F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:サインツ

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ペレスの国でデッカいアロンソ様!何が400かというと、2001年にデビューし、二度レギュラーシートから降りた時期はあるものの、このレースで参戦400戦目となりました。すごいですね、四百戦錬磨ですよ。当然ながら前人未到です。ウィリアムズで株価上昇中のコラピントは5戦目ですから、コラピントの80倍の参戦数!8倍ではありませんよ80倍です(そういう例えも変なんですが)でもココはペレスの国。サーキットにいる多くにとって、英雄はペレスなのです。

余談はこのくらいにして、決勝レース前のスタートタイヤチェックです。IMG_5848
上位11人の角田までと下位の3人が黄色のミディアムタイヤをチョイス。ほか、下位寄りの6人が逆ストラテジーとなる白のハードタイヤとなりました。概ねこのサーキットは1回ピットと予想されていますので、どちらを先に履くかの違いになりそうです。

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スタートはポールのサインツより、 2番スタートのフェルスタッペンがやや前か。上位は順当なスタートを決めたようですが、中団で何やらサンドウィッチ状態になった1台からパーツが飛んでいるように見えます。
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あ、スピンし始めた!青白だから、レーシングブルズか?!右リヤタイヤが早くも外れている。
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先頭はフェルスタッペンがやや前でターン1を抜けているようですが、目線はどうしても直進したマシンが誰なのか気になります。
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ラインを閉められたサインツはアウト側のグリーンを大きくカット。
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さすがにそれはダメと判断したか、サインツは素直にフェルスタッペンの後ろ2位で隊列復帰しています。確かにフェルスタッペンの蹴り出しはよかったけど、やり方が力業なんだよな。
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クラッシュは角田でした。0周リタイヤ、というかコーナー一つも曲がることができませんでした。ここのところツイていませんね。一体何があった?!
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11番スタートの角田は9番スタートのアルボンの左フロントウィングレットに触れて、タイヤが弾き飛ばされてしまいました。そのアルボンの右側には8番スタートのガスリーがおり、行き場の無い状態に。悔しいけどアルボンを責めるわけにはいかない。これが1周目の中団スタートの恐れるところです。この件により、当然ながらセーフティカーが発動しています。
このタイミングで順位変動を確認すると、トップが入れ替わったことに加え、角田とアルボンが離脱した関係で中団以下は順位を上げた者が多くいます。母国ペレスは何と-5となる13位に浮上しています。すごい。ただぁー!
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リプレイではペレスのスタート停止位置違反がバッチリと映されるという赤っ恥。5秒ペナルティが下される。
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いつも騒がしいパパもさすがに大人しくなっちゃっています。

一度2位に落ちたサインツはレース再開後の9周目に
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綺麗にフェルスタッペンをパス。元いた順位に戻っています。あくまで冷静に賢くあしらう(前戦アメリカGP決勝終盤のノリスもこうすべきでした。ヤバいと感じたら一旦引き、やり返せばいい)
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その前戦で悔しい思いをした3位ノリスもたちまちフェルスタッペンに立ち向かう。
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このフェルスタッペンのノーズとタイヤの向き、次の右コーナーに対して完全に「ノリスありき」の向きではないよね。
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ノリスがイン側やや前で左コーナーに進入。
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フェルスタッペンがピタリとアウト側に並んで
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ノリスのスペースなんぞあったもんじゃない。そんなことやっていると
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2人揃って変なところを走っている間に1台のフェラーリが「正当なライン」で駆け抜けていきます。こちらはサインツではありません。4位を走っていたルクレールです。これでフェラーリはシレっとワンツー体制となりました。前戦に続いて2人のバトルの間隙を縫う賢い走り。
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ノリスは当然無線で不満を言う。今日に始まったことではないし、ライバルのためにわざわざラインを開ける必要も無いけど、先程のサインツもそうですが、フェルスタッペンのパッシングはこういうパターンが多過ぎる。

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四百戦錬磨のアロンソ様は15周でメモリアルなレースを終えることとなりました。マシントラブルながら、これもれっきとした1戦分です。

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力業でやりくりしていたフェルスタッペンにスチュワードもいよいよ動く。フェルスタッペンに対しノリスとのバトルで2回分、10秒+10秒の合計20秒のタイムペナルティが下りました。
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フェルスタッペンはこの後確実に順位を落とす。しかしフェルスタッペンよりペースがいいノリスの狙うは優勝。フェルスタッペンのペースに付き合っている場合ではありません。
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ノリスよ、慎重にいってくれよ!また何されるかわからんぞ。あくまで賢くね。
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27周目にフェルスタッペンがピットに向かい、一触即発バトルは免れました。フェルスタッペンは20秒+4秒のタイヤ交換をこなしてペレスの前15位まで後退しています。
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ノリスの0.5秒前にいたフェルスタッペンは今や41.5秒後方へ。それにしてもレッドブルは2人して要らぬタイムペナルティを食らい、下位に沈むことになるとは、レース前、いやシーズン序盤からは想像もつきませんね。
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3位に浮上したノリスはフェルスタッペンの4周遅れでピットインし、翌32周目に2位のルクレールと4位を走行していたラッセル、さらに33周目にトップのサインツがそれぞれハードタイヤに履き替えて、残り約半分のレースに向かいます。

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33周目にまだタイヤ交換を行っていない暫定4位走行のローソン、暫定5位のピアストリ、6位ラッセル、7位ハミルトンが数珠繋ぎになっています。
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ピアストリはフレッシュタイヤのラッセルにかわされると、続いてハミルトンに突かれ始めています。
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ハミルトンは既にタイヤ交換を済ませていますので、こちらもピアストリにあまり付き合っている場合ではありません。あくまでラッセルがターゲット。
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ハミルトンは35周目のターン1でピアストリをパス。これでメルセデス2台の直接対決の舞台は整いました。

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レース終盤の60周目。5位ハミルトンが4位ラッセルを射程圏内に捉えています。
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インからさすか?!
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アウトからか。ラッセル堪える。

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ピットアウト後は5秒以上離れていた2位ルクレールと3位にノリスはファステストラップを更新しながらこちらもDRS圏内に捉えています。フェルスタッペンは6位まで浮上してきている中、2位と3位では得られるポイントもかなり違います。ノリスが執拗にルクレールを追い立てる。
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最終コーナーでアウトにはらむルクレール
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その間にノリスが前に。ノリスの気迫勝ちでファステストラップ付きの2位浮上。

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65周目。こちらはまだやっています。チームを離脱するハミルトンに残留するラッセル。どちらにもプライドがある。
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翌66周目にようやくハミルトンが前に。よくもまあこんなに長い間追いかけっこをしたもんだ。レースの半分近くやっていたわけですからお疲れ様です。それにしてもよく耐えたラッセルにしつこく追ったハミルトン。

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フェルスタッペンをさばいた後は一人旅となったサインツは結果的にポールトゥウィン。

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《決勝結果》
   1 サインツ (フェラーリ・F)
   2 ノリス  (マクラーレン・M)
   3 ルクレール(フェラーリ・F)

アメリカGPに続き、表彰台の頂点に立ったのはフェラーリ、今回はサインツでした。今シーズン2勝目、通算4勝目(もう少し勝っている印象でしたが、まだ4勝だったんですね)2位は序盤はフェルスタッペン相手に、中盤はルクレール相手にバトル&追いかけてばかりのノリスが獲得し18ポイントをゲット。3位に終わったルクレールは逆にファステストラップを獲り16ポイントと、傷口を浅くすることに成功しています。また、2番グリッドから20秒の罰を食らったフェルスタッペンは6位までリカバーし、8ポイントを得ています。

《ファステストラップとそのタイミング》
 ルクレール(フェラーリ・F)
  1分18秒336 71周目/71周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ (フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:17台(17台フィニッシュ)
 規定周回:8台

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最後の最後でフリーストップを活用し、ソフトタイヤを履いた3位ルクレールはノリスからファステストラップを奪う。
そういや今回も順位は完全無視の捨て身でソフトタイヤを履いて、ファステストラップを取り損ねたのがもう1人いたっけ?!(笑)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ(フェラーリ・F)

ポールトゥウィンで優勝争いとしてはイージーな内容となりましたが、スタート直後のフェルスタッペンに対する立ち振る舞い、そしてセーフティカー明けにポジションを取り戻すクレバーな走りができていたと思います。繰り返し、このドライバーが来シーズン「都落ち」に遭うのがつくづく惜しいですね。もちろん後任もF1界随一の戦績を誇り、今もなおハマれば速さを有してはいますが、今この脂に乗った状態のウィナーがそんな目に遭うのが不憫でなりません。この優勝がキャリア最後の優勝になるのかな。ウィリアムズが再起して、またトップチームのシートを得て再び表彰台の頂点に立つことができるのかな。いやまだ残る今シーズンで3勝目を手にすることができるのかな。前向きに期待したいと思います。
次点はこちらも今回は冷静かつ賢く振る舞い、一つでも表彰台の高い地位を手にしたノリス。また何気に好調続きのハースのマグヌッセンがよかったと思います。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)

当然ですが、ワーストはこやつですよ。3回チャンピオンが前戦に続いてグレーなバトルをして、今回はクロの判定を食らって20秒の罰を食う。当然です。今までよく掻い潜ってきたと思います。はっきり言ってやり方がキタない。ある意味巧みなんでしょうし、今まではだいぶマシンの戦闘力に助けられてきたと思います。しかしこれからはそうも許されない。ファンのみならず、ドライバーもスチュワードも厳しくフェルスタッペンの走りとバトルに注目することでしょう。あなたはチャンピオンなんです。今シーズンも順当にいけばチャンピオン、四連覇目前です。ただ強いチャンピオンには強い挑戦者があなたの地位を狙って攻めてきます。正当に、見本となるような走りをしてください。頼みます!
次点は誰とは言いませんが、大きな期待を寄せられながら予選をしくじり、スタート位置を間違え、下位チームにあおられ、終いにはファステストラップを取り損ねた方です(殿堂入り)

《ドライバーズポイントランキング》
 1 → フェルスタッペン 362pts
 2 → ノリス         315pts(-47pts)
 3 → ルクレール       291pts(-24pts)
 4 → ピアストリ    251pts(-40pts)
 5 → サインツ        240pts(-11pts)
 6 → ハミルトン    189pts(-51pts)
 7 → ラッセル        177pts(-12pts)
 8 → ペレス      150pts(-27pts)
 9 → アロンソ          62pts(-88pts)
  10 → ヒュルケンベルグ   31pts(-31pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
 1 → マクラーレン    566pts
 2  ↑  フェラーリ     537pts  (-29pts)
 3  ↓  レッドブル     512pts  (-25pts)
 4 → メルセデス     366pts(-146pts)
 5 → アストンマーティン   86pts(-280pts)
 6 → ハース       46pts  (-40pts)
 7 → レーシングブルズ     36pts  (-10pts)
 8 → ウィリアムズ    17pts  (-19pts)
 9 → アルピーヌ     14pts    (-3pts)
  10 → キックザウバー     0pts  (-14pts)

ドライバーズは順位変動無いものの、フェルスタッペンとノリスの差は10ポイント縮まり、47ポイント差。ランキング3位のルクレールも何気にノリスに対して24ポイント差まで迫っています。
コンストラクターズはとうとうフェラーリがレッドブルを抜いて、ランキング2位に浮上。この勢いならばここに来てやや勢いが衰え始めたマクラーレンをも捉えられるところまでやってきました。

《第20戦メキシコシティGPのポイント》
・冷静なサインツ、結果ポールトゥウィン
・今回のノリスも賢く冷静に。最大限の2位。
・フェルスタッペンはグレーじゃなくてクロ!
・相方ローソンになってから不況続きの角田

アメリカ大陸戦はあと一つ!(ラスベガスを忘れていたー)寒さに負けず、時差にも負けず!

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ペレスが一番の主役のメキシコシティGPです。金曜夜はカナザワシティから最終の新幹線で帰り、土曜も何だかんだで日中せかせか動いてからの日曜朝、キツかったす。アメリカ大陸時差地獄も折り返しなので頑張ります!皆さんも頑張りましょう!

《Q1》
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主役の入場です!フリー走行はタイヤテストを兼ねたものではありましたが、相変わらず「母国だから」という特別な感じは無く、あくまで「いつも通り」の週末を迎えています。
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「ヤメテよじいじ!パパのおしごとみられないー!」
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ココきっかけに頑張ってほしいのですが、如何に?!
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フリー走行から好調なフェラーリ勢は黄色のミディアムタイヤで上位に連ねる中、ペレスは赤のソフトタイヤで1秒落ち。差が大きい。。
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中団のソフトタイヤ勢でもフェラーリを抜けずにいると、マクラーレンのノリスは同じくミディアムでようやくトップに立ちます(タイミングモニターのタイヤ表記に誤りがあります)やはり中団と上位ではこうも格が違うか。
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するとフェルスタッペンは初めからソフトタイヤを履き、1分16秒台にタイムを引き上げ。早くもフェルスタッペンVSノリスの構図が完成。
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こちらもフリー走行で好位置につけてきたレーシングブルズの角田が二強に続く3番手に。イイ感じ。
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一方で今回のピアストリはどうも振るいません。フェルスタッペンの暫定トップから0.6秒落ちの暫定13番手。
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続くノリスは着実に上位を走れていますから、これはマシンというよりピアストリ固有の問題か。
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主役も危うい。母国で「頂点」ではなく「底辺」に追い込まれています。
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ピアストリのラストアタック。暫定14番手。下にはルクレールやペレスがいます。際どい。
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そのペレスは下位のボッタスをちょいと上回り、暫定15番手。こちらも首の皮一枚。
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最終的にはルクレールとマグヌッセンが飛躍し、両者Q1脱落。ほか、ウィリアムズのコラピント、アルピーヌのオコン、キックザウバーの周が脱落となりました。ボッタスはQ1を無事に突破。

《Q2》
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フェルスタッペンの1本目は自身のQ1からタイムを上げて、ライバルの出方を待つ。
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サインツは逆にQ1よりもタイムを下げて一度1分17秒台に止まる。
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角田は引き続き好調。上位のタイムアタックが済んでいないながらもフェルスタッペンから0.5秒落ちの暫定4番手をマーク。
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スローなベンチマークに発破をかけるノリス。1分16秒台前半へ。
セッション残り10秒で
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ふらふらドーン!
角田がウォールに食い込む。赤旗中断からのタイムアップ。後続のドライバーのアタックを阻む形に。悲しい幕切れ。
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Q2ではレーシングブルズの2人、アストンマーティンの2人とボッタスが脱落。

《Q3》
初っ端でタイムアタックに入るフェルスタッペン。
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よいしょ!
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こらしょ!
完全にアウトー!これ、ふざけてるのか?!(笑)
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ノリスに続いてルクレールがフェルスタッペンの「眉唾モノ」のタイムに続く。まだフェルスタッペンのタイム残っているのか?
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ようやくサインツがフェルスタッペンをしっかり上回ってトップへ。というかさ、フェルスタッペンの1本目、何でそんなに悩むことあるの?このタイムが受理されたら、miyabikun暴れるぞ(笑)
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残り3分半で各車最後のタイムアタックへ。ようやくフェルスタッペンのタイムが無事に取り消されました。唯一のNO TIME。
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サインツ、キレてるねー。1分15秒台に到達。続くNO TIMEくんはどうだ?
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よし、1分16秒1。これでポールは無くなったぞ。
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あれ?ノリス。Q2のトップタイムは上回ったけど、フェルスタッペンに負けちゃったじゃん。一体どうした?!
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《予選結果》
P.P. サインツ    (フェラーリ・F)
  1分15秒946
 2.フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  1分16秒171 +0.225秒
 3.ノリス     (マクラーレン・M)
  1分16秒260 +0.314秒

ポールポジションはフリー走行から絶好調だったフェラーリのサインツが唯一となる1分15秒台に入れて獲得。2番手は気持ち余裕を持ったか、レッドブルのフェルスタッペンが続き、マクラーレンのノリスが僅差で3番手を獲得しました。フリー走行こそ上位を続けた角田はQ2最終盤にコースオフして赤旗中断(終了)を招き、チームメイトのローソンの一つ前となる11番手に終わりました。

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのサインツ、3番手ノリス、6番手ハミルトン、10番手ヒュルケンベルグ、12番手ローソン、13番手アロンソ、14番手ストロール、20番手の周の8人正解でした。4割か。でも最近のmiyabikunにしては上出来だろう?毎度ながらさすがにピアストリのQ1敗退は予想できませんでした。何せ土曜フリー走行で1分16秒台中盤のタイムを出すくらいです(予想はそれを踏まえていませんが)Pは嫌な予感がしましたので驚きません(笑)

《予選最速タイム》
 サインツ(フェラーリ・F)
  1分15秒946 Q3 ポールタイム

《Q3トップのサインツと各チームの差》
 レッドブル(フェルスタッペン) +0.225秒
 マクラーレン(ノリス)     +0.314秒
 フェラーリ(ルクレール)    +0.319秒
 メルセデス(ラッセル)     +0.410
 ハース(マグヌッセン)     +0.940秒
 アルピーヌ(ガスリー)     +0.946秒
 ウィリアムズ(アルボン)    +1.042秒※
 レーシングブルズ(角田)    +1.183秒※
 アストンマーティン(アロンソ) +1.222秒※
 キックザウバー(ボッタス)   +1.871秒※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

ポールを獲得したサインツがアタマ一つ出た形でトップ4が0.4秒以内にひしめき合っています。サインツは予選得意のルクレールに対して0.3秒の差をつけています。中団トップはハースのマグヌッセンでトップ4とのギャップは0.5秒。
タラレバにはなりますが、予選直前のフリー走行で1分16秒492のトップタイムをマークしたピアストリを予選に充ててみると、5番手のラッセルの後ろとなる6番手相当。角田のフリー走行最速タイム1分17秒302は9番手アルボンの後ろとなる10番手に相当します。いつも通りの順位におさまるもの。惜しいですね。ちなみにペレスのフリー走行最速タイム1分17秒787は、、14番手のストロールの後ろ、、ま、まあこちらは触れずにおこう!

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ(フェラーリ・F)

久々に予選から目立ちましたね。予想した通り来てくれて安心しましたし嬉しいです。ルクレールと僅差ではなく、まあまあ差がついたところもよかったです。ますます来シーズンの「武者修行期間」が惜しい。一つ不安要素なのは、サインツは予選よりも決勝追い上げ(あるいは順位維持)のタイプなので、維持に振れれば安牌ですが、ダラついたり無線でガチャガチャ言い出すと、フェルスタッペンあたりがスカーンと前に出ちゃうんじゃないかという点かな。サインツ、決勝も頑張れよー!
次点は中団トップの7番手を獲得したハースのマグヌッセンでした。もう、シートを失って出場停止してから調子を安定させるんだからまったく。。(笑)

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《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 ピアストリ(マクラーレン・M)

ピアストリは惜しいことをしました。トラックリミット違反でタイム取り消しになった時は既に遅し。先日のアメリカGPスプリント予選に続いてQ1敗退やってしまいました。。キャリアだけでいえばかなり頑張っているのですが、優勝経験もあり、今ランキングトップのマクラーレンとなれば、可哀想だけど厳しい評価をせざるを得ません。今回は、この期に及んで「ノリスのサポート」は正直無意味になりつつあるものの、マクラーレン同様に2人でポイントを稼ぐフェラーリに勢いがあります。ノリスはもちろんのこと、ピアストリもコンストラクターズチャンピオン奪取にポイント積み上げは不可欠。決勝でどこまで追い上げるか見ものであり、重要です。
こちらの次点は角田です。自爆による敗退は仕方無いにしても、他者、チームメイトのアタックを阻害してしまう大事になってしまいました。フリー走行がまずまず馴染んでいただけに、Q2敗退はイタいです。

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《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 サインツ    (フェラーリ・F)
 3 ノリス     (マクラーレン・M)

レース展開としてはつまらないかもしれませんが、サインツの逃げ切りないしノリスのフェルスタッペン超えに期待したいところです。しかしながら先日のアメリカGPの仕上がりを観ているとサーキット特性こそ異なるものの、フェルスタッペンの(ズル)賢さは要注意です。サインツがレースでダラつかないことに期待したいです。ノリス、レースはキレをみせてほしいですなぁ。そろそろヤバいぞ。

よし、早く寝るぞ!

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世界のクローズドサーキットの最高標高に位置するメキシコシティGP開幕です。日本にとっては最大時差のGPであり、リアルタイム観戦は土曜、日曜ではなく、日曜朝と月曜朝観戦です。こういう時に限って、月曜が祝日ではないんだなー(笑)
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《メキシコシティGPの基本情報》
 エルマノス・ロドリゲスサーキット
  全長   :4.304km×71周=計305.584km
  開催回数 :24回目
  コーナー数:17箇所
  高低差       :2.8m
  DRS区間数:3箇所
  母国GP      :ペレス

《メキシコシティGPの個人的印象》
 ・ペレス様々!歓声の大きさが半端じゃない!
 ・起伏はないが実は世界一の高標高サーキット
 ・空気が薄く、パワーもダウンフォースも減
 ・目がいく直線よりテクニカルな区間が重要

メキシコといえば、レッドブルのペレスのお膝元。近年は各GPで応援団がチラリと映し出されるくらい人気を博していますが、ココは特別。最終セクションは通過の度に歓声が沸き上がります。テレビ越しでもよく伝わりますよね。あの大きさならばマシンに乗ったヘルメットごしでも充分聴こえそう。気持ちいいんだろうな。ペレスは「先頭」で聴きたいよね。

《過去5回のポールポジション》
 2023年 ルクレール   (フェラーリ)
    1分17秒166
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分17秒775
 2021年 ボッタス    (メルセデス)
    1分15秒875
 2019年 ルクレール   (フェラーリ)
    1分15秒024
 2018年 リカルド    (レッドブル)
    1分14秒759

《ポールポジションレコードタイム》
 2018年 リカルド    (レッドブル)
    1分14秒759(一周4.304km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
 2回 ルクレール   (2019,23)
 1回 ハミルトン   (2016)
   ボッタス    (2021)
   フェルスタッペン(2022★)

過去のポールシッターはチーム、ドライバーともにバラエティに富んでいます。近年ではレッドブル、フェラーリ、メルセデスら上位チームが交互に獲っています。本来であればレーシングブルズ所属だったリカルドもレッドブル時代に1回獲っていますが、先日「現役」では無くなってしまいましたので外しました。ポールを獲る、そんな時代もありましたなぁ。現役最多はルクレールがいずれもフェラーリ時代に2回獲得しています。

《過去5回の優勝者》
 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
 2018年 フェルスタッペン(レッドブル)

《現役歴代優勝者 回数》
 5回 フェルスタッペン(2017,18,21★,22★,23★)
 2回 ハミルトン   (2016,19★)

近年のメキシコシティGPは2015年から第三期として2020年を除く8回開催されています。いわゆる現役ドライバーの参戦している時期となるわけですが、勝者は3人しか出ていません。最多はフェルスタッペンの5回、ハミルトンが2回、そして既に引退しているロズベルグが1回です。フェルスタッペン一色です。そろそろ新たな勝者がほしいですよね。ただ今シーズンはそのフェルスタッペンも第11戦オーストリアGP以降8戦勝てていません。ライバルからしたら絶好のチャンスです。

《過去5回のファステストラップ獲得者》
 2023年 ハミルトン(メルセデス)
 2022年 ラッセル (メルセデス)
 2021年 ボッタス (メルセデス)
 2019年 ルクレール(フェラーリ)
 2018年 ボッタス (メルセデス)

《現役ファステストラップ獲得者 回数》
 2回 ボッタス (2018,21)
 1回 
ルクレール(2019)
   ラッセル (2022)
   ハミルトン(2023)

《ファステストラップレコードタイム》
 2021年 ボッタス(メルセデス)
    1分17秒774

ファステストラップは意外にも勝ちまくるフェルスタッペンが獲るに至らず、ルクレールやラッセルなど次世代の勝者候補が名乗りを上げています。最近はフェラーリの復調もみられますし、歴代でメルセデスはそこそこ結果を残しています。マクラーレンを加えて、新たな顔触れ、フェルスタッペンに依らないドライバーが名乗りを上げてきそうです。もしかしたらまた入賞圏外からの「ノーポイント獲得者」になったりして。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C5)
 黄:ミディアム(C4)
 白:ハード  (C3)

土曜フリー走行は観ずに予選観戦になるのかなぁ。予選は日曜の朝6時。平日の出勤日と思えば起きられるかな。いいな?日曜日ではないぞ、月曜朝だと思え!(笑)

《メキシコシティGPの個人的予選予想》
 〜Q3〜
 P.P. サインツ    (フェラーリ)
  2.ルクレール   (フェラーリ
  3.ノリス     (マクラーレン)
  4.フェルスタッペン(レッドブル)
  5.ピアストリ   (マクラーレン)
  6.ハミルトン   (メルセデス)
  7.ラッセル    (メルセデス)
  8.ペレス     (レッドブル)
  9.角田裕毅    (レーシングブルズ)
   10.ヒュルケンベルグ(ハース)
 〜Q2〜
   11.マグヌッセン  (ハース)
   12.ローソン    (レーシングブルズ)
   13.アロンソ    (アストンマーティン)
   14.ストロール   (アストンマーティン)
   15.コラピント   (ウィリアムズ)
 〜Q1〜
   16.アルボン    (ウィリアムズ)
   17.オコン     (アルピーヌ)
   18.ガスリー    (アルピーヌ)
   19.ボッタス    (キックザウバー)
   20.周冠宇     (キックザウバー)

サインツのポール、そろそろ観たいです。ルクレールばかりではない。フェラーリにはサインツもいる。フェラーリは依然として勢いがあるように思います。フェルスタッペンVSノリスは僅差でノリスが前かな。ノリスもだいぶチャンピオンが遠退いたようなギャップになりましたが、何とか最終戦まで食らいついてほしいものです。
角田!フリー走行はだいぶ上位につけたようで!今回はQ3進出がだいぶ現実的で、入賞も期待したいです。チームメイトのローソンも悪くなさそうですし、一丸となって打倒ハースでコンストラクタズランキング6位復帰を目指してほしいです。

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新旧オーストラリア人ドライバーが並ぶ。新はまだまだ修行中の身で飛躍の期待を持ち合わせていますが、優勝経験もある旧の方はお手本と言いたいところが、、こちらも研鑽が必要かな(笑)わ、笑い事じゃあないぞ。

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スタートタイヤは三種全てがお目見えしています。黄色いミディアムタイヤが大多数を占める中、10番手アロンソと16番手ヒュルケンベルグ が逆ストラテジーとなる白のハード、Q2落ちを喫した11番手ハミルトンと後方のリカルド、周の計3人が蹴り出し重視の赤のソフトをチョイスしました。また、予選でヒュルケンベルグの走行を妨害したとして、3番手を獲得したペレスは3グリッド降格となる6番グリッドとなります。決勝は自らの「ハードルを上げて」フェルスタッペンを追うことに。

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スタートは派手な接触も無く、各車比較的スムーズにタイトラインのターン1に滑り込んでいく。2周目に入る段階の順位はこうなりました。
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ペレス、角田、アロンソ、アルボンが順位を落としています。角田はまだ入賞圏内にいますぞ!ハミルトンとアロンソに警戒を。

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DRS使用可能となる2周目に2位サインツがフェルスタッペンの背後にピタリ。
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獲ったりー!サインツこのオーストラリアGPは相変わらず元気あるなぁ。こう、溜まっていたものを、ドバッと。フェルスタッペンも今後DRSを使ってすぐさま反撃に出るはずですから、サインツは何周トップを保てるかに注目ですね。
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ん?フェルスタッペンのリヤから白煙が出ているけど、オイル漏れかな。
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なかなか止むこと無く、ペースダウン。後続に次々と抜かれていく。
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右リヤのブレーキからか。ストップアンドゴーレイアウトとはいえ、まだ走り始めだし壊れるには早過ぎやしない?!
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部品を撒き散らし抜かれるだけ抜かれてピットレーンに避難すると、黒煙と共にとうとう爆発。
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こりゃダメだ。レッドブルにしては珍しい。最強フェルスタッペンでもマシントラブルとなればどうしようも無し。
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もう1台の紺の前に紅、オレンジが交互に入る。サインツは救われましたね。フェルスタッペンには悪いけど、面白い展開になってきた!

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8周目にソフト履きのハミルトンがハードタイヤに履き替えると、翌9周目終わりにはミディアムの3位ルクレール、4位ピアストリが同時ピットへ。
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両者迅速なタイヤ交換で順位変動無し。
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15周目にノリスがハードに履き替えてピットアウトすると、
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先に替えたピアストリが前となり、チームメイトをアンダーカットする形となります。チームはエースより母国の若手を重んじたか?!

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17周目にハミルトンがリタイヤし、路肩にマシンを止めるもバーチャルセーフティカーが適用されます。ハードタイヤスタートとアロンソとヒュルケンベルグ、ミディアムタイヤスタートのガスリーの3人がまだタイヤ交換を終えていません。
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アロンソとヒュルケンベルグは当然ながらこのタイミングでピットに向かう。得しましたねー。

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先程しれっとアンダーカットする形となったマクラーレンのピアストリはノリスの方がペースがいいため、29周目にポジションチェンジの指示が飛ぶ。
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仕方無いよね。チームとしては一つでも順位を上げたいし、元サヤに。レースペース維持はピアストリにとって今後の命題です。

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2位を走行していたルクレールが35周目に2回目のタイヤ交換に向かいます。
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ピットアウトすると、本線上に黄色いくちばしのレッドブルが。当然ペレスです。
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得したアロンソ共々、前にいかれたら厄介。ルクレールどうにか前を死守。今回のレッドブル(ペレス)はフェラーリに太刀打ちできていません。
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暫定2位に浮上したノリスはそのルクレールとのギャップはただ今18.5秒。ノリスにもこの後タイヤ交換が控えていますから、もう少しペースを上げないと、ルクレール討伐は成立しません。
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40周目に後方のピアストリが先にタイヤ交換を終え、翌周いよいよノリスの番。ギャップを拡げるどころか、16.1秒まで詰め寄られています。
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届きませんでした。フェラーリのワンツーは確定的。1回目と同様にタイヤ交換を引っ張るのは賢明ではなかったか。

最終周にビックリするクラッシュがありましたね。
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ラッセルは単独クラッシュ。この止まり方!
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すごいな。酔っ払って足がもつれてそのまま倒れちゃったみたいな。。ラッセルの身体は無事、一応完走扱いもポイント獲得とマシンは無惨に散りました。

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フェルスタッペンがマシントラブルで消えたことにより、いつもと違う色のワンツーフィニッシュ。新鮮!

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《決勝結果》
  1 サインツ (フェラーリ・F)
  2 ルクレール(フェラーリ・F)
  3 ノリス  (マクラーレン・M)

病み上がり初戦のサインツが今シーズン初勝利、キャリア3勝目を上げ、フェラーリが久々のワンツーフィニッシュを果たしました。3位ノリス、4位ピアストリとなり、唯一チャンピオンチーム代表は、、5位でした。ここで勝たずにいつ勝つ(笑)
レーシングブルズの角田は8位で終え、無事に今シーズン初入賞を果たしますが、レース後に「最終周のラッセルのクラッシュは6位で終えたアロンソが危険走行でハメたもの」とされ20秒のタイム加算ペナルティ。結果的に角田はもうワンランク上の7位昇格、6ポインツゲットー!

《ファステストラップとそのタイミング》
 ルクレール(フェラーリ・F)
  1分19秒813 58周目/58周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ (フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:17台(16台フィニッシュ)
 規定周回:9台

アロンソにハメられたラッセルは一応完走扱いの17位で終え、不出走1人、チャンピオン経験者2人がリタイヤという結果となっています。そういえばアロンソもチャンピオン経験者ですね。昔は「カマをかける」なんてことはザラでしたが、今は通用しませんね。クリーンになったようで、泥臭さはますます減ります。巧み過ぎが仇か。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ(フェラーリ・F)

病から明けて、今回の出走も懸念されていましたが、フリー走行、予選の好調そのままに、朽ち果てる前のフェルスタッペンをトラック上でしっかりパス。危なげ無い走りでトップチェッカーを受けました。終始力強かったですよね、本家の選出に異論無しです。フェルスタッペンにトラブルはあったものの、自力で勝ち得たと自信を持ってほしいです。驚きなのは昨シーズンから今日まで、レッドブル以外で勝利を挙げたのはサインツだけ。さらにサインツは来シーズンに乗るマシンが決まっていないこと。速さが目立つフェラーリのマシン、ルクレールの速さは目を見張るものがあるものの、フェラーリのようなチームはサインツのような地道で安定し、チームに物怖じしないキャラクターが必要な気がしますが。チームは後悔していない?!(笑)
次点は上位のペナルティ降格による繰り上げもありつつ、今季初の入賞を挙げた7位角田。チームメイトやライバルにアンダーカットされながら、安定した速さでライバルを追尾できるノリスでした。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 ペレス(レッドブル・HRB)

予選でしでかしたヒュルケンベルグへの走行妨害により3グリッド降格を強いられたペレス。マシントラブルでフェルスタッペンが消えた時こそが絶好のチャンスだったのに、全く活かせませんでした。フェラーリやマクラーレンに埋もれてしまい、存在感は全く無し。今シーズンも無敵マシンかなと思った中東での序盤2戦。ただ今更ながら(薄々分かってはいたけど)レッドブルが強いのは、決してマシンのおかげではないということを露呈したレースだったように感じます。マシン単体はもしかしたら今回登壇した2チームと遜色無い、むしろそちらの方が競争力あったりして。
あとキックザウバーの「ホイールナットぐずぐず」も続いています。ボッタスはメルセデス時代にもイタい目に遭ったのも記憶にしっかりありますが、今回はボッタスのチームとして貴重な貴重な入賞がかかっていました。繰り返しの出来事で本当もったいない。ドライバー側ではどうしようもできない事案。チームは早急に是正すべきです。

《ドライバーズポイントランキング》
   1 → フェルスタッペン 51pts
   2  ↑  ルクレール       47pts  (-4pts)
   3  ↓  ペレス      46pts  (-1pt)
   4  ↑  サインツ        40pts  (-6pts)
   5 → ピアストリ       28pts(-12pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1 → レッドブル     97pts
   2 → フェラーリ     93pts  (-4pts)
   3 → マクラーレン    55pts(-38pts)
   4 → メルセデス     26pts(-29pts)
   5 → アストンマーティン 25pts   (-1pt)

ドライバーズランキング2位はペレスに代わり、2回目の登壇を果たしたルクレールがフェルスタッペンに4ポイント差で追っています。
コンストラクターズは上位5チームに変動は無いものの、こちらもフェラーリがレッドブルに4ポイント差となりました。ドライバーズはともかく、コンストラクターズはフェラーリも勝負出来そうですね。下位グループはレーシングブルズが角田の大量ポイントにより6ポイントのランキング6位、ハースはダブルポイントを得て4ポイントの7位で続いています。ノーポイントチームはウィリアムズ、キックザウバー、アルピーヌの3チームになりました。

《第3戦オーストラリアGPのポイント》
・サインツ終始力強く、レッドブルキラー完成か
・フェルスタッペンを止められるのはトラブルだけ
・1人上位グループの仲間入り見えてきたか角田
・キックザウバーのピットミスいい加減にせい!

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GS「やあカルロス!ウチのチームに来んか?!」
CS「いやいや、もう無いっしょ。ボス」

F1が日本に来るぞー!今は東南アジアあたりを北上中かー?(笑)

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メルセデス系が続いたので、別の系列をみることにしましょう。F1において、フェラーリを後回しにするとは何事か!F1=フェラーリ、速さはピカイチなんだぞ!速さだけでは勝てないことを毎年証明してくれるミスターF1、フェラーリSF-24です。

《設計》
 エンリコ・カーディル
 デビッド・サンチェス
 ディエゴ・イオヴェルノ
 ロイック・ビコワ
 ディエゴ・トンディ

《外見》
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ココのネーミングは不規則性。近年は暗記もままならない名前を掲げてきます。今シーズンは、、昨年SF-23から素直な連番となるらSF-24となりました。普通、、というか有難い。もはや名前はどうでもいいんです。ウリの速さが二の次でもいい。一にも二にも、決勝の速さ。タイヤに優しいマシンを願います。
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昨シーズンはシンプルに、真紅と黒のツートンで落ち着いていました。今シーズンも真紅と黒をベースにしつつも、白と黄色のラインがコクピット前方とサイドポンツーン外からリヤエンドに向かって差し込まれています。シンプルですが、エネルギッシュで攻撃的な雰囲気。また、フェラーリの特徴的なサイドポンツーン天端の窪みはカーボン地無塗装です。
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昨シーズンのSF-23はエンジンカバーからリヤエンドにかけて、小判形で比較的に大柄でしたが、今年はシェイプアップし、細身になった印象を受けます。
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サイドポンツーン開口は下側が前方に迫り出した「受け口状」となっています。
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背景の色がまた反則気味にカッコいい。ズルい(笑)

《シャシー》
 SF-24
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:798kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:ブレンボ
 ブレーキディスク、パット:ブレンボ
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プルロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

 《パワーユニット》
 フェラーリ 066/12
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1.6ℓ
 ICE最高回転数:15,000rpm
 MGU-K最大回転数:50,000rpm
 MGU-H最大回転数:125,000rpm
 最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
 燃料・潤滑油:シェル 

《ドライバー》
 No.16 シャルル・ルクレール(モナコ)
 No.55 カルロス・サインツ(スペイン)

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ドライバーはF1界屈指のイケメンコンビ、ルクレールとサインツが引き続き担います。ただし、こちらのコンビも今シーズン限り。なかなかいいコンビだと思いますが、勝つためには手段を選ばず容赦無くいくのも、フェラーリ流。

ルクレールはフェラーリの生え抜き。フェラーリに骨を埋める覚悟で6シーズン目を迎えます。予選での速さはピカイチ。疑う余地もありません。決勝もその持ち前の速さで逃げ切れればいいのですが、残念ながらマシンやチームがそれを許してくれません(マシンはともかく、チームがそれを許さないというか、助けられないのはやり切れない)最近はチームにもはっきり物申す忠誠心あるドライバーをチームは無駄遣いするのか?!それとも開花させるのか?!ルクレールだけの問題ではないように思います。フェルスタッペン世代でフェルスタッペン討伐に最も近いこの才能を今シーズンこそ見せつけてもらいたいものです。

今シーズンで10年目を迎えるサインツは、今シーズンで4チーム目のチームをあとにします。チームは確実にグレードアップしていますが、10年で4チームは近年稀にみる移籍数です。決して遅いドライバーではないし、結果は残しているけど、強烈なインパクトに欠ける部分は否めません。来シーズンはハミルトンとスイッチし、サインツは行き先が決まっていませんが、フェラーリの同等か上級チームはレッドブルかメルセデスの2チームしかありません。サインツは来シーズンどこにいくのでしょう。このフェラーリでの4年間がキャリアハイになってしまうのでしょうか。派手さは無くとも、堅実さや安定感は定評があります。チームにも物怖じしないその性格で、予選からチームを鼓舞していければ、まだまだエース格として招きたいチームはありますので頑張ってほしいと思います。

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