冬の運河でプリプリのキスを掛ける。

先日夜釣りに行った時、真夜中に真っ向の風吹き荒ぶ波止際でキスが食ってきた。こんな時期のこんな時に一番ふさわしくない魚だったので驚いた。
それで、もしかしたら響灘にキスは落ちずに残っていると思って、いくらかでも掛けることが出来たなら、最近の不調を一気に挽回出来ると勇んで運河に向かったのであった。

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運河を航行する船を見るのが好きです。.jpg
エサは潤沢にある。こないだの仮屋湾の筏釣りで準備していた餌が大量に余ったのだ。それを持って先日も運河に行ったのだが、潮が強く流れてあげな結果でまだ餌が余ってしまっていた。でもコケブではなくアオケブである。あのおちょぼ口をしっかり開けて食ってきてくれればいいけれど。

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実は今日、こんなことは今までなかったことなのだが潮見表で潮を読んで出かけたのだった。数も減って動きも鈍くなって掛けるのが難しくなる冬の季節だから、少しでも魚を掛ける機会を稼ぐために試みた。ブログを読み返したり、トイレでウンコと一緒に知恵もひねりだして、ようやく満潮前後の、東に流れる時合いに東に向かってブン投げるのが根掛かりも少なくていいようだというケツ論にたどり着いたのであった。そしてその潮時に皿倉山からちょっと東に向かって抛ったのである。

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それでウホウホ、キスが来た。一匹目はなんと足元のゴロタの捨て石際だった。
向こう岸に届かんばかりにブン投げて竿を立てては巻き取る、を繰り返して何もないまま急いで残りを巻き取りにかかったところゴンゴンキンキン、冬の時期とは思えない鋭く強いアタリがあって、上がって来たのは越冬に備えて身いっぱいに甘い脂を蓄えたプリプリのキスだった。

一匹目。.jpg
またブン投げる。足元で来たといっても容赦なく思いっきりブン投げる。すると今度は沖で来た。後はポッツリポッツリと三匹。内一度は二連だった。

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だが、潮時を逸したのか、続かない。辛抱して抛ったけれどそのたびに根を拾って仕掛けが費える。冬のトゲトゲしい風と同じように潮の底も荒く突き立って仕掛けを噛みにかかるのだろうか、根掛かりが多い。今日は3個の天秤を失う。

ということで五匹で終わった。が、近頃の不調からすると夢のような超絶釣果なのであった。
どれも冬の寒潮に洗われて身が鍛えられたマイウーなキス天だった。

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