石川裕士

熱冬キラリ

「高松北で終わりたかった」　乗り越えた部員不足　摂南大・普門晃輔

　仲間がいたから、憧れの場所でラグビーができた。摂南大・普門晃輔選手（1年）は、高松北高（香川）で全国高校大会に出場し、主将だった3年時に15人ちょうどで大会初勝利を挙げた。けが人が出て2回戦は棄権したが、「悔いはなかった」。前回の第103回大会で花園を沸かせた先輩が当時を振り返ります。【構成・石川

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東海大大阪仰星が大事にする部員100人超の視点　高校ラグビー

　チーム作りにおいて、独りよがりにならず100人を超える部員の視点を大事にする。27日開幕の第104回全国高校ラグビー大会で、6大会連続24回目出場の東海大大阪仰星（大阪第2）。歴代5位に並ぶ優勝6回の名門は日本一を追い求め、遠回りに思えることに熱心に取り組む。　27日に第104回全国高校ラグビー大

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「今年駄目なら…」　常翔学園、激動越えて迎える花園　高校ラグビー

　伝統を引き継ぎながら、さらなる強さを求めていく。27日に開幕する第104回全国高校ラグビー大会に2大会ぶりに出場する常翔学園（大阪第3）。優勝5回の名門は、昨年11月から指揮する新監督のもとで大事にしている「原点」がある。　27日に第104回全国高校ラグビー大会が開幕します。いかに強くなり、どんな

1回戦から有力なノーシード校登場　高校ラグビー組み合わせ決定

　第104回全国高校ラグビー大会（27日開幕・東大阪市花園ラグビー場）は7日、大阪府豊中市で組み合わせ抽選会があり、3回戦までの組み合わせが決まった。6大会ぶり2回目の頂点を狙う選抜大会覇者の大阪桐蔭（大阪第1）、前回大会王者の桐蔭学園（神奈川）、選抜大会準優勝の石見智翠館（島根）のAシード勢が優勝

大阪桐蔭、桐蔭学園…　全国高校ラグビー、注目のフィフティーン

大阪桐蔭、桐蔭学園…全国高校ラグビー注目は？　きょう組み合わせ抽選

　第104回全国高校ラグビー大会（27日開幕・花園ラグビー場）は7日、大阪府豊中市のA＆Hホールで組み合わせ抽選会があり、3回戦までの組み合わせが決まる。春の全国高校選抜大会優勝の大阪桐蔭（大阪第1）、前回大会王者で春の選抜大会4強の桐蔭学園（神奈川）、選抜大会準優勝の石見智翠館（島根）のAシード勢

focus プロ野球

苦い記憶も塗り替えた　オリックスの鉄腕・比嘉の引き際と優しさ

　プロ野球・オリックスの比嘉幹貴（もとき）投手が今季限りで現役を引退した。リリーフ一筋でプロ15年を過ごし、7日には42歳となる。今季のチームでは最年長だった。求められる役割を果たせないと悟った時、「仕事人」は引き際を決めた。　◇「毎日投げないと駄目なので」　まだ早いのではないか――。そう思わずには

みんなの高校ラグビー

「舌をかんで死のうか…」　仲間の絆で生きる力もらったラガーマン

　ラグビーに青春をささげた人の心を再び熱くした。10月に東大阪市花園ラグビー場で行われた40歳以上の元高校ラグビー選手が出場する交流大会「マスターズ花園」。競技に打ち込んでいた高校3年の時に事故で車椅子生活になりながらも仲間から生きる力をもらった選手や、終戦から間もなく裸足で土のグラウンドを駆け回っ

秘めたパンチ力を披露　ミキハウス8番捕手が先制弾　野球日本選手権

　◇社会人野球日本選手権2回戦（4日・京セラドーム大阪）　◇○JR東海3―2ミキハウス●　スタンドインを見届けると、右手を突き上げた。ミキハウスの井上大輔が三回に放った先制ソロ本塁打。守備力が持ち味の「8番・捕手」がドームに美しいアーチを描いた。　三回1死。変化球が頭にあったが、外角高めの直球に「反

日本製鉄東海REXエース、揺るがなかった「鉄の決意」　日本選手権

　◇第49回社会人野球日本選手権1回戦（3日・京セラドーム大阪）　◇○三菱重工East1―0日本製鉄東海REX●　日本製鉄東海REXの左腕・吉川大翔（ひろと）の「鉄の決意」は揺るがなかった。「どこが相手でも絶対に一歩も引かない」。入社3年目のエースは、今夏の都市対抗王者に真っ向勝負を挑んだ。　「回転

頂点知る頼もしいヤマハの32歳がバットで鼓舞　野球・日本選手権

　◇第49回社会人野球日本選手権（2日・京セラドーム大阪）　◇○ヤマハ7―0明治安田●　頂点を知る人の存在は心強い。それが「強打の2番」ならなおさらだ。ヤマハの2番・秋利雄佑は三菱重工名古屋の主力として第44回大会（2018年）の優勝を経験した。チームは変わっても、バットで味方を鼓舞する姿は変わらな

あいさつ代わりの一発　ミキハウスのハードパンチャー　社会人野球

　◇第49回社会人野球日本選手権1回戦（31日・京セラドーム大阪）　◇○ミキハウス2―0ENEOS●　あいさつ代わりの一発で球場を沸かせた。ミキハウスの5番・松尾龍乃（りゅうだい）が二回、ソロアーチを右中間にかけた。入社2年目の左のスラッガーは跳びはねるようにダイヤモンドを一周した。　二回1死、ドラ

師はカープの元エース　三菱自動車倉敷・彦坂、教え体現　日本選手権

　第49回社会人野球日本選手権大会は第2日の30日、京セラドーム大阪で1回戦があり、三菱自動車倉敷オーシャンズは前回大会8強のJR四国を2―1で破り、クラブチームの倉敷オーシャンズとして出場した第33回大会（2006年）以来、16大会ぶりの白星を挙げた。　　　◇　投球動作に入る前、三菱自動車倉敷オー

「人間に限界はない」　織田信成　ラストシーズンへの誓い

　人間に限界はない－－。フィギュアスケート男子の織田信成選手（大阪スケート倶楽部）はその信念で今季、氷上に立っている。37歳で迎えた「ラストシーズン」で伝えたいものがある。　◇「適齢期をだいぶ過ぎた人」の挑戦　この選手の滑りを目に焼き付けなければいけない。そう強く思う演技だった。　9月29日、大阪府

リンクサイド

三原舞依　一歩踏み出すための「アランフェス」　近畿選手権

　フィギュアスケートの近畿選手権最終日は29日、大阪府高石市の府立臨海スポーツセンターで女子フリーがあり、ショートプログラム（SP）首位の三原舞依選手（シスメックス）は合計173・58点で2位だった。演技後は今季のフリー「恋のアランフェス」に込めた思いを明かした。三原選手の主な談話は次の通り。　◇「

リンクサイド

3位の織田信成「朝にアサイーボウルを…」　フィギュア近畿選手権

　フィギュアスケートの近畿選手権最終日は29日、大阪府高石市の府立臨海スポーツセンターで男子フリーがあり、ショートプログラム（SP）5位の織田信成選手（大阪スケート倶楽部）は220・30点で3位だった。演技後は37歳という年齢を感じさせない日々の工夫を明かした。織田選手の主な談話は次の通り。　◇「ナ

女子はSP2位の吉田陽菜が逆転優勝　フィギュア近畿選手権

　フィギュアスケートの近畿選手権最終日は29日、大阪府高石市の府立臨海スポーツセンターで女子フリーがあり、ショートプログラム（SP）2位の吉田陽菜選手（木下アカデミー）が合計183・52点で逆転優勝した。フリーは119・67点でトップだった。　2位はSP1位の三原舞依選手（シスメックス）、3位はSP

男子はSP2位の壷井達也が優勝　フィギュア近畿選手権

　フィギュアスケートの近畿選手権最終日は29日、大阪府高石市の府立臨海スポーツセンターで男子フリーがあり、ショートプログラム（SP）2位の壷井達也選手（シスメックス）が合計239・22点で逆転優勝した。フリーは151・53点でトップだった。　2位はSP1位の友野一希選手（第一住建グループ）、3位はS

夕闇の甲子園　カラーネイルで捕手サインはっきり　2部制に対応

　ナイターの甲子園で球児たちの色鮮やかな「ネイル」がきらめいている。第106回全国高校野球選手権大会では、捕手が今大会から認められたマニキュアやネイルシールを使用し、投手にサインを出す光景が見られた。　今大会では酷暑による熱中症対策で、試合の開始時間を昼間の時間帯を避けた午前と夕方に分ける「2部制」

「脱丸刈り」に込めた思い　中京大中京、新潟産大付…　夏の甲子園

　この夏も目で追ってしまう球児の髪形である。昨夏は「エンジョイベースボール」を掲げ、自由な髪形で話題になった慶応（神奈川）が107年ぶりの全国優勝を果たした。あれから1年がたった。第106回全国高校野球選手権大会の出場校に、髪形への思いを聞いた。　◇きっかけはコロナ禍　7日の開会式。一堂に会した49