京都工学院の「平尾2世」 進学クラスの医師家系 高校ラグビー
毎日新聞
2024/12/21 06:00(最終更新 12/21 06:00)
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1年時から伝統のジャージーで背番号「10」を背負う様は、亡きレジェンドと重なる。27日に開幕する第104回全国高校ラグビー大会に9大会ぶりに出場する京都工学院のSO杉山祐太朗選手(2年)だ。高校の先輩でもあり、後に「ミスターラグビー」と呼ばれた平尾誠二さん(2016年死去)にプレースタイルが似ていることから、「平尾2世」と注目される。その魅力とは。
「スクール・ウォーズ」のモデル校
偉大な先輩と同様、伝統の赤と黒のジャージーがよく似合う。「最初は不安やプレッシャーの方が大きかったのですが、今は楽しくて充実しています」。優勝4回を誇る伏見工が校名変更して以降、初の花園となる。京都府予選という長年の壁を乗り越え、杉山選手の言葉から安堵(あんど)感がにじんだ。
前身の伏見工はドラマ「スクール・ウォーズ」のモデル校としても知られる。荒れた生徒をラグビーを通じて更生させながら名門校へと育て上げるストーリーだ。初優勝したのが第60回大会(1980年度)で、主将の平尾さんが司令塔としてチームをけん引した。平尾さんは後に同志社大、神戸製鋼(現コベルコ神戸スティーラーズ)で日本一となり、34歳の若さで日本代表監督に就いた。
杉山選手はキレのあるランと精度の高いキック、視野の広さが持ち味。そのプレースタイルを平尾さんの高校時代と重ねる関係者は多い。
日本代表でキッカーを担い、平尾さんを高校時代に指導した元監督の山口良治さん(81)も期待を寄せる一人だ。…
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