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ぷちこさんのレビュー一覧

投稿者:ぷちこ

35 件中 1 件~ 15 件を表示

鬼滅の刃外伝

2021/03/25 14:09

二人の柱の語られなかった物語

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

冨岡さんと煉獄さんの二人をそれぞれ主人公とした番外編です。

冨岡さんの話は、時系列でいうと『鬼滅の刃』1巻で竈門家が襲われて、冨岡さんと炭治郎が会った直後になります。別件で来ていたしのぶさんと合流し、共に任務にあたります。個人的な見所は、冨岡さんがワンちゃんに噛まれたところですね(笑)

煉獄さんの話は、煉獄さんが柱になる条件を満たすことになった下弦の鬼との戦いの話になります。まだ蜜璃ちゃんが煉獄さんの継子の頃の話なので、蜜璃ちゃんも任務に参加します。小さい千寿郎くんも登場しています。煉獄さんと蜜璃ちゃんと千寿郎くんのやりとりが可愛いです!

漫画を書いている方は、原作の吾峠先生ではありませんが、絵の雰囲気は似ているので、違和感なく読めると思います。ストーリーを提供しているのは吾峠先生なので、原作ファン必見の1冊です。
他の柱の外伝も見たいです!!

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文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳

2021/03/25 18:12

中也と太宰の出会いの話

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

映画特典の同タイトル作品の加筆修正版です。

映画特典版は一巻完結の形でしたが、加筆修正版は次の巻に続く形で終わっているので、最後の書かれ方が少し違います。映画特典をお持ちの方も読み比べると面白いので、買って損はないかと。ただし、細かい箇所が気にならない方は、映画特典版だけでいいや、となるかも。ストーリーの大幅な変更はないので。

映画特典版をお持ちでない初見の方は、中也と太宰の青いところにニマニマしながら、ここから続く腐れ縁を想像しながら、お読みいただきたいです!
中也、太宰、ファン必見の一冊です!!

巻末のラフ画も素晴らしいです。

【追記】
アニメ版『太宰、中也、十五才』は、誤読された蘭堂さんの本名が出てきていません。そのため、小説版『太宰、中也、十五才』を未読のままで、続編となる『storm bringer』を読むと、よく分からないと箇所が出てきます。続編が気になるようでしたら、本作の了読後に読まれるのをお勧めします。

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文豪ストレイドッグスSTORM BRINGER

2021/03/25 18:17

中原中也の正体

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

待ちに待った前作『太宰、中也、十五才』の続編です。
前作から一年が経ち、十六才になった中也が自身の正体を知るという、ポール・ヴェルレエヌと対峙します。

まず、冒頭から新キャラクターが続々と登場し、彼らの個性と中也とのやりとりから目が離せません。
異能バトルは言わずもがな、最初から最後までノンストップで息つく暇もありません。一気読みがおすすめです!
恐らく、原作漫画を含めてみても、文豪ストレイドッグス史上最大数の異能者が登場したバトルシーンだと思います。
ぜひ、『太宰、中也、十五才』に続いて、アニメで見てみたいです!

あと、巻末のラフ画が素敵です。

ここからは前作『太宰、中也、十五才』をアニメのみでご覧になった方へ向けてです。
小説版とアニメ版は多少の違いはありますが、大筋は同じです。ただし、アニメ版では誤読された蘭堂さんの本名が出ないまま終わってしまっているので、アニメ版のみですと今作が分かりにくいかもしれません。

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烏百花 蛍の章

2021/02/28 11:16

語られなかった恋の話

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

原作でちらっと出てきたけど、その後が語られなかった脇役キャラクターの恋の話や準主役キャラクターの語りきれなかった恋の話が詰まった短編集です。

どの話を読んでも、「あ!あの時の、あのキャラクターの!」と思える話ばかりです。

他にも収録されていない短編があるようですので、ぜひ次の外伝で収録していただきたいです。

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文豪ストレイドッグス 2 太宰治と黒の時代

2021/03/25 18:04

太宰治が武装探偵社にいる理由。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

敦くんと芥川の船上の戦いの後、つまりはギルド戦の前に読むのをオススメします。

『黒の時代』は、太宰さんの過去編になっています。本編でもチラリと出ていましたが、太宰さんがまだポートマフィアにいた頃の話です。

太宰治は、ポートマフィアで、どんな交友関係を築いていたのか?
太宰治は、何故ポートマフィアを抜けたのか?
太宰治は、何故ポートマフィアから武装探偵社に入ることを決めたのか?

敦くんの味方なのに、いまいち良い人なのか謎だった太宰さんのすべてが明かされます。

『黒の時代』を読んだ後、本編の1巻を読み返すと、太宰さんが孤児の敦くんに手を差し伸べるシーンには、うるっと、きます。
他の方も言われていることですが、『黒の時代』あっての『文豪ストレイドッグス』(本編)と言っても過言ではありません。

番外編と侮ることなかれ!
むしろ、本編です!

(ところで、双黒なのに中也さんが出てこないのは気になりますね。彼がいれば、戦況は変わっていたでしょう・・・。)

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富豪刑事

2021/03/25 11:24

富豪刑事のお金の使い方に目が離せない!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

タイトルの通り、莫大なお金を持つ富豪の刑事が、難事件に挑む話です。
(ドラマ化やアニメ化を果たした人気作品です!)

ただし、富豪刑事が探偵役で、スマートにトリックを解明し、犯人を捕らえるミステリー小説ではありません。
富豪刑事は、あくまでもお金持ちの刑事。
他の刑事たちと捜査をする上で、ポケットマネーを使い、読者の斜め上をいく捜査方法を展開します(お金で証人を買収なんて、ちっちゃいことはしません!)。
そのお金の使い方、現実では絶対にあり得ない金の力によってのみ実現する捜査方法に目が離せません。

※2020年に『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』のタイトルでアニメ化されました。その際に、アニメカバーverで文庫本が発売されましたが、アニメは筒井先生に許可をいただき、原作を大幅に改定したオリジナル作品となっているそうです。そのため、アニメで放送された話は、1話も収録されておりませんので、ご注意ください。

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特別な友情 フランスBL小説セレクション

2021/02/27 11:26

フランス古典BL入門

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

他の方も書かれていますが、全訳のものもあれば、抄訳のものもあります。
なので、自分はフランス古典BLの入門のつもりで購入しました。

内容としては、大満足です。

ジッドの『ラミエ』がオススメです。
私小説なのですが、言葉選びが素敵で、創作小説かと思ってしまいました。

ただ、ラシルドの『ムッシュー・ヴィーナス』は、「女性化していく男性と心がたぶん男性である男装の麗人」との話なので、人によっては「これ、BL?」となるかもしれません。自分的には、女性化していく男性の表現が美しかったと思いましたが。

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小公子

2021/02/26 20:46

心優しい少年と彼に心をとかされた友人たちの物語

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

帯に「十二国記」の泰麒は、小公子のセドリックの影響を受けていると書かれていたので、興味を惹かれて手に取りました。

読み出したきっかけは、別の本のファンだという上記の理由からでしたが、読み始めてすぐに主人公セドリックの人柄の虜に!
心優しい彼の行動や言動にはいっさいの嫌味がなく、どんなに癖のある登場人物たちも彼をかわいいと思えてきてしまい、何かをしてあげたいと心を動かされていきます。
彼の優しい心からくる行動や言動が、どんな物語を紡いでいくのか、続きが気になって、ページをめくる手がとまりません。

きっと翻訳をなさった川端康成先生の言葉の選択も、読者がセドリックの人柄の虜になる一因なのだと思います。
とにかく、作中のセドリックの言葉のすべてが優しく、かわいらしく、素敵です。

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比翼は万里を翔る

2021/04/27 15:53

番外編を待つしかない!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

まだ平和にはなっていませんが、やっと遊圭と明々が結ばれる!と思ったところに、遊圭に縁談が舞い込んできます。以前、朔露の戦いで功績を上げたことを考えれば仕方のないことですが、冒頭から結婚式のシーンだと勝手に想像していた者としては、まかさ別の高貴な女性と結婚しないよね?と心配になってしまいました。

そして、舞い込んできた縁談を断ろうと奮闘しつつ、明々との結婚を進めようとする遊圭ですが、すぐ側まで侵略してきている朔露は待ってくれません。
軍を率いてやって来た陽元皇帝と共に、遊圭は再び戦場へと赴き、行方不明となった玄月を探します。その玄月も朔露の内部で策略を巡らします。

侵略する者と攻防する者の複雑な思惑、策略が絡み合い迎える戦の結末とは?
そして、遊圭と明々は無事に結婚できるのか?

これにて完結ですが、まだ番外編が出るということなので、もう少し彼らの語られていない物語を楽しみに待ちたいと思います。

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十二人の死にたい子どもたち

2021/04/26 21:46

一気読みするべき本です!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

廃病院に集まった12人の少年少女たちの目的は「安楽死」をすることでしたが、病院のベッドには13人目の少年の死体がありました。

安楽死するために集まった12人の少年少女たちは、13人目の少年の死体の登場に戸惑いを隠せません。

存在するはずのない13人目の彼は何者なのか?なぜここにいるのか?まさか、自分たちの中の誰かが殺したのか?このまま自分たちの安楽死を行っていいのか?安楽死という目的のためではなく、人を殺すために集まった異分子がいるのではないか?

安楽死という共通の目的を達成するためだけに集まった少年少女たちは、議論を重ねていくうちに、お互いの生い立ち、なぜ安楽死をしたいのかを知っていきます・・・。

果たして、13人目の少年の死体は何故あったのか?
そして、12人の少年少女たちが迎える結末とは?

12人の視点で代わる代わる語られる物語に、目が離せません。
一気読みするのがオススメです!

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文豪ストレイドッグスBEAST

2021/03/25 18:37

立場が入れ替わった二人が紡ぐ世界

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

劇場版で特典として配布された小説の加筆修正版です。修正の過程で、キャラクターによっては違った結末を迎えているので、完全版もオススメです。

ポートマフィアの敦くん、武装探偵の芥川。
何故、彼らは本編とは違う人生を歩んでいるのか。それは、本編と立場が違うのが敦くんと芥川だけではないから。どれほどの掛け違いが起こると、このようなIFの世界が出来上がるのか、物語を読んでいくと切なくなってきます。
そもそも、このIFの世界はなんなのか。ただのファン向けのパラレルワールド設定ではなく、本編へと繋がっている世界の話です。それが分かるとき、なぜ表紙に織田作がいるのか意味が解ります。

一応は1巻完結となっていますが、まだまだ、こちらのIFの世界の物語も続く余地がありそうなので、続きがあるようなら、ぜひとも読みたいです。

巻末には、IF世界の彼らのラフ画があります。かなり衣装が違うので、必見です!

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文豪ストレイドッグス 20 (角川コミックス・エース)

2021/03/25 14:31

戦いは新たな局面へ・・・

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

福地桜痴との戦いが始まり、どんな異能力を使うのかと身構えていましたが、異能力自体は、そこまでではなく・・・。って、そんなはずがありません。異能力+αでの戦いが開戦。それはちょっと違反じゃない?と言いたくなるような力でした。

そして、新たな異能者の登場で、物語は更に複雑化していきます・・・。

それにしても文豪ストレイドッグスに限らず、特殊な力で戦う設定のものは、後になればなるほど強くややこしい設定の力が出てくるのが常ですが、文豪ストレイドッグスも複雑化してきましたね。ここまで大掛かりな異能力となると終幕も近いのか、それともまだまだ、これ以上の設定が控えているのか、福地桜痴との戦いの着地点が気になります。

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君の膵臓をたべたい

2021/02/27 11:09

最期まで生き抜くこと

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

余命幾ばくもない系と恋愛系は、読んでこなかったのですが、人に熱心に勧められて、読みました。

率直に、面白かったです。ちょっと泣いた。

まず、タイトルのインパクト。
タイトルの意味に繋がる説明が冒頭にされているのですが、読み終えるとさらに深くタイトルの意味を理解できます。この作品には、このタイトルでなくては!と思えるタイトルです。

内容は、あらすじ通りですが、どんでん返しがあります。
「普通に生きるとは?」、「最期まで生き抜くとは?」という自分たちが当たり前に享受している日常について、考えさせられました。

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舞台文豪ストレイドッグス黒の時代 SCENARIO AND INTERVIEW BOOK

2021/02/26 22:10

舞台脚本、必見です!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」の脚本・キャストインタビュー・スタッフインタビューなどが収録されています。

舞台脚本は、原作と少し違うので、すでに原作版の黒の時代を持っている方でも楽しんで読むことが出来るかと思います。というか、舞台脚本の加筆部分、泣けます。これは良い加筆!

なので、舞台が苦手で未視聴・未読の方も、脚本部分だけでも読んでみてほしいです(願望)!

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黄金の王 白銀の王

2021/02/26 10:52

二人の王の「共闘」

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

かねてより憎しみ合う一族の王二人による「共闘」の歴史の話。

ただし、(戦の話はありますが)剣をとって派手に戦うといった活劇譚ではありません。対極の人生を生きる二人の王が「共闘」により、国をどのように変えていくのかー・・・と言った話です。

他の方も書かれていますが、主人公の薫衣の人生がとにかくつらい。勝者サイドから語られる歴史小説やスカッとする話が好きな方には向かないかもしれません。
ですが、緻密に練られた世界観や登場人物たちの感情は読みごたえがあり、読み終わったばかりなのに、もっと読みたい、続きはないのか?と思いました。

欲をいうなら、主人公たちの子供の代の話をもう少し詳しく読みたかったです。

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