宮原、意欲空回り 丁寧さ失う 6年連続表彰台逃す 全日本フィギュア

女子フリーで演技する宮原知子=東京・国立代々木競技場で2019年12月21日、佐々木順一撮影
女子フリーで演技する宮原知子=東京・国立代々木競技場で2019年12月21日、佐々木順一撮影

 フィギュアスケートの全日本選手権は第3日の21日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の宮原知子(関大)はフリー121・32点、合計191・43点で4位にとどまり、6年連続の表彰台を逃した。

 新しい自分を表現したい、という意欲に宮原は満ちていた。演技には、ダイナミックに動こうという意思が表れていた。しかし気持ちが空回りしたか、丁寧で正確に演じる本来の持ち味を出し切れなかった。

 前半に予定した3回転ループの踏み切りが抜けて1回転になった。「練習でもしたことのない失敗をしてしまった」。その後にも滑りが揺らぐ場面があり、「もう絶対に失敗ができない」という気持ちになってしまった。落ち着いて演じるのが持ち味の宮原でも余裕がなくなる。後半もジャンプの乱れがあり、いいところなく終わった。

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