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Archive2023年02月 1/3

雲が産卵すると人間は錯乱する ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十八日(火)

「雲が産卵すると人間は錯乱する」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f5.6, 1/30s, ISO1600, WB:Daylight ある日の日没後、仄かな残照に染まった層積雲の上部からむくむくと丸い雲塊が湧き上がってくるのが見えた。もしかしたら「球状雲」になるんじゃないかと淡い期待を抱きながら待っていたんだが、結局それ以上は発達することも、分離することもなく消えて行ったよ(笑)。もうちょいなんだけれどね(笑)。そうそ...

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隕石様、ココに落ちて俺を吹き飛ばしてください ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十七日(月)

「ひねくれるも一途に行くも雲の勝手」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight トップ画像は、ある日の昼過ぎに見かけた"ツイストドーナツ"のように激しく捻れる巻雲だ。ここまでのプロセスを見ていないので、元雲は定かではない。画像の下の方に見えるような「シラースストリーク」(ジェット巻雲の一種)の末裔なのか、もしかしたら飛行機雲のなれの果てかも知れない。とに...

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強風の日曜日なので ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十六日(日)

"From Day to Night #8" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight トップ画像は、残照に浮かび上がりながら消えて行く層積雲(うね雲)だ。雲片のところどころには尾流雲を生じている。黄昏時には、こんな感じで消滅途上にある層積雲をよく見かけることがあるんだが、儚いものの姿って例外なく美しい・・・。 さて、昨日の土曜日は公私ともよく働いたので、今朝は少しだけ布団の中で...

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君の直射熱を感じた日 ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十五日(土)

"Such a Clear Twilight Sky #2" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/30s, ISO1600, WB:Daylightまるでオーストラリアの砂漠のようなクリアな黄昏・・・って、一度も行ったことないんだけれどね(笑)。 一昨日の日没から小半時ほど過ぎた頃、何気なく西天を見たら素晴らしくクリアで美しい黄昏空になっていた。一瞬三脚を出そうかと迷ったんだが、空は既に色を失い始めていたので急ぎISO感度を1600にセッ...

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こだわりと思い込みは違うんじゃないか ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十四日(金)

「幻日の向こう、春間近に見えて」 Canon EOS 5Ds R, EF16-35mm F4L IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻層雲(うす雲)から転成中の巻積雲(うろこ雲)に出現した「左右両幻日」と「22度ハロ(内暈)」だ。この時の太陽高度は約30度だったんだが、市街地ではこれ以上高度が低い場合には建物の陰になってしまうので、よほど視界が開けたところでなければ発見や観察が難しくなる。それにして、もこ...

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春はタータンチェックのスカートとともに ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十三日(木)

「晩冬の午後、春間近に見えて」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 数日前の午後、大楠の向こうに傾いた陽が高層雲(おぼろ雲)にぼんやりと霞んで見えた。別に「おぼろ」や「霞む」などという字面に感化された訳ではないが、春がそこまで来ているという雰囲気を強く感じたんだよね。あ、毎度のことながら、雪国・北国にお住まいのフォロワー・読者諸兄姉の皆様方には誠に申し訳ない...

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バーボン飲りながらエラそうに日本酒を語るんじゃない! ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十二日(水)

"From Day to Night #7" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、ある黄昏時に見つけた尾流雲だ。元雲はおそらく層積雲(うね雲)だと思うんだが、もしかしたら積雲(わた雲)かも知れん。どこが尾流雲かというと、中央の茜色に染まった雲片の下の方にもやっと広がる霞のような部分のことだ。ただ、よくよく画像を見ると、その右上の既にシャドウになってい...

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ささやかに「春到来」の前夜祭をやってみる ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十一日(火)

"From Day to Night #6" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 日没間近な西天の光景。地平付近に横たわる暗雲を鋏んで、上下の空色の違いに注目されたい。この暗雲のわずかな幅の後方に、上下の空色を繋ぐグラデーションが存在しているってことを想像するだけでもすごく楽しいと思わないか。ちなみにこの暗雲の上方に散開する雲片は一見高積雲(ひつじ雲)にも見えるかも知れ...

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ヨッパライは藁床の夢を見る ── 新・夏恋日記 令和五年二月二十日(月)

「環水平アークではないが水平に見える外接ハロ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一見「上部タンジェントアーク」に見えるかも知れないが、この時の太陽高度は35度なので「外接ハロ」の一部が見えているということになる。上空に漂う氷晶の条件さえ理想的であれば、太陽を取り巻くひしゃげたハロが出現しているはずなんだが、外接ハロが全周に渡って見える...

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一分三十秒の至福 ── 新・夏恋日記 令和五年二月十九日(日)

"From Day to Night #5" Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight ちょうど日没の頃、尾流雲列を斜光線が横切って行く瞬間を望遠で撮ってみた。実は、ここに写っている数本の帯状の雲はすべて飛行機雲のなれのはてなんだが、よくよく見ると左側に見える数本からも尾流雲を生じている。言ってみれば、斜光線が当たって黄金色に輝いている部分までが「昼」で、その上からは「夜」とい...

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