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父の文章教室 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー14件

みんなの評価4.0

評価内訳

14 件中 1 件~ 14 件を表示

心打ち震える思いをさせられた一冊です

2005/01/28 10:54

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞作家・花村萬月が幼少期の数年間に父親から強要された音楽や読書の教育について綴った、愛憎相半ばする手記。

 題名には「文章教室」とありますが、父親は著者に対して狭義の文章修行は一切おこなっていません。また本書は文章上達のための実用書の類いでは全くなく、その点で題名は多くの読者の誤解を与えるかもしれません。

 しかしこれはかなり硬質な、肌がひりひりするような、息子と父の激しい物語として私は一気呵成に読みました。

 6歳だった著者は父親にいきなり旧仮名遣いの文庫本を突きつけられて読むように言われます。暴力的な圧力と、父親に認められたいという心から、著者は必死になって字面を追います。来る日も来る日も、世間一般では考えられないような難度の高い読書を強いられる著者。父親の突然の死をきっかけにわずか数年で幕となるのですが、この奇妙な読書体験はその後の著者の人生を支配し続けることになります。

 仕事につくわけでもなく、母を泣かせ、小説家になるという夢を夢のままにして逝った父。本書中盤前では、そんな父という存在を息子がはかりかね、そして激しく憎悪しているかのように綴っている印象を与えます。
 しかし、出版社の小冊子に連載という形で綴られていた本書は、やがて父に対する強い愛情を感じさせる文章へと転調します。それは激しい憎悪と表裏一体である激しい愛情です。

 「父はとにかく私に関わろうとした。常時、関係性をもとうとした。それは素朴な支配慾求であったかもしれませんが、人が人間関係においていちばん傷つくのは自分が忘れ去られてしまっていると自覚した瞬間です。」
 「私は父親からときに否定的な言辞を投げ与えられ、殴打され、けれど、それでも認められていたのです。」(203頁)

 凍てつくような父子関係を、こんな風に昇華させてみせる著者の見事な筆力。驚嘆の念ととともに読みました。

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花村さんは

2019/05/03 15:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

官能小説のイメージが強いけれどwこういう本も出しているとは興味深い。同時に花村さんの生い立ちを知れるのも興味深い。

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多くを考えさせられる

2021/04/28 22:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞作家の花村氏の小説は一度も読んだことがないが、本の表題に何となく興味を持ち購入した。読み始めて一気に完読させられる内容であった。

「文章教室」といっても文章をいかに上手に書くかといった類の本ではなく、中卒(しかも小中学校ともまともに通学していない)の小説家がいかにして芥川賞作家になったか、といった自伝が中心。

幼少の氏の前に放浪癖のある父親がある日突然現れ、当時6歳であった氏に無理やり難解な文庫本を読ませるなど、かなり強引な英才教育が始まる。

氏は当時を振り返ってこの父親の英才教育について苦痛であったという一方、「小説家である基礎を作ったのは父親」とか「愛されている自信はあった」等々、早期教育、息子と父親の関係をはじめ多くを考えさせられた。

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2005/08/27 17:51

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2006/12/23 20:32

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2008/10/13 14:06

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2008/10/31 10:09

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2011/04/12 09:58

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2011/06/28 23:57

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2014/03/07 22:40

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2014/10/08 19:38

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2015/08/26 12:05

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2016/04/24 08:45

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2017/12/18 01:04

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