勝手にふるえてろ
著者 綿矢りさ (著)
私には彼氏が二人いる──中学時代からの不毛な片思いの相手と、何とも思ってないのに突然告白してきた暑苦しい同期。26歳まで恋愛経験ゼロ、おたく系女子の良香は“脳内片思い”と...
勝手にふるえてろ
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商品説明
私には彼氏が二人いる──中学時代からの不毛な片思いの相手と、何とも思ってないのに突然告白してきた暑苦しい同期。26歳まで恋愛経験ゼロ、おたく系女子の良香は“脳内片思い”と“リアル恋愛”のふたつを同時進行中。当然アタマの中では結婚も意識する。しかし戸惑いと葛藤の連続で……悩み、傷つき、ついにはありえない嘘で大暴走!? 良香は現実の扉を開けることができるのか? 切なくキュートな等身大の恋愛小説。単行本未収録「仲良くしようか」も収録!
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こんなこと大っぴらには言えないけれど
2017/08/14 12:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごい共感しちゃいました。
わかる。すんごいわかる。わかっちゃいけないけど、わかっちゃう。
原作vs映画
2021/11/17 21:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うーよー - この投稿者のレビュー一覧を見る
良かったけれど、大九明子監督が撮った映画が、原作を超えてしまった。 両方とも超ぶっ飛んだ作品だった。
いわゆる
2020/06/07 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
腐女子と言われる方々とも、また違う感じがいい!!
映画は、アイドル(ハロプロ)おたくでもある松岡茉優さんが主演されていたことから説得力もあって、よかった。
そして、このタイトルにするのが綿矢りささんらしくて好きです。
20代後半女性なら感情移入
2020/05/04 01:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あーや - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分と主人公が似てる部分があるということもあって、感情移入しながら読んでいました。
特に20代後半にさしかかってきた人が読むとより面白いと感じられるのではないでしょうか。
どこかにありそうなリアルな世界が描かれている小説です。
女性の心理
2020/03/20 01:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼氏の「一」は気になる同級生。初恋の相手。彼氏「二」は主人公にモーションをかけてくるが意中の人ではない。文章がどうこう言うよりも、やはりこの作者は女性の鬱屈して利己的な心情、妄想を面白く書く。題材に共通したものもあるが今のところ飽きない。勝手にふるえてろ、の結末までの展開は意外の連続だった。
脳内恋愛の果てに
2020/03/11 22:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学時代の憧れの男子を、大人になっても引き摺っているヒロインが痛々しいです。はた迷惑な暴走の果てに、初めて身近な大切な人に気づく瞬間に心温まります。
微かな希望と絶望。
2018/12/30 16:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:またたび - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレ
表題作「勝手に震えてろ」は、主人公ヨシカが理想を得るか葛藤とも違う妥協で落ち着くのかとシンプルな構造にありながら、共に愛の所在が宙に浮く。その宙に浮いた愛のように思考が浮いた主人公の思考は、時に苛々としながらも時に的を射た内容で、この思考全てが理解出来ない人にはつまらないのかもしれない。しかし、理解出来る人にはこの思考の行く末がどちらにしろ挑戦である事は想像に難くないだろう。
結果として二を選んだヨシカが最後に二の事を、「霧島」と呼ぶところに覚悟だけではなく、微かな希望と絶望を見た。
良かったです。
2015/09/06 02:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和菓子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いので、あっという間に読み終えました。夢中でになって読めました。
センスがいいなぁ。
2019/08/22 12:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容は、共感出来る部分と、そうじゃない部分と、半々くらいでしたが、ものの例え方とか、面白くて笑えます。
等身大の筆で馬鹿と思いっきり書きたくなった。とか、処女をお祓いしたくなる。とか、
絶滅危惧種の保護飼育員か?と、彼を例えたり。著者の、そういうセンスが、好きです。
若い人用の本かな
2024/11/17 20:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
若い子ならではの
自己中心的なところが延々吐露され、ヒリヒリしてイタい感じ。
若い人にしか書けない文章だな。
むしろ、この設定で、お年を召したバージョンを読んでみたい。
さらに、収録されている「仲良くしようか」の作風が全くわからない。
この文章はどこに向かっているのだろうか。
自分の文章理解力が落ちているのだろうか。
短い作品なのに、読むのに思いの外時間がかかってしまった。
表紙の写真のうさぎの不安げな瞳と目が合ったら手に取らざるを得ない本。
店頭で平積みになっている時から、気になって仕方なかった。
そこがこの本の狙いなのかな。
綿矢らしい
2013/02/23 21:32
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ソレイケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は男性経験一切ナシという26歳のOL。彼女には二人の「彼氏」がいる。一人は、中学校時代の初恋の想いが年月を経て妄想化した脳内彼氏ともいうべき「イチ」。もう一人は、どこが気に入ったのか、主人公に言い寄ってきた同じ会社の営業マン「ニ」。主人公は元アニオタらしく、脳内彼氏のイメージを肥大化させ過ぎて、この「ニ」のことは愛することが出来ない。この妄想への偏愛ぶりはちょっと怖いぐらいだが、執拗に迫る「ニ」を好きになれないでいる理由もなんとなく理解できる。というわけで、一見(ちょっと変わってはいるが)恋愛小説とカテゴライズしてもよさそうだが、どうも恋愛そのものよりも、それを通した主人公の成長物語という方が正解かもしれない。成熟しきれないオタク気質全開の主人公が、「恋愛」を手にするまでの物語である。綿矢が好きな人は是非どうぞ。