ムキムキぼっちが独りごちる。
「キクチさんは足、いくつなんすか?」
「27っす」
「足は2つに決まってんでしょ」
ってすげえ言いたかったんだが
ムキムキの眼力に全おれが吸い込まれて
筋繊維の一部になってしまうには
おれの人生、
まだまだやり残したことが、多すぎる。
咄嗟の機転で、生命の危機を回避した。
*
「ゼンラぼっちさんは?」
「28.5っす」
ゼンラぼっちもたぶん
「足は2つに決まってんでしょ」
って言いたかったに違いない。
もしくは、3つ。。。
*
そんなど真ん中直球な会話
もとい、独り言のとばしあい。
たしかに
「ゼンラぼっち、足、でけえ!」
だが、ハナシとして
それ以上の広がりようは、ない。
ふつうは。
筋肉をそれほど鍛えてなければ。
*
「えーーーーっ! 8ーーーーーっ!」
筋肉を鍛えすぎてるムキムキボッチは
驚天動地した。
「8すかーーーーーっ!」
5秒ごとに、筋肉を揺らしてリピート。
おれはいちいち心のなかで
「コロクー」って、応答した。
*
おいおいそっちじゃねえだろと。
ゼンラぼっちのシューズがカッコいい
ってことだろ。
「大田原マラソンにそなえて買った
キメッキメのフェザーファインぞな!」
ですぞ。
*
でも、筋肉は揺るがない。
「8すかーーーーーっ!」
5秒ごとに、筋肉を揺らしてリピート。
「コロクー」
おれはいちいち心のなかで応答した。
*
そんなムキムキぼっちを見てるうち。
○ ○
ってなってるムキムキぼっちの
まん丸なおめめ。
縦に並べりゃ。
○
○
いずれ
8
になるじゃーん。
っていう尽きせぬ想いが
おれにキョライした。
*
しましたとさ。
ってだけのハナシ。
*
えーっ、これでおしまいすか!
イエース・アイ・ハブ。
たぶんアレですよ。
ソーティーとかのハナシは
誰かがどこかでするかしないか、
するでしょ。