「今年は攻めていく」　フィギュア鍵山優真、新技で狙う頂点

　さらなる進化を目指し、挑戦を始めた。昨年末にフィギュアスケートの全日本選手権で2位に入り、4大陸選手権（2月1～4日、上海）と世界選手権（3月、カナダ・モントリオール）に出場する鍵山優真選手（オリエンタルバイオ・中京大）。年明けから、新たな「大技」を加えたフリーの演技構成に取り組んでいる。

　1月上旬、前橋市で開かれた日本学生氷上競技選手権（インカレ）。鍵山選手はフリーの演技を終えた瞬間、苦笑いで天を仰ぎ、両手で頭を抱えた。「跳びたいと強く思いすぎて、体に力が入りすぎてしまった。やるからには失敗してでも4回転を締めたかったという思いはすごくあったので、悔しかった」。フリー188・86点、合計283・00点の圧勝だったが、率直な気持ちを口にした。

「今のままでは届かない」

　18歳で…