友達のいない38歳がスケボーを始めたら悲惨な結果に「肩の骨を折って全治1か月、仕事も…」
仕事もプライベートも代わり映えなく、毎日ルーティーンをこなすだけ。今まで付き合ってくれた飲み仲間も結婚し、一人で休日を過ごすことも多くなった。そんな寂しいアラフォーは新たな趣味を求めがちだ。一人キャンプ、一人ゴルフ、ツーリング、銭湯巡り……といろいろな趣味に手を出してしまうようだが、今回はその数ある趣味の中で、スケボーに手を出してしまった38歳の悲しい男の話をしていくことにする。
錦野祐太郎さん(仮名・38歳)は、かつてはCM広告なども手がけるデザイン会社に勤務し、年収800万円を稼ぎ出してた。しかし、ワンマン社長に嫌気が刺して退社。その後、転職活動をするもいい職場に巡り会えず、現在の派遣デザイナーとして働くことに。年収は300万円。少しでも、生活費を浮かせようと、これまで住んでいた渋谷のマンションを引き払い、千葉県の松戸駅から徒歩20分の4万円アパートに引っ越したのが運の尽きだった。
「駅に出るのも大変。家の近くにはコンビニとガソリンスタンドしかなくて、休日ともなればやることがないんです。近所を散歩したりと引越してから1か月は郊外暮らしを満喫していたんですが、すぐに飽きてしまった。年収300万円じゃあ車を買うこともできませんからね。そこで、何か趣味をと思って始めたのがスケボーでした」
運良く家の近くの公園にはスケートボート広場があった。散歩途中、若者がスケートボートをしているのを目撃。意を決して一緒にスケボーをしてみることにしたという。
「中学生の頃、少しがじっていたというのもありますが、体を動かしたくて交ぜてもらったんです。交ぜてもらったといっても、スケボーを練習する列に並んだだけですけど。最初は挨拶程度だったんですが、技が決まったりすると“すげー”“今のかっこよかったっすよ”とか言ってくれるようになって、仲良くなったんです。そのときはスケボーってすごいなって思いました」
錦野さんがスケボー広場を訪れるのは夜22時頃。スケボー仲間の年齢層は10代の松戸ヤンキー風の若者がほとんど。中には仕事帰りの20代サラリーマン、何の仕事しているかわからない30代男性もいたという。そして、次第に打ち解けた錦野さんは彼らとLINEグループを結成するまでになった。
若者に交じってスケボーを練習する日々
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