夜の風が、少しずつ、夏から秋に変わってきているのを、感じます。
カナカナと、ひぐらしも鳴き出しました。
夏の終わりは、秋の始まりと重なっていて、
いつも、儚さや寂しさを感じます。
さて、今日はご先祖さまを送る送り団子を。
・今日の和菓子「送り団子〜みたらしたれつき〜」
送り団子。ご先祖さまとお別れする時、
お土産として持っていってもらうお団子。
送り団子は何もつけない白団子。
これはあの世で好きなように食べてもらうため
だそうです。
ただ、お節介な我が家は、たれもお土産で。
お昼までに素麺とともに持たせるようですが、
我が家は、毎年、ギリギリ。
娘に、もしかしたら、もうご先祖様、帰ってしまっていて、「余韻団子」の可能性あるよ、、と。
父と母に、謝りながら、今年もギリギリにお供え。
この送り団子のお陰で、私たちも、白団子を、
セルフで、みたらしだれに、ダンクしました。
これは、あらかじめたれをつけるより、
団子がカリッとしているし、
好みの量をつけられるし、
何より、、たのしい!し、おいしい!
こども教室でやったら、楽しいだろうなぁ。
夢膨らみます!
ご先祖さまに、新しい食べ方アイデアをいただき、
感謝、感謝。
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・今日の和菓子「円〜まどか〜」
お盆で、ご先祖さまとの仏縁(円)を感じ、
また、災害やコロナウィルスの蔓延など、
様々が起きている世の中が、少しでも、まぁるく、(円)いい方にいってほしいという願いをこめて。
抹茶水羊羹の中に、
知覧茶茶葉入り錦玉を入れて。
以前、旅行した沖縄で、お気に入りの場所。
緑の木漏れ日が優しくて心地よい
幸福を招くといわれるフクギの並木。
フクギの並木みたいな和菓子を作りたいと
イメージして。
木漏れ日は、知覧茶と錦玉で表現しました。
また、昨日は、終戦記念日。
沖縄も、鹿児島知覧も、戦争の傷跡が残る場所。
まぁるく、まぁるく、平和を祈りながら。
今回、開けたての小山園の抹茶を使って、
抹茶水羊羹を。
手作りすると、香りも高く本当に美味しいです。
教室で、つい、後回しになってきた水羊羹、、
来年こそ、教室でやりたいと思います。
妹と娘二人。この三人。
とりわけ、水羊羹には、うるさいご意見番です。
毎年、少しの変化を舌で探り当てる三人。
私にとって、水羊羹は、毎年、とても身が引き締まる想いで作るものです。
水羊羹2021も、近日中にブログにアップします。
おたのしみに。
最後に、散歩の風景から。
雨に濡れた緑も、また、美しいですね。
線香花火みたいなかわいいお花。
様々に、心ざわつく日々ですが、
少しでも、良い方向に進んでいけたら、いいですね。
まずは、甘いもんでも食べて、小さな幸せから。
※今回、同時に連続で投稿しています。ひとつ前の投稿「葉月のお稽古レポート」ものぞいていただけると嬉しく思います。
和菓子教室 おけや
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