教林坊というお寺に行って参りました。
滋賀県は近江八幡市、安土城跡の近くにあります。近くといっても、城跡から5kmぐらいは離れていましたけれども。
春と秋にしか公開されないお寺なので、京都へ納骨に行ったついでに立ち寄りました。
お寺までの道は幅も狭く、くねくねと曲がっていましたが、観光バスが4、5台停まっていたのにはビックリしました。数年前のガイドブックでは紹介もされていなかったですし(ガイドブックの地図には載っていましたが)、人も少ない紅葉の穴場だと聞いていたのですが、そういった話の拡散は早いのでしょうね。
創建は古くて605年(推古13年)といいますから、古いといっても相当ですよね。しかも、聖徳太子によって創建されたというのです。
念のため言っておきますが、私が言ってるんじゃないですよ。
パンフレットに書いてあるんです。
わかってるって?
そう、それならいいんです。
寺名の『教林』というのは太子が林の中で教えを説かれたことに由来しているそうで、境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩がありました。
時期になれば、ここのモミジも赤くなるんでしょうが、今の時点ではまだ青い状況でした。
紅葉のライトアップが始まったばかりなので、タイミング的にどうかと思いましたが、やはり少し早かったようです。
ただ、モミジの上の方はしっかりと色づいていました。
下の方はまだ緑でしたけど、赤と緑のコントラストもキレイでしたよ。
もっと上手に撮れるとよかったのですが・・・。
「地泉鑑賞式」という様式と言われる庭は桃山時代に作庭されたと思われるとのこと。
苔の緑と紅葉の対比がきれいなんでしょうねえ。
ちなみに庫裏は江戸時代前期のモノだそうで、遥か飛鳥時代からのモノが残っているわけではないようです。
でもね、本尊の石仏は聖徳太子の自作だそうです。
紅葉には少し早かったけれども、緑と赤の共演もなかなか心地よかったですよ、という話でした。
でわ、また。