F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:GP

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決勝を前にコンストラクターズチャンピオン獲得を争う両首脳が記念撮影。泣いても笑っても、このレースでチャンピオンが決まります。どちらが獲得しても久々の戴冠になります。

今シーズン最後のスタートタイヤはこうなりました。
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不運も相まってQ1落ちを喫した16番グリッドスタートのハミルトンのみが逆ストラテジーとなるハードタイヤをチョイス。チャンピオン争いやランキングに左右されることはありませんが、ハミルトンにとって長年愛機としてきたメルセデス、またメルセデスパワーユニットともこのレースで袖を分つこととなります。
今回でF1を降りるドライバーも多くいますが、ペナルティ降格者もいつもより多めです。フェラーリのルクレールはパワーユニット交換により10グリッド降格で19番グリッドから。ウィリアムズの2人はギヤボックス交換によってアルボンが18番グリッドから、コラピントは最後尾20番グリッドスタート。また中団のコンストラクターズランキングに左右するハースのヒュルケンベルグは予選時のアウトラップのピットレーンで追い越しを行ったため、4番手から3つグリッドを下げています。

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スタートは各車比較的順調に見えましたが、
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ターン1で3番スタートのフェルスタッペンがピアストリのインをつき
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接触。
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フェルスタッペンは上手く進行方向を向いて立て直すも、ピアストリは真逆を向いて大きく順位を下げる。
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フェルスタッペンは言い訳。
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ピアストリは実に冷静な皮肉。フェルスタッペンはこの件で10秒のタイムペナルティが下っています。フェルスタッペンは戻り方がよくロスはある程度抑えられたものの、ピアストリは2番スタートからほぼ最後尾まで落ちるハメとなっていますので、いくらオープニングラップのコーナー一つ目とはいえ、ペナルティが軽いように感じます。
そしてレッドブルの悲劇はこれだけでは済みませんでした。
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10番グリッドからスタートした相方ペレスは9番スタートのキックザウバーと接触。
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不運(ばかりと言い切れませんが)続きのペレスはまたもや早々にマシンを降り、このレースで最初のリタイヤとなってしまいます。長らく続く彼の状況を上手くフォロー出来る者はいるのだろうか。。なかなか抜け出せないことをむしろ気の毒に感じます。
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ここまで1周目の出来事です。比較的平和なヤス・マリーナでの最終戦は話題たっぷり。2周目の順位変動はなかなか派手めです。ポールスタートのノリス以外は大なり小なり順位が変わる。ESの交換ペナルティによりグリッド降格したルクレールは一気に-11となる入賞圏内の8位浮上。スタート直後にやり合ったフェルスタッペンは7つ順位を下げて11位、ピアストリはリタイヤしたペレスの前、最後尾の19位でプラス17。11番スタートのレーシングブルズ角田はクラッチのトラブルでスタートが鈍り、プラス6の17位に転落。あっ、順位が入れ替わってしまっている(誰と?)

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ピアストリが2位から転落し、好スタートを決めて10周目までに6位を走行するルクレール。マクラーレンと獲得ポイントで並んでいます。ただ並んだだけではダメ。さらに21ポイント加算しないと逆転チャンピオンは獲られません。次なるターゲットはメルセデスのラッセル。
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そしてコンストラクターズランキングで争うアルピーヌのガスリーは1人で2人がかりのハースを振り切らなければなりません。3位は是が非でも死守したい。
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一方でハースのヒュルケンベルグはルクレールにかわされて6位に後退。真っ向勝負ではなかなか勝負にならない。
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ならば早めのピットへ向かい、頭脳で勝負に出る。今までは気合と根性で戦ってきたアメリカンなハースも今シーズンからチーム代表が替わり、良くも悪くも頭を使った戦い方で中団上位を渡り歩いてきました。

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4位ラッセルは少しずつ3位ガスリーを追い詰め始めています。ラッセルにとってはアルピーヌのコンストラクターズ争いより、当然自身の表彰台獲得が重要。
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15周目にガスリーはラッセルより先にミディアムタイヤからハードタイヤにスイッチ。アルピーヌのエースがチームを支えています。
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ガスリーが一旦下がったことにより、暫定的に4位を走行するルクレール。毎周回ハイペースを維持して3位ラッセルとの間合いを詰めていきます。
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18周目になると、ラッセルに対してアンダーカット可能範囲に入ってきました。19番グリッドスタートからまさかの表彰台登壇が見えてきました。ならば
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入るしかない。21周目にピットへ。先にピットを済ませたガスリーの後ろ、ヒュルケンベルグの前9位で復帰。ヒュルケンベルグに対してオーバーカットしたことになります。

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26周目に2位走行のサインツ
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翌27周目にトップのノリスがハードタイヤに履き替えると、
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同じ周回に3位ラッセルがピットへ。これでフェルスタッペンとハミルトン以外の17人がタイヤ交換を終えたことになります。
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ラッセルがトラックインすると、先にタイヤ交換を終えたガスリーの後ろとなる暫定7位に後退。またもやガスリーの後ろでくすぶることに。ちなみにラッセルを猛追していたルクレールはピットアウト後の24周目にガスリーをかわしたため、いつの間にかラッセルの前にワープ。戦い方がメルセデス陣営より賢く、速さもあります。

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レース折り返しの31周目。9番スタートから今シーズン最初で最後のポイント獲得が期待されたキックザウバーのボッタスがスロー走行しています。右フロントタイヤが「軽トラのタイヤ」みたいに細くなっちゃっているけどどういうこと?!
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こういうこと。ハースのマグヌッセンに追われた際、オーバースピードから止まり切れず、アウトからかぶせたマグヌッセンに追突してしまいました。2人ともこのレースがひとまずF1ラストレースになるかもしれないっていうのに、終わり方が悲し過ぎるよ。マグヌッセンは完走しましたが、ボッタスはこれにて終了。

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ルクレールの追い上げばかり注目してしまいますが、ハミルトンも予選での不運からかなり巻き返しを図っている1人です。唯一の逆ストラテジーですから、ピットタイミングや戦い方が違います。
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35周目にハードタイヤからミディアムタイヤへ。
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アロンソの前となる7位で復帰。その後ろには10ペナを消化したフェルスタッペンがみえています。現役チャンピオン経験者揃い踏み。3人合わせて13回チャンピオン也(笑)
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ハミルトンはその後ヒュルケンベルグをかわすと、ラッセルが二度バトルしたガスリーをサクッとかわして5位へ。前からマクラーレンのノリス、フェラーリ2人、メルセデス2人の順に並んでいます。

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終盤まで前を追い続けたルクレールが無線で最終確認。サインツ、ルクレールとも奮起しましたが、マクラーレンが優勝してしまうとその苦労も残念ながら報われません。この最終戦だけの問題では無い、これまでの積み重ねの結果です。
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このサーキットのジンクスに抗うこと無く、ノリスがポールトゥウィン。この瞬間にマクラーレンが1998年以来となるコンストラクターズチャンピオン獲得となりました。
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そして何と、最後の最後でハミルトンがラッセルの前でフィニッシュし、4位でメルセデスでのレースを締めくくっています。
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最後ラッセルちゃんと走ったかー?!まさか譲ったんじゃないか?!互いの完走を労う。来シーズンのメルセデスはラッセルに託されました。

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《決勝結果》
   1 ノリス  (マクラーレン・M)
   2 サインツ (フェラーリ・F)
   3 ルクレール(フェラーリ・F)

今シーズン初めてドライバーズチャンピオン争いに名乗りを挙げたノリスは初優勝含め4勝し、来シーズンへの希望に繋げています。惜しくもコンストラクターズチャンピオンを取り損ねたフェラーリは2人揃って登壇。チームを去るサインツは2番手から2位、チームに残るルクレールは19番手から3位となりました。
スタート直後にやらかしたフェルスタッペンは6位入賞、やらかされたピアストリも別件でタイムペナルティが下されつつも何とか10位入賞を果たし、角田はスタートのつまずきはありましたが12位完走しています。

《ファステストラップとそのタイミング》
 マグヌッセン(ハース・F)
  1分25秒637 57周目/58周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ルクレール (フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:17台(16台フィニッシュ)
 規定周回:10台

ファステストラップは17台中16位と最下位完走ながらマグヌッセンが獲得。この方はデビュー戦でいきなり2位表彰台、3回目のラストランでファステストラップ獲得と、ある意味「持っている」キャラクターですね。年齢的にはまだ32歳と若いんですが、F1向きの走り方ではなかったかな。父親ヤンと同様に他カテゴリーの方が合っているかもしれません。
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これからもいいパパしてね!

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ルクレール(フェラーリ・F)

コンストラクターズチャンピオンは獲れなかったけど、まさか3位表彰台を獲るまで浮上してくるとは。本家でガッチリ獲得していますが、miyabikunも一票投じます。異論無し!
スタートならびに1周目であたかもゲームみたいな走りで大飛躍していましたね。予選に強いイメージは持ちつつも、今シーズンのルクレールは1周目で強力だった印象もありました。タラレバにはなりますが、例えポールポジションでなかったにしてもいつも通りのフロントロウ、セカンドロウスタートが出来ていれば、ノリスを上回ることができていたのではないかと思いました。交換ペナルティが憎いですね。来シーズンはいよいよ7回チャンピオンのハミルトンが来ます。浮き沈みの激しいパリピではありますが、今回のレースでもわかるように依然としてタイヤの使い方が巧みで、まだまだ速さはあります。メルセデスはラッセルに託すことになっても、フェラーリでどハマりされたら生え抜きのルクレールも評価に影響が出かねません。絶対に守れよ、ミスターフェラーリの立ち位置を。
次点はルクレール同様に下位スタートから浮上し、フィニッシュ後に感傷に浸ったアクター、ハミルトン。急遽盟友を失い、最終戦のコンストラクターズ争いを託されつつもしっかりポイントを積み重ねてランキングを守ったガスリーでした。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)

オープニングラップのバトルは不問になるケースが多いものの、今回はしっかりタイムペナルティを食らっちゃったね、4回チャンピオン。アレはダメよ、若手の挑戦者に対してあんな走りしちゃ。だってチャンピオンだもん。決してイジワルや嫉みではない、厳しくいくよ。
今シーズンは前半の貯金も強みに何とか逃げ切ったフェルスタッペンですが、久々に「対等に並ぶライバル」が現れました。以前にハミルトンとやり合った時やルクレールとやり合った時もそう、フェルスタッペンは対等に来られると冷静ではない部分があからさまに表れるのが明らかになりました。F1のみならずスポーツマンとして競っていれば、誰しもがそんな言動を取りがち。ただ今まで何回も書いていますが、チャンピオンがライバルから挑戦状を突き付けられるのは当然ですし、それを「チャンピオンらしい立ち振る舞い」でかわして堂々と勝ってこそチャンピオンだと思います。チャンピオンだから速く強いマシンを得たり、自分好みの仕様に出来るのはあっても、他が台頭した時にスマートにかわせなければ貫禄や威厳はありませんし「フェルスタッペンが強いのはどうせ◯◯だからでしょう」という枕詞がついて回ってしまいます。4回チャンピオンは前任のベッテルと並びました。しかし今回はコンストラクターズは取り損ね、ライバルもしっかり追従してきています。コンストラクターズについてはフェルスタッペン1人に背負わせるのも酷だしやり切れない部分はあるにせよ、来シーズンはマクラーレンもフェラーリも強力でしょう。5回目が獲れるのか、5回目に相応しい走りが出来るのかに注目したいです。

《ドライバーズポイントランキング》
 1 → フェルスタッペン 437pts ★
 2 → ノリス      374pts(-63pts)
 3 → ルクレール    356pts(-18pts)
 4 → ピアストリ    292pts(-64pts)
 5 → サインツ     290pts  (-2pts)
 6 → ラッセル     245pts(-45pts)
 7 → ハミルトン    223pts(-22pts)
 8 → ペレス      152pts(-71pts)
 9 → アロンソ       70pts(-82pts)
  10  ↑  ガスリー       42pts(-28pts)
  11  ↓  ヒュルケンベルグ   41pts  (-1pt)
  12 → 角田裕毅       30pts(-11pts)
  13 → ストロール      24pts  (-6pts)
  14 → オコン        23pts  (-1pts)
  15 → マグヌッセン     16pts  (-7pts)
  16 → アルボン       12pts  (-4pts)
  17 → リカルド       12pts   (0pts)
  18 → ベアマン      7pts  (-5pts)
  19 → コラピント     5pts  (-2pts)
  20 → 周冠宇       4pts  (-1pt)
  21 → ローソン      4pts   (0pts)
    -      ボッタス         0pts  (-4pts)
    -      サージェント     0pts  (-4pts)
    -      ドゥーハン      0pts  (-4pts)

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《コンストラクターズポイントランキング》
 1 → マクラーレン    666pts ★
 2 → フェラーリ     652pts  (-14pts)
 3 → レッドブル     589pts  (-63pts)
 4 → メルセデス     468pts(-121pts)
 5 → アストンマーティン   94pts(-374pts)
 6 → アルピーヌ     65pts  (-29pts)
 7 → ハース       59pts    (-6pts)
 8 → レーシングブルズ  46pts  (-13pts)
 9 → ウィリアムズ    17pts  (-29pts)
  10 → キックザウバー    4pts  (-13pts)

最後はレギュラー、スポットを含めた全ドライバー、全コンストラクターのポイントランキングを並べました。
ドライバーズはフェルスタッペンが4年連続4回目となるチャンピオンを獲得し、ランキング10位はヒュルケンベルグからガスリーがわずか1ポイント差で入れ替わっています。角田は30ポイントでランキング12位でした。
コンストラクターズチャンピオンは26年振りにマクラーレンが獲得、長きにわたる低迷から見事に抜け出しています。ドライバーズは獲ったレッドブルは3位に終わり、来シーズンは久々に「挑戦者」の立場から始まります。

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《最終戦アブダビGPのポイント》
・チームタイトルだけは確実に獲ったノリス
・ルクレール好走も交換ペナルティが悔やまれる
・1周目からそれだけはやるなよ4回チャンピオン
・F1関係各位、ファンの皆さま、お疲れ様でした

全24戦に6スプリント、長かった。。でも近年には無かったいいバトルがみられたシーズンでもありました。今シーズンも特に決勝観戦記については相変わらず遅れが目立ちましたが、miyabikunなりには全戦同じ尺度で見解は綴ってこれたかなと思っています。お付き合いいただきありがとうございました。

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ドライバーズは既にフェルスタッペンの手に渡りましたが、コンストラクターズはどうにか最終戦まで引っ張ることとなりました。まずはその前哨戦となる予選です。

《Q1》
シーズン序盤から半年以上「去就問題」を追われるレッドブルのペレスが早めのタイムアタックに入っています。
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しかしターン1出口で外側のトラックリミットをとられてタイム取り消し。端からツイていません。
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やっぱりレッドブルはフェルスタッペン1人で戦うしかないか。最終戦になっても「いつもと変わらない」状態になっています。
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コンストラクターチャンピオンがかかりながらも予選を前にエナジーストア(ES)の交換により、決勝で10グリッド降格が決まっているフェラーリのルクレールはフェルスタッペンの1.9秒落ちで続く。大事なレースで後方スタートはイタいですね。
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ならば俺が一人でマクラーレンの相手するぜ!サインツ頼もしいですね。来シーズンはいないんだよね。信じられないけど。
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久々のチャンピオン獲得に向けてこちらは二人体制で挑むマクラーレン。ノリス、ピアストリの順でタイムアタックへ。ピアストリはセクター最速をマークしながらコントロールラインに向かいます。
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あ、あれ?フェルスタッペンはおろか、ハースのマグヌッセンにも先を越されているぞ。それにしても、ハースはフリー走行以降も速さがあるなぁ。
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こちらは先程のペレスのシーンですが、実はトラックリミットは犯していなかったとされ、タイム復活。フェルスタッペンに続く3番手に復帰しています。日本で流行った「三笘の1mm」ならぬ「ペレスの1mm」か(何で初めに取り消したんだ?)
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来シーズンのレギュラーシートを喪失してしまったキックザウバーのボッタスが何と1番時計。「BOT」の名が一番上に表示されるのは懐かしいですね。昔から予選は速かったよね。
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ボッタスが速かった頃の相方ハミルトンはこの予選が最後のメルセデスでの予選。ボッタスに相対して18番手?!
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失敗ちゃ失敗だけど、どうやら単なるミスではなさそう。マシンの下にエメラルドグリーンの何かが挟まっている。
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マグヌッセンがハミルトンに道を譲るべく内側に避けた際、ボラードを刈り取る。
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その刈り取られたボラードを後続のハミルトンが踏んでタイムロスをしてしまうのでした。不運だしこればかりはマグヌッセンも責められません。
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Q1ではハミルトン、キックザウバーの周、ウィリアムズの2人とオコンに代わってF1デビューを果たしたドゥーハンが脱落。

《Q2》
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フェルスタッペンは1本目から飛躍的にタイムを伸ばし、1分22秒台に入れてきています。
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マグヌッセンが好調であれば、必然的にヒュルケンベルグも好調ということ。フェルスタッペンに続く2番手。
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サインツもフェルスタッペン超えならず。
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ノリスも2番手が精一杯。フェルスタッペンのこの勢い、何だかポールを獲りそう。
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Q2残り4分以上残し、フェルスタッペンはヘルメットとバラクラーバを脱ぐ。もうQ2突破は確実だって?余裕だな。
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ほかライバルはそうも言っていられない。まるで「乗り換え駅に着いた朝のラッシュ」みたいな光景。
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少しでも被害は最小限に留めておきたい。ルクレールはQ2突破を狙う。
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あー角田が11番手で落ちた。。
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あれ?さっきのルクレールが落ちて、角田が復活?!トラックリミット発覚か。
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ボッタス、残っているじゃないか!Q3進出だぞ。代わりに角田は正式に脱落。慌ただしい。
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Q2ではレーシングブルズの2人(ただし、角田が前)とアストンマーティンのストロール、ターン1のトラックリミット違反をとられたルクレール、ハースでのラストランが決まっているマグヌッセンが脱落となります。

《Q3》
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中団のライバルはアルピーヌのガスリーを残すだけとなったヒュルケンベルグ。タイムは今ひとつも、とにかく先手必勝。
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フェルスタッペンの1本目は最終コーナーでリヤを滑らせて挙動を乱す。大丈夫か?!
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大丈夫。あんな走りでQ2トップ通過のサインツを上回っちゃうんだ、すごい。まともなラップだったらどんなタイムが出せるんだろ?
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ピアストリは0.04秒フェルスタッペンに届かず。
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さらにノリスの1本目もフェルスタッペンに0.004秒届かず。FullSizeRender
ストレートで稼ぐレッドブルに対し、コーナー区間で稼ぐマクラーレン。失敗したフェルスタッペンと新品タイヤを残すノリス。2本目勝負か。
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ピアストリもルクレール同様にターン1のトラックリミット違反でタイムを取り消されたと思いきや
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お、こちらは復活。「ピアストリの1mm」命拾いしたけど、際どいね。
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その復活ピアストリは暫定トップのヒュルケンベルグを上回ってトップへ。
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サインツはピアストリに0.02秒勝てず暫定2番手で時間いっぱい。
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ノリス、最後に捻り出した!チームメイトを0.2秒引き離して、フェルスタッペンの2発目は不発に終わったため、ノリス文句無しのポールポジション獲得へ。
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《予選結果》
P.P. ノリス  (マクラーレン・M)
  1分22秒595
 2.ピアストリ(マクラーレン・M)
  1分22秒804 +0.209秒
 3.サインツ (フェラーリ・F)
  1分22秒824 +0.229秒

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのノリス、2番手ピアストリ、5番手フェルスタッペンの前より3つ正解でした。GP開催前のドライバー交代劇にはじまり、パワーユニット交換ペナルティやトラックリミット違反のタイム取り消し、ポラード回収などなど、最後の最後まで何かとバタバタし、予想通りにはいかないものですね。

《予選最速タイム》
 ノリス(マクラーレン・M)
  1分22秒595 Q3 ポールタイム

《Q3トップのノリスと各チームの差》
 マクラーレン(ピアストリ)   +0.209秒
 フェラーリ(サインツ)     +0.229秒
 ハース(ヒュルケンベルグ)   +0.291秒
 レッドブル(フェルスタッペン) +0.350秒
 アルピーヌ(ガスリー)     +0.389秒
 メルセデス(ラッセル)     +0.537秒
 アストンマーティン(アロンソ) +0.601秒
 キックザウバー(ボッタス)   +0.609秒
 レーシングブルズ(角田)    +0.824秒※
 ウィリアムズ(アルボン)    +1.226秒※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

ポールのノリスが2番手ピアストリに対して0.2秒のギャップを築くという1人突出したタイムでした。以下も5チームが0.4秒以内におさまり、8チームが0.8秒以内に接近しています。今回特徴的だったのは、Q3に進出したチームはレーシングブルズとウィリアムズ以外の8チームあり、マクラーレンとレッドブルだけは2人とも進出したというところです。各チームを代表し最終セッションでタイムバトルを行った感じになりました。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ボッタス(キックザウバー)

今回は二択でかなり迷いました。候補は予選は大の得意とはいえ、中団ハースのマシンでレッドブルやメルセデスら上位を凌駕したヒュルケンベルグ、そして下位中の下位でポイントすら獲れないマシンでQ3に進出、(今のところの)キャリアラストランで存在感を見せつけたキックザウバーのボッタスです。迷った挙句、今回は(今のところ予選ではF1最後の)ボッタスとしました。
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今までの偉大なるフィンランド人ドライバーの例から漏れず、元々速さには定評のあるドライバーですよね。寡黙で地味だけど、ハマった時はチームメイトのマッサやハミルトンと対峙出来るポテンシャルを秘めていました。人のよさか華の無さか、トップチームから外れると下位を常に彷徨うこととなり(今のところ)今シーズン限りでF1の表舞台から姿を消すことになりました。一時期はmiyabikunもこのブログ内でオモチャのように散々彼をイジってしまったこともあったけど、今でも「ハマれば充分速さを示せる」ということを証明できたのではないでしょうか。あとはとにかく決勝でチームメイトの周に続いてポイントを獲得して「ボッタスここにあり」と記録を残してほしいと思います。
ヒュルケンベルグもさすがの一発を繰り出せましたね。浮き沈みや運の無さなど、ヒュルケンベルグについては長年イジリところ満載の状態が続いているものの、まだF1界で重宝され、新コンストラクターの旗揚げの期待を背負っています。ヒュルケンベルグに課される期待は兎にも角にも「表彰台登壇」これに尽きます。(※ただしヒュルケンベルグは予選後に「Q1のピットレーンで他車を追い越した」ことが審議の対象なり、決勝レースは3グリッド降格ペナルティが下されています)

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

今回のワーストは無しです。
強いていうならば不運にもアクシデントもあってQ1敗退を余儀無くされたハミルトン。パワーユニット交換ペナルティ(ES)により決勝で10グリッド降格が決まりながらもトラックリミット違反により被害を最小限に抑えられなかったルクレール。そしてポールポジションの流れを掴みながらもQ3で急不調だかマシントラブルだかを抱えて、ポールポジションを獲れなかったフェルスタッペンは悔しい思いをしたと思いました(内心はほんのちょっぴりだけ安心)これらが本来のポテンシャルを発揮していたらどこまでいけたものか、見てみたかったです。

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《決勝の表彰台予想!》
 1 ノリス     (マクラーレン・M)
 2 ピアストリ   (マクラーレン・M)
 3 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)

2024年最後の表彰台予想です。コンストラクターズチャンピオン獲得まっしぐらに突き進むのに盤石な体制を築いたマクラーレン。どうにかその体制のまま逃げ切り、四半世紀振りにチャンピオン獲得になるのではないかと予想します。4番手ヒュルケンベルグがペナルティによりグリッドを下げ、4番グリッドを得たフェルスタッペンはスタートでサインツをかわし、ロングストレートでマクラーレン勢を追い立てるも、カクカクのセクター3で離されるという展開が続きそうですね。
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中団の争いもガスリー、ヒュルケンベルグ、角田のエース格を中心に入賞圏内の奪い合いに目が離せません。また、ランキング争いに直接影響は無いものの、キックザウバーのボッタスの今シーズン最初で最後の入賞も密かに期待しています。

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昨シーズンの勝者3人から一転、ドライバーの移籍が無くここまで7人の勝者を生むこととなった今シーズンも最終戦を迎えることとなりました。F1史上最多となる全24戦を締めくくるのは一体誰か?!

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《アブダビGPの基本情報》
 ヤス・マリーナサーキット
  全長           :5.281m×58周=計306.298km
  開催回数 :16回目
  コーナー数:16箇所
  高低差       :10.7m
  DRS区間数:2箇所
  母国レース :無し

《アブダビGPの個人的印象》
 ・なかなか勝てないフェラーリ第二のお膝元
 ・DRS使って抜いてもDRS使われて抜かれる
 ・サーキット改修でより掴みどころのない、、
 ・ピットアウトレーンが事故りそうで怖い

新興サーキットに数えられるヤス・マリーナでのアブダビGPも2009年から16回目の開催と、F1にだいぶ定着してきました。過去には「抜き辛い退屈なレース展開」であったり「いわく付きのチャンピオン決定の舞台」という黒歴史がいくつかありましたが、今シーズンもコンストラクターズチャンピオン決定という重要な役割を託されています。

《過去5年のポールポジション》
 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分23秒445
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分23秒824
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分22秒109
 2020年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分35秒246(一周5.554km)
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分34秒779(一周5.554km)

《ポールポジションレコードタイム》

 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分22秒109

《現役ポールポジション獲得者と回数》

(★はその年のチャンピオン)
 5回 ハミルトン   (2009,12,16,18★,19★)
 4回
フェルスタッペン(2020,21★,22★,23★)
 1回 ボッタス    (2017)

過去5回のボールシッターをみてみると、直近ではハミルトン、フェルスタッペンといった現代の複数回チャンピオンが名を連ねています。2020年は例から外れますが、多くは「その年のチャンピオン」が獲っていますね。現役のポールシッターで非チャンピオンは当時最強時代のメルセデスをドライブしていた2017年のボッタスが1回と、その年を象徴するチームから輩出されていることは明白です。

《過去5年の優勝者》
 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2020年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)

《現役歴代優勝者と回数》
 5回 ハミルトン   (2011,14★,16,18★,19★)
 4回
フェルスタッペン(2020,21★,22★,23★)
 1回 ボッタス    (2017)

優勝者をみても、先程のポールシッターとその数は全く同じ。もっと言えば2016年以降はイコールとなっています。つまり近年はポールトゥウィンとなっているわけです。この現象は2016年のハミルトンよりも前、2015年のN・ロズベルグの頃から9年連続です。このサーキットは近年サーキットレイアウトで軽微変更を行ったものの、優勝者に試練を与えるような展開が少な目で「ポールポジションが重要」という風潮になってしまっています。ジンクスはいつまで続くかわかりませんが、予選から戦いが始まっていると言っても過言ではありません。

《過去5年のファステストラップ獲得者》
 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2022年 ノリス     (マクラーレン)
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2020年 リカルド    (ルノー)
 
2019年 ハミルトン   (メルセデス)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》

 3回 ハミルトン   (2010,15★,19★)
 2回 フェルスタッペン(2021★,23★)
 1回 アロンソ    (2013)
   ボッタス    (2017)
   ノリス     (2022)

《ファステストラップレコードタイム》
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分26秒103(一周5.281km)

ファステストラップはポールシッター、優勝者の 3人に加えてバリエーションに富んでいます。10年以上前にあたるフェラーリ時代のアロンソに復調を予感させたマクラーレンのノリスが加わり、今回「現役」から外してしまいましたが、2014年のレッドブル時代と2020年のルノー時代のリカルドも2回獲得経験がありました。いずれにしてもチャンピオン経験者、優勝を経験する実力者が獲得しています。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C5)
 黄:ミディアム(C4)
 白:ハード  (C3)

先日のカタールGP終了時にアルピーヌのオコンは最終戦を前にチームの離脱を発表(来シーズンから所属するハースへの早期加入が名目)し、代わって来シーズンからF1デビューを果たすオーストラリア人ジャック・ドゥーハンが早期起用となりました。
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今シーズンの開幕当初は移籍が無いという珍しいスタートを切りましたが、中盤に離脱や代走など、スポットが多いシーズンになりました(ベアマンにおいては「異なるチームでスポット参戦」となる珍しい形も)
2024年最後の予選順位予想をしてみたいと思います。

《アブダビGPの個人的予選予想》
 〜Q3〜
 P.P. ノリス     (マクラーレン)
  2.ピアストリ   (マクラーレン)
  3.ルクレール   (フェラーリ
  4.サインツ    (フェラーリ)
  5.フェルスタッペン(レッドブル)
  6.ラッセル    (メルセデス)
  7.ハミルトン   (メルセデス)
  8.ヒュルケンベルグ(ハース)
  9.アルボン    (ウィリアムズ)
   10.マグヌッセン  (ハース)
 〜Q2〜
   11.ガスリー    (アルピーヌ)
   12.アロンソ    (アストンマーティン)
   13.角田裕毅    (レーシングブルズ)
   14.ローソン    (レーシングブルズ)
   15.ペレス     (レッドブル)
 〜Q1〜
   16.ストロール   (アストンマーティン)
   17.ボッタス    (キックザウバー)
   18.周冠宇     (キックザウバー)
   19.ドゥーハン   (アルピーヌ)
   20.コラピント   (ウィリアムズ)

コンストラクターズ争いの真っ只中にいるマクラーレンとフェラーリが激しい争奪戦を行いそう(でないと盛り上がりません)何となくですが、マクラーレンのノリスがアタマを獲る気がします。最近はフェラーリも調子がいいのでどちらが来てもおかしくはない。やることを済ませたフェルスタッペンは一歩離れた場所から冷静にレースを俯瞰しているか(いや、空気読まず勝ちに来るかな)上位ではハースが良さげですね。ココもコンストラクターズ争いにおいてキーマン。
レーシングブルズの角田もQ3進出の可能性を大いに秘めています。先程のハース勢をはじめ、アストンマーティンのアロンソ、ウィリアムズのアルボン、アルピーヌのガスリー、そして油断禁物なチームメイトのローソンとのタイムバトルに注目です。

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ようやく日曜日に行われたカタールGP決勝の観戦記まで辿り着きました。決勝は日本時間の深夜1時(25時)ということもあって、家事やら翌日の準備を終えてほぼリアルタイム(+α)で追いかけ観戦できました。が、さすがに連日の睡眠不足が祟り、とにかく眠い。。首がカックンなっては記憶があるシーンまで巻き戻しを繰り返し、観終えたのは4時を少し回ってしまいました。最近は白熱したレースが続いていたこともあり、睡魔は久しく無かったのにカタールで起きてしまいました。ドライバーズチャンピオンが決まっちゃったのもあったり無かったり?!(笑)

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照明のせいか、優勝トロフィーが光っていますね。自家発光はしないよね、さすがに。

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スタートタイヤはこのようになりました。見事なまでのミディアムタイヤ。唯一ハードタイヤを選んだのは、18番手に沈んだハースのヒュルケンベルグです。ボディカラーには合っていそう。
ちなみに、というか既知の話ですが、ポールポジションを獲得したレッドブルのフェルスタッペンは予選セッション中にスロー走行をしたことによるペナルティで1グリッド降格の2番スタートとなっています。3グリッドや5グリッドはよく聞きますが「1グリッド降格」というペナルティがあるのを知りませんでした。フロントロウのままであまりペナルティになっていない気もしますが、フェルスタッペン用ルール?被害を受けたラッセルへの配慮?

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スタートではフェルスタッペンが案の定ペナルティをいとも簡単に振り払い、1番グリッドスタートのラッセルにインから並びかけています。FullSizeRender
ターン1へ。ただガラ空きとなったイン側に3番スタートのノリスが滑り込む。
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次のターン2は切り返しとなる左コーナーだよ?ノリス前に出られるか?!
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くっ、フェルスタッペンが前か!ノリスは1つ順位を上げ2位、繰り上げポールスタートのラッセルはターン1で順位を2つ下げて3位に沈む。そして後方ではトラック外に飛び出しているマシンが見えます。
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最後列10列目からスタートしたアルピーヌのオコンとウィリアムズのコラピントです。しかしこの接触、2台によるものではなく、きっかけを作ったドライバーがいました。
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ココに。唯一のハードタイヤスタートとなったヒュルケンベルグです。ターン1の進入で挙動を乱し、外側にいたオコンにヒット、オコンはさらに外側にいたコラピントにヒットし、いわばもらい事故を食らった2人が0周リタイヤとなりました(レース後に最終戦を前にオコンがチーム離脱を発表。ピンク色のオコンが見られる最後がこんな形で終わりました)一方でヒュルケンベルグはタイヤが外れたままピットに帰還して、最後尾18位のまましれっと戦列に戻っています。
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セーフティカーが発動し、隊列を牽引しています。2つ順位を下げたラッセルをはじめ、チームメイトのハミルトンもサインツ、ペレス、アロンソに抜かれて3つ順位を下げています。これは観戦されていたならばご存知の通り、スタートでチョンボして、さらに加速が鈍ったためです。ハミルトンには後ほどピットレーンのドライブスルーペナルティが下っています。今まで何回スタートを経験しているんだか、、気持ちが明後日の方向を向いちゃっているからじゃないか?!(笑)レーシングブルズの角田は順位を4つ上げ、この後5周目のレース再開時にアロンソをかわして9位に浮上しています。

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コンストラクターズ争いにおいてキーマンの1人となっている角田は出足こそよかったものの、レース進むにつれ宿敵の1人であるハースのマグヌッセンに順位を奪われてしまいます。
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ハースのほか、先日急に息を吹き返してきたアルピーヌの存在もあります。あちらは仲良しのガスリーが角田の真後ろで孤軍奮闘中、ガスリーにやられると、入賞圏内から脱落してしまう。踏ん張れ!
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13周目、やられたか。。これで入賞圏外。その後翌14周目に一度抜いたはずのアロンソにかわされ、
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さらに15周目にはここまで唯一のノーポイント集団であるキックザウバーの周に抜かれてしまう。ペースダウンが急に来たな、どうした角田?!
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角田本人は全力で頑張っているとのこと。それは好スタートからしてよくわかります。それをみせられただけに残念ですが、今回は予選も大苦戦していますし、ミスはしていませんのでマシン起因のものでしょう。

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上位勢に話を戻すと、スタートで2人に出し抜かれてしまったラッセルは、現在絶賛急成長中の2年生ピアストリに捕まっています。ピアストリにしてみれば、フェラーリとコンストラクターズチャンピオンを争っている最中ですので、獲れるものはしっかり獲りたい所存。
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あ、逃げた!上位では最も早いタイミングでピットに向かうラッセル。タイヤが限界だったか、直接対決を避けたか。

上位はラッセルが24周目に向かった以外、なかなかタイヤ交換を行う者は無く、皆ミディアムタイヤを引っ張っています。ところが34周目に不思議な現象が起きています。
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トラックをはみ出す7位走行中のハミルトン。画像では見辛いですが、左フロントタイヤのサイドウォールに書かれたPIRELLIの「黄色い文字」を見ると、文字が下に落ち回転していることからパンクしているのがわかります。そして
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ハミルトンの前、5位を走っていたフェラーリのサインツも左フロントタイヤがパンク。これってやはりタイヤの使用限界を超えたことによるバーストなのか?!
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危険を察知したか、パンクしたハミルトン、サインツに加え、先程ラッセルとバトルをしていた暫定3位のピアストリもピットへ。パンクでもしてハミルトンのように大損こくわけにもいきません。
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ただその直後、ストレートに落ちているミラー(アルボン車の右側ミラー)を除去するため無情にもセーフティカー発動。
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トップのフェルスタッペン、2位ノリス以下このタイミングで当然セーフティカーピットを敢行。その後隊列はストレートを避け、ピットレーンを通過しています。
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(この文字情報でタイヤコンパウンドが記されている者は「既にタイヤ交換を終えている者」になります)
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少しだけ順位がイタズラに入れ替わると、ガスリーが6位に浮上。現在ハースもレーシングブルズも入賞圏外にいますので、またもや一攫千金のシナリオが爆誕。

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39周目にエンディングが出たぞー。レースが始まるぞー。残り17周でミラーを撒いたアルボンは赤のソフトタイヤを履くギャンブルに出たぞー。
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ノリスが仕掛ける!あっちのチャンピオンはダメでもそっちのチャンピオンを確実に獲るために。
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は?何このワイプ。そ、そうだ、見なかったことにしましょう。miyabikun知らないぞ。何も見ていないんだ、ねっサインツ(笑)
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あらこちらは目に入ってしまった。。先程の罰が当たったか。久々に荒れてるぞ。またもやセーフティカー。やはりカタールは何かあるな。これで中団のコンストラクターズ争いでアルピーヌとハースは1人の腕に託されました。
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TSU「ならばボクらもソフトを!」
アルボンに感化されたか、2台生き残るレーシングブルズはローソンを引き連れてソフトタイヤを履くギャンブルに出ます。順位こそ落ちますが、セーフティカー明けで隊列は圧縮され、ハマればダブル入賞出来るチャンスと踏みました。
ここで気になるインフォメーションが
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〜黄旗時に減速しなかったノリスを調査中〜
初めこれを見た時何のことかわかりませんでした。皆さんすぐに思い出せましたか?!miyabikun少し時を戻して確認しにいっちゃいました。
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まだ調査中なのでレースに戻ると、ノリスはフェルスタッペンを追うどころか、ルクレールに責められているではないか。ルクレールにとってはコンストラクターズ争いはもちろん、ドライバーズランキング2位のチャンスも残されていますので、再スタートは目の色を変えているはず。
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ひとまず2位を死守したノリスでしたが、裁定の結果は
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こうなりました。最低。。それもまたドライブスルーでなく、10秒のピットストップとは罪が重い。。
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ノリスのカタール、オワタ。。何で黄旗無視しちゃうん。。昨年今年から参戦した新人じゃあるまいし。。

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ハミルトンとともにペナルティを消化したノリスは残り10周でやれることをやる。怒りのファステストラップ連発でとにかく入賞圏内に戻るのみ。
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残り4周。右耳を失ったアルボンをかわして11位に浮上するノリス。ソフトタイヤを選ぶというギャンブルに出たアルボンやレーシングブルズ勢は結局残念ながら保ちませんでしたね。最終的には最後尾に落ちたハミルトンにまで捕まえられて、後方に沈んでしまいましたとさ。

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最後はウィービングかまして余裕でしたな。お疲れっす!

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《決勝結果》
   1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
   2 ルクレール   (フェラーリ・F)
   3 ピアストリ   (マクラーレン・M)

フェルスタッペンはペナルティなんぞモノともせずスタートで前を獲ると、往年の勝ちパターンを取り戻して今シーズン9勝目。フェルスタッペンのよくある勝ちパターンを思い出してしまった(笑)2位はノリスが消えたことにより楽に浮上したルクレール、3位はピットインのタイミングが心配されたものの、それまで築いたものが功を奏してピアストリが獲得しました。まさかラッセルもノリスも表彰台から陥落するとは、、。
一瞬のミスが仇となったノリスは怒涛の追い上げで10位入賞+ファステストラップで 2ポイント獲得(スプリントより獲得ポイントが小っさ)ソフトタイヤを履くギャンブルに出た角田でしたが、最終的には入賞圏外13位で終えることとなりました(一応、ローソンより上)

《ファステストラップとそのタイミング》
 ノリス(マクラーレン・M)
  1分22秒384 56周目/57周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 周冠宇(キックザウバー・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:15台(15台フィニッシュ)
 規定周回:14台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 周冠宇(キックザウバー・F)

ようやくポイントゲット。そしてその頑張りを世界中のファンが皆評価して、本家のドライバー・オブ・ザ・デイを獲得したキックザウバーの周。本来であれば優勝したフェルスタッペンや大量ポイントをゲットしたガスリーを評価すべきかもしれませんが、今回のmiyabikunは周を評価します。何とかポイントが獲れて、本当によかった。
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同じ日本人の角田はもちろんのこと「打倒フェルスタッペン」に立ち向かう同世代のチャンピオン候補者達の頑張りや走りに注目しがちですが、同じアジア人だからか、貴重な中国出身の好青年だからか、周もどこか気になる存在のドライバーでした(でしたって、過去形にするにはまだ早いって)走りはいつもどこか自信なさげではあるものの、ぶつけることや壊すこともだいぶ減り、バトルも比較的クリーンなドライバーだと思います。来シーズンはほぼレギュラーシート獲得が出来なくなり非常に残念ではありますが、大国中国初のF1ドライバーであり、年齢的にまだ若いので、復帰する可能性も他カテゴリーで活躍するチャンスはいくらでもあると思います。今回はともにシートを失う先輩ボッタスに予選、決勝ともちゃんと勝ったしね。最終戦アブダビGPも暴れちゃってください!
次点は先程ちらっと書いたアルピーヌのエース、ガスリーです。レース後にちゃんとお別れ出来たかな。来シーズンからはまたガチのライバルになるからね。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 ノリス(マクラーレン・M)

ノリスよ、何てつまらないミスをしたんだ。無意識だったか?!一応検証してみましょう。
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29周目。フェルスタッペンとのギャップは1.829秒。
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30周目の黄旗提示の瞬間のギャップは1.755秒。ここまではいい。
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問題はおそらくここでしょう?!ギャップが急に1.123秒差に縮まる。黄旗はセクター1に提示されているもので、それ以外の区間は関係無いのでしょうが、F1マシンで一気に0.6秒縮まれば、見た目のギャップもかなり接近するし、フェルスタッペンも気付くしチクるよね。ノリス自身は言い訳せず、ペナルティは受け入れていたのは好印象だけど。カタールGPでの前評判のよさは周囲が勝手に考えて感じていたことだから、必ずしもその結果が出ないのは仕方の無いことではありますが、スプリント予選や予選であれだけの好調さをみせていたのに、肝心の予選と決勝で精彩を欠いたのは非常にもったいないことですし「速いには速いし、バトルもクリーンで優しいけど、詰めがまだまだ甘いよね」と言われる所以がそのまま出てしまったのかなと思いました。
フェルスタッペンを追いかける若手、中堅勢の中では勝利が最も遅い割にその最有力候補に君臨しているのがノリスだと思ってはいます。が、他のライバルと同様にノリスにも上記ウィークポイントがあるのも事実です。今シーズンは酸いも甘いも色々経験出来たと思います。来シーズンはこれを確実にフィードバックしないと、いつの間にか賞味期限切れの烙印を押されてしまいますので、シーズン序盤から克服、打破してほしいです。

《ドライバーズポイントランキング》
 1 → フェルスタッペン 429pts ★
 2 → ノリス         349pts(-80pts)
 3 → ルクレール       341pts  (-8pts)
 4 → ピアストリ    291pts(-50pts)
 5 → サインツ        272pts(-19pts)
 6 → ラッセル        235pts(-37pts)
 7 → ハミルトン    211pts(-24pts)
 8 → ペレス      152pts(-59pts)
 9 → アロンソ          68pts(-84pts)
  10 → ヒュルケンベルグ   37pts(-31pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
 1 → マクラーレン    640pts
 2 → フェラーリ     619pts (-21pts)
 3 → レッドブル     581pts (-38pts)
 4 → メルセデス     446pts(-135pts)
 5 → アストンマーティン   92pts(-354pts)
 6  ↑  アルピーヌ     59pts (-33pts)
 7  ↓  ハース       54pts   (-5pts)
 8 → レーシングブルズ  46pts   (-8pts)
 9 → ウィリアムズ    17pts (-29pts)
  10 → キックザウバー     4pts (-13pts)

ドライバーズランキングは2位ノリスと3位ルクレールの差がわずか8ポイントとなりました。ノリスはいつも通りのレースをすれば2位安泰ですが、今回のレースをした瞬間にルクレールの手に渡ると考えていいポイント差です。ほかトップ10で最終戦アブダビGPで変わる可能性は(おそらく)ありません。
コンストラクターズランキングも熾烈ですね。1位マクラーレンと2位フェラーリの差が21ポイントです。マクラーレンが避けたいのはフェラーリから優勝者を出すこと。そしてその相方が上位に来ると、ポイント差を見ながらレースしなければならなくなります。マクラーレンはフェラーリのポイントを気にせずとにかく24ポイント獲って確実なチャンピオンを決めたいところ。

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《第23戦カタールGPのポイント》
・フェルスタッペンらしい勝ち方は◯◯◯ない
・ノリス、凡ミスだぞ。しっかりせいよ!
・ソフトタイヤギャンブルは残念ながら成就せず
・キックザウバー、ようやくポイントゲット

最終戦はもうすぐそこ!明日金曜日はナガノに日帰り出張して、土曜日は急いでアブダビに飛ぶぞー!

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今回のスプリント予選は結局仮眠からの早起きとはならず、そのまま起き続けてリアルタイム+αで観戦。そしてスプリントはリアルタイム+αで観戦して仮眠、日曜朝に少し早めの起床をして観戦しました。ここまでの3セッションはよかったものの、この後控える決勝が眠くて眠くて堪りませんでした。休みの日に平日より眠いって、一体自分は何をやっているのだろうと、ふと冷静に考えることがあります(笑)まあF1ファン、またヨーロッパサッカーやメジャーリーグなど海外スポーツを観戦する者の宿命ですね。

《Q1》
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まだ半数のドライバーしかアタックしていないものの、暫定トップはアストンマーティンのストロールです。ルクレールの1本目はそのストロールの下となる2番手。タイム的に決していいモノではありません。
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その直後、スプリント予選で1番グリッドを掴んだノリスがストロールを上回ります。
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今回のフェルスタッペンはちょっと元気。1本目からノリスを上回って存在感を示す。
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それも束の間。スプリント予選で2番手を得たメルセデスのラッセルが台頭。
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レーシングブルズのローソン11番手とし、はチームメイトの角田の上に立つ。ツノダだけには負けたくない。あ、あとペレスか(笑)
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まだタイムアタックを終えていないアルピーヌのオコンを横目に、ガスリーは予選でも好調です。
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未だノーポイントが続き、最下位チームから抜け出せないキックザウバーは周が先に脱落ラインを突破。スプリント予選とスプリントではボッタスの走りが光ってましたので、このサーキットは適応出来ているように感じます。
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アルピーヌのオコンの方はというと、対照的に苦戦中。20番手の最下位が確定。
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毎回予選も決勝もある意味「見どころツッコミどころ満載のペレスは8番手に浮上。Q1突破は間違い無さそう。よかった。
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揃ってQ1落ちも覚悟した角田は最終アタックで「ローソンに対して」上回ってギリギリの15番手へ。
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Q1ではアルボン、コラピントのウィリアムズ勢、ローソン、ハースのヒュルケンベルグ、オコンが脱落。ヒュルケンベルグって本当に出来不出来を繰り返しちゃっているな。

《Q2》
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ラッセルは1本目からQ1トップタイムを上回ってくる。今回こそはポールポジションを獲るぞという意気込みが伝わってきます。
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それをフェルスタッペンがまた僅差で上回り、 1分21秒台を切る勢い。もうすぐスプリント予選のノリスを上回るぞ。フェルスタッペンがスプリント予選とは別人のように見える。後ろからはそのノリスがセクター1最速のペースで走行中。
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いいねーガスリー!ガスリーの場合「Q1落ちしたオコンの分まで」ではなく「Q1落ちしたオコンと一緒にしないでくれ」とでも言いたそう。
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先程は不発に終わったノリスは今回ようやくフェルスタッペンを上回って暫定トップへ。1分20秒台に突入。
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マグヌッセンもいいですね。ハースの面白いところは「1人が悪い時、もう1人が調子いい」点。2人揃って悪い時が少なければ、2人揃っていい時も少ない気がします。波長が合えば安定するのでしょうが。
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うーっ周惜しい。11番手でタイムアップ。後ろの先輩はどうよ?
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ボッタスは12番手かぁ。。珍しく周の勝ち。キックザウバーにとってQ2突破の壁は厚いですなぁ。
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一発勝負に賭けたアストンマーティンのアロンソは7番手。坊ちゃまとは育ちも違うが出来が違う。
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最後にドッカン!全セクター最速。キレが戻ってきてしまった。
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キックザウバー2人のほか、孤軍のガスリーと角田、そして坊ちゃまが脱落。

《Q3》
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マグヌッセン、勇ましいぞ!Q2のタイムからすればそんなモンじゃないだろ。頑張れ!FullSizeRender
ラッセル来た!Q2トップのフェルスタッペンを超えてきました。今回の予選はマクラーレン勢よりフェルスタッペンとラッセルの一騎打ちになりそうな予感。
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同じマシンに乗るハミルトンとのタイム差も大きいですしね。ハミルトンは最早「気持ちが他所」を向いていますから(笑)
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フェルスタッペンがラッセルにほんのちょこっと届かず、暫定2番手。いひ、いいぞいいぞ!
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スプリント予選、スプリントと好調だったマクラーレンよ、どうした?!主役の座を奪われているぞ。ピアストリは1分20秒台には入れつつも、2番手のフェルスタッペンまでがやや遠い。
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そしてノリスも。先輩風吹かしてピアストリは上回りますが、ラッセル、フェルスタッペンに先行されたまま、3番手止まり。
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またもやフェルスタッペンが最後にドカン!ラッセルに対して0.055秒上回って、ポールポジションを獲得。
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《予選結果》
P.P. フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  1分20秒520 ※
 2.ラッセル    (メルセデス・M)
  1分20秒575 +0.055秒
 3.ノリス     (マクラーレン・M)
  1分20秒772 +0.252秒
※アウトラップのペース不足によるペナルティのため
 決勝は1グリッド降格(2番グリッド)

フェルスタッペンは第11戦オーストリアGP以来、実に12戦振り(第14戦ベルギーGPでも獲っていますが、パワーユニット交換ペナルティがあり、グリッドが下がっちゃったんだよね)のポールポジションを獲得。と思いきや、Q1の2回目のタイムアタックの直前に「アウトラップを遅く走ったため、後続(対象はラッセル)に対して危険であった」とされ、異例の「決勝1グリッド降格」の裁定が下り、フェルスタッペンは2番グリッドへ。対象のラッセルが 2番手からポールポジションに昇格するというスワッピングが起きました。対象のラッセルが上手い具合にハマりましたね。3番手はスプリントをほしいままにしてきたノリスが0.252秒の差を付けられています。

《スプリント予選と予選の順位比較》
金曜午後に行われたスプリント予選と土曜の午後に行われた予選を比較して順位変動をみてみます。

  ドライバー    変動
P.P. フェルスタッペン -5
 2 ラッセル     ±0
 3 ノリス      +2
 4 ピアストリ      +1
 5 ルクレール    ±0
 6 ハミルトン       -1
 7 サインツ     +3
 8 アロンソ     -3
 9 ペレス         -7
  10 マグヌッセン   -5
  11 ガスリー     +3
  12 周冠宇      -7
  13 ボッタス     ±0
  14 角田裕毅      -3
  15 ストロール    +1
  16 アルボン     +4
  17 ローソン        +7
  18 ヒュルケンベルグ +9
  19 コラピント    -1
  20 オコン       +2
      トータル ±0

ペレスと周が-7のゲインをしています。周は今までの最下位争いからようやく脱出。ペレスは「最低限いるべき位置」に戻ってきたというところでしょうか(あくまで「最低限」であり、今のコンストラクターズランキングから考えれば6番手以下にいるのが理想)次はフェルスタッペンとマグヌッセンが-5となっています。マグヌッセンに対して、予選ではヒュルケンベルグが9つ順位を落としています。ヒュルケンベルグの特性からすれば、本来この位置にいるべきではありませんね。

《先日の(スプリント)予選予想との答え合わせ》
先日の予選予想はあくまで「スプリント予選」をさしていましたので、こちらは「参考記録」になりますが、念のため確認しておくと11番手のガスリーのみ正解ということで。
キックザウバーは2人揃ってQ2進出の中団につけました。周はボッタス超え。これをもう少し早く脱していれば、来シーズン乗せたいと思ったチームがあったかもしれません。

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《予選最速タイム》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  1分20秒520 Q3 ポールタイム

《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
 メルセデス(ラッセル)     +0.055秒
 マクラーレン(ノリス)     +0.252秒
 フェラーリ(ルクレール)    +0.332秒
 アストンマーティン(アロンソ) +0.688秒※
 ハース(マグヌッセン)     +0.867秒※
 レッドブル(ペレス)      +0.905秒
 アルピーヌ(ガスリー)     +0.917秒※
 キックザウバー(周)      +0.981秒※
 レーシングブルズ(角田)    +1.251秒※
 ウィリアムズ(アルボン)    +1.870秒※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

フェルスタッペンを先頭に三強6人が0.5秒以内で続き、中団のアストンマーティン、レッドブル、アルピーヌ、キックザウバーが0.7〜1.0秒落ちで固まっています。ん?レッドブル?!まあいいか。今回のレーシングブルズはタイム差こそスプリント予選と比べたら小さくなりましたが、中団からもやや離れるなど、速さがありませんでした。
前日のスプリント予選との比較でいくと、スプリント予選で最速だったノリスよりもフェルスタッペンは0.5秒速く、ラッセルもタイムを向上したものの、またもや僅差でトップを取り損ねる形となりました。チームメイトとの差を考えると、ココを得意としているであろうマクラーレンを食っているわけですから、かなり頑張っていると思います。ちょっと惜しかったのはアストンマーティンのアロンソとハースのマグヌッセンです。※マークを印しているように、最速だったのはQ3ではなくQ2のタイムでした。特にマグヌッセンはQ3でQ2タイムをマークすれば、ペレスを上回り9番手もあり得たわけです。ハースがあのレッドブル超えですよ。

IMG_6496
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)

「てかさぁ、ウチらこれ観にきたのよね、マミー」
「そうよ」

Q3ではアヤシい動きしたものだから、順位を一つ下げることになりましたが、スプリント予選やスプリントのラップタイムを考えると、飛躍的に向上しました。絶対有利とされたマクラーレンを仕留めたあたりはさすが4回チャンピオンだと思いました。スプリントの走りをみていると、ややおとなしさを感じますが、2番グリッドスタートならば表彰台の頂点が狙える位置ですから、俄然やる気が戻ってきそうですね。
次点は先程チラッと触れたペレ、、いやラッセルの方です。今回も惜しい!最速まであと一歩!

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

ワーストは無しとしました。強いて言えば、先程も書いたようにハースのヒュルケンベルグが「らしくない」位置で終わってしまったことと、あれだけスプリントでドラマを演じたマクラーレンの不発が残念というか予想外でした。

《決勝の表彰台予想!》(決勝を観ていない体で)
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ラッセル    (メルセデス・M)
 3 ノリス     (マクラーレン・M)

決勝の結果なんぞ全く知らない(体で)予選直後の純粋な気持ちで立てた表彰台予想になります。ポールポジションから発進することとなったラッセルですが、ラッセルに勝ってほしい気持ち120%ながら、 2番グリッドのフェルスタッペンにスイッチが入り、スタート直後早々にアタマを獲る予感がします(あくまでそんな予感ね)またスプリントでは余裕のあったノリスはこの予選ではそこまで冴えている様子を感じませんでした。一応3位予想は立てたものの、後ろに控えるルクレールやそのさらに後ろのハミルトンの存在が怖い。ルクレールはノリスとドライバーズランキング2位を争っていますし、コンストラクターズチャンピオンを虎視眈々と狙っています。
順位はローソンの前でも、14番手に終わった角田は今回ちょっとキツそう。入賞に届くかどうか。前には宿敵ハースのマグヌッセンや例えお友達でもライバル関係のガスリーがいますから、コンストラクターズランキングを考えると1ポイントが非常に重要となります。

ようやく日曜日早朝に観た予選の観戦記が終わりました。即座に頭切り替えて、月曜早朝に観た決勝観戦記を進めます。

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