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鍵山優真が悲願の全日本初V エースとして身につけた精神力

男子フリーで演技する鍵山優真=東和薬品ラクタブドームで2024年12月21日、吉田航太撮影
男子フリーで演技する鍵山優真=東和薬品ラクタブドームで2024年12月21日、吉田航太撮影

 フィギュアスケートの全日本選手権第2日は21日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで男子フリーがあり、今季のグランプリ(GP)ファイナル2位の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)が悲願の初優勝を果たした。鍵山選手は来年3月に米ボストンで行われる世界選手権の代表に決まった。

 両肩に重くのしかかっていたプレッシャーがふっと下りたかのように、演技を終えるとリンクの上にゆっくりと倒れ込んだ。

 今季初めて演技冒頭のフリップ、サルコウの4回転ジャンプで2本とも加点がつくと、その後も4回転―3回転の連続トーループなどを軽やかに着氷させていった。演技後半は疲労がたまり、細かなミスもあったが、「やるべきことはすべて出し切れた」と圧巻の演技で強さを示した。

 羽生結弦さんに続き、今年5月には宇野昌磨さんも第一線から退いた。過去12年間、全日本のタイトルを分け合った2人が競技の世界を去り、…

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