白昼堂々、職場の先輩とホテルに…「よくも娘を連れ込んだな!」会社に怒鳴り込んだ父親の大誤解
父親にとって、娘の存在というものは特別なようです。幼いころの無邪気で愛らしい我が子の様子は、唯一無二の存在ではないでしょうか。今回は、そんな愛娘を溺愛する父親が起こしてしまった失敗談のエピソードです。
落ち込んだ表情で取材に応えてくれたのは、吉本さん(仮名・54歳)です。京都で代々引き継がれた酒屋の長男で、以前は大手ビールメーカーで働いていましたが、先代の父親が病で倒れ、店を継ぐために脱サラしたそうです。
「娘の絵里(仮名・24歳)が生まれた翌年に妻が病に倒れ他界しました。当時は会社の社宅に住んでいたのですが、なんとその翌年に今度は実家の父親が脳卒中で倒れ、そのまま帰らぬ人となり、母親も絵里の面倒を見ると言ってくれたので、父のあとを継ぐ形でサラリーマンを辞め実家に戻りました」
サラリーマン時代とは違い、職場と自宅が同じということもあり、絵里さんと一緒にいる時間も増え、吉本さんは妻亡き後の寂しさがあるものの、平和な日々を過ごしていたといいます。
跡を継いだ酒屋も順調に売上を伸ばし、絵里さんが中学に上がった時、店から少し離れた郊外の新興住宅街に支店を出した吉本さん。
「あの頃は調子が良かったですね。支店では、ちょうど脱サラして職を探していた親友に店長を任せました。ただ、販路が増えた分、配達や在庫管理などが忙しくなり、娘と向き合う時間が減ったことが悩みの種でしたね」
吉本さんは、忙しい合間を縫って絵里さんと過ごす時間を作ろうと努力したそうですが、高校生になる頃にはうっとうしく思われるようになり、素っ気ない絵里さんの様子が悲しかったようです。
男手一つで育てた一人娘
男親の悩みと娘の成長
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愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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