福原愛の離婚、親権、不倫疑惑……台湾人の声は日本とずいぶん違った
“国民的卓球少女”福原愛さん(32)と、夫で卓球元台湾代表・江宏傑さん(32)の夫婦が、いよいよ離婚に向けて動き出している。
4月23日に台湾の『蘋果日報(アップルデイリー)』が、「江さんが裁判所に離婚を請求」と報道。これを受けて、福原さん側も「江氏が協議の場についてくれたことに感謝しています」と不思議なコメントを出した。
「3月に不倫疑惑が発覚した当時は、テレビのニュースが頻繁に流れていました。ですが、最近では露出は少なくなったと思います。
そもそも福原さんは、中国で活躍して、台湾人の江さんと結婚してから台湾で有名になった人です。
なので、台湾人は福原さんを知っていても、日本人ほど思い入れがありません。大々的に報道はされましたが、興味がない人も多くいたのが現実です」(大野さん)
と意外にもクールな反応。台湾では、不倫疑惑が報じられた愛ちゃんが批判されて、江さんが擁護されているかというと、必ずしもそうではないようだ。
「台湾ネット上(フェイスブック上)の反応はさまざま。異国で結婚して子供を育てる福原愛さんに同情する声も多いです。
一方、江さんは福原愛さんが帰国後、フェイスブックに、愛さんの母、江さんの父母の3人の写真をアップしています。それを受けて『本当に江さんによるモラハラなんてあったのか?』といった擁護論や、逆に『女性に暴言を吐くなんて許せない』という声もあります。ですが大多数は、やや冷めた目で見ているのではないでしょうか」
では、愛ちゃんの不倫疑惑に対する反応はどうだろうか。
台湾では2020年まで、なんと刑法で「姦通罪」があり、不倫をした既婚男女は1年以下の懲役に処せられた。この法律は昨年廃止になったとはいえ、福原愛さんの不倫疑惑について、日本より厳しい目が注がれているのでは?
「福原さんの不倫疑惑には、台湾のSNSに批判コメントもありましたが、日本人ほど熱くなっていないと思います。『有名人の不倫に対して、台湾よりも日本や韓国の方が風当たりが強い』という報道が複数ありました。
たとえば、不倫疑惑が出た後の聯合新聞網(3月6日)では、「為何福原愛事件日本人比台灣人還生氣? 文化不同」(福原愛事件はなぜ日本人が台湾人よりも怒っているのか?文化の違い)という記事がありました。不倫騒動への台湾ネット民の反応がそもそも薄かった、台湾人は嫁姑問題の方が興味がある、有名人の不倫は日本ほど深刻な問題ではない、などとしています」(大野さん)
3月以降、愛ちゃんの横浜お泊まりデート(女性セブン)、江さんによるモラハラ疑惑(週刊文春)、愛ちゃんがデートした相手が既婚者だった(週刊文春)など、次々と報道が出ている日本。では、台湾ではどのように受け止められているのだろうか?
台湾在住の翻訳ライター・大野剛介さんと、一般の台湾人たちに話を聞いた。
台湾人は、福原愛にそれほど思い入れがない
日本は不倫に厳しすぎる?
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