晴れの日曜日。
『葬送のフリーレン』に「魔法は好き?」「ほどほどでございます」「私と同じだ」というたぶんだいたいの人が好きな場面がある、否、そうではなくてこの場面を好きな人が『葬送のフリーレン』を読んだり見たりするのだと思う。僕も「研究は好き?」と聞かれたら「ほどほどでございます」だ。「紅茶は好き?」だったら「好き」と答える。「研究」は好き嫌いではなく、生き方の問題なので「ほどほどでございます」としか言えない。
西田読書会をする。今回から「歴史的形成作用としての芸術的創作」を読む。今日は先輩はテンションが高く、ずっとなんかすごい話をしてはった。僕は「西田は偉いですね」と平凡なコメントを堂々と言ったりしていた。やっぱり西田はすごいなと改めて感じることがあったのです。
もう原稿も書いて編集者に送ったので、これから単著出るよと、ところどころに書いている。しかし当初の予定であれば1か月前にゲラになって返ってきているはずなのにまだ来ないから、だんだん不安になってきている。