カニ面!、「孤独のグルメ」 | 振り返りの多いこと 振り返りの多いこと カニ面!、「孤独のグルメ」
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カニ面!、「孤独のグルメ」


 朝、いきなり家内が帰ってきやがった!www(笑)。

 急いでパ、パンツを穿いて呼び鈴に応えたw・・・か、隠すもの・・・(略)。

 ま、まあ、嬉しいですw。
 どうやら今年は一緒に正月が過ごせる。



ともあれ、ギリギリで気がついて滑り込みセーフで見れたものがありました。
 見れたのはGyao、「孤独のグルメ」のネット配信です。

 「Season10、第8話」だというのですから、もう何本もやってたのかw(欝)。


 この回が見れたのはアタシには特によかった。今回の場所は富山県富山市。

 「カニ面」というのが出てくるのです。

 やっぱりあったじゃないか。
 アタシは以前、ネットのチャットで金沢の女性と話をしてて「そんなの知らない」なんて言われてしまったことがあったのでした。
 頑として聞いてくれなかったw(笑)。

 

 金沢も富山も近いでしょうに。
 それじゃ関東の人が「もんじゃ焼き」を知らないようなもんではないか。




 この「カニ面」というのはアタシはその昔、週刊誌の小さなコラムで知ったものです。

 金沢はおでん屋が盛んだとかで、おでん屋さんにあるネタのひとつ。
 みんながそれを目当てに行くほど独特の美味しいものなんだという記事でした。


 ズワイガニのメスのカニ味噌、内子、外子をほぐしてカニの甲羅に詰めたもの。
 紐で縛っておでんの具のひとつなんだ、なんて書いてありました。
 まあ文章自体はヨダレが出るような感じではなかったけど、想像するだけでもそりゃあ美味しそうだと思ったものです。

 カニなんて食べにくいものです。
 それを「ほぐしてくれる」というのがいい。外食ならではの贅沢です。


 それで、金沢に行った時に「カニ面」を探してみたんだけど、ない。
 ウチではやってない、知らない、なんて言われてしまった。

 探した店が悪かったのかも知れませんが、ネットでも否定されて、アタシはずっとモヤモヤしてた。

 あるとは思ってましたが。
 記事になってんだからw。

 それが先日の「孤独のグルメ」で見れたのでした。




 番組はいつものように五郎が腹を空かせてふらりと店に入るもの。

 「滝山」?
 ああ、やっぱりこの滝山って人は顔を出さない設定の方がよかったのにと思った。
 名前だけで影のような、コロンボの「ウチのカミサン」みたいに、想像させるだけでよかったのにw。


 色んな聞いたことのない素材や料理が出てきます。
 説明されなかったものもありました。

 刺身では「ふくらぎ」、「サス」、「バトウ」、「キジ海老」といったところ。

 おでんの具では「ススタケ」、「矢車」、「サンカク」、「カニ面」。

 「ふくらぎ」はブリの幼魚、「サス」はカジキマグロなんだとか。
 「バトウ」はマトウダイのことだそうで、この魚は顔も変っててアタシは見たことがなかった。
 「キジ海老」も見たことがありません。

 富山ってグルメ地域だったのね(笑)。


 おでんの具の「ススタケ」はネマガリタケ、タケノコの一種です。

 「矢車」はお麩。
 「サンカク」と呼ばれているのは、あの肉の部位かと思ったら厚揚げを三角に切ったものとか。

 ええーーーwww(笑)。





 そして「カニ面」。

 ここの店のカニ面は紐で縛っているのではなくて、すり身を接着に使ったものだそうで、やはり違いはあるようです。
 おでんのネタですからおでん鍋に入っています。

 アタシはカニのエキスが流れ出てしまうんじゃないか、心配になる。


 五郎はほぐしてカニ面の中身を見せてくれました。
 内子ってのはカニの身の中にある卵、外子ってのはカニの外についてる卵。
 それがカニ味噌と一緒にほぐしてくれてカニの甲羅に詰めてある。

 やっぱり五郎、最後はご飯を入れちゃうんだw。

 
 どれもとても美味しそうです。
 五郎が食べるのは肉が多いと思いますから、珍しい海鮮の回と言えるかも知れません。


 大葉をそのままクチに運んだ時は「普通は何か包むだろ」なんてアタシは突っ込んだ。

 ・・・独りでテレビ番組に突っ込み入れるなんて、、、爺さんかっ!




 五郎は海鮮丼も注文していました。

 小皿にワサビを醤油に溶いて、それから海鮮丼にかけてた。
 それそれ。
 それがホントのやり方だとアタシは思います。

 家内はそういうのをしない。
 ワサビを醤油に溶いたら、いちいち小皿のワサビ醤油にネタをつけて、そうしてまた丼に戻して食べるということをする。

 人によると小皿を使わなかったり、醤油だけかけるのに小皿を使ったり。


 要は絵を描く時のパレットのように小皿を使うものだとアタシは思うのです。
 江戸前のチラシ寿司でも寿司桶にたっぷりと盛られている具があって、そこにピッピッと箸で飛ばすようにしてワサビ醤油をかける。
 それがお作法だとアタシは思うのですが。


 ちなみに関西だと混ぜ寿司がチラシ寿司と呼ばれるもの生モノはあまり入ってない。
 豆が入ってたりもします。生モノなんてせいぜいタコとか〆たものぐらいではないか。

 関東だとマグロや海老、タコ、刺身なんかをひと通り盛り合わせたのがチラシ寿司です。

 海鮮丼と言えば西でも東でも間違いありません。





 いつものように他の客がいますが、今回は五郎とよく喋ってたw。
 酒飲みのオジさんが日本酒をチロリで燗してもらっているところは今の季節っぽくて暖かい。

 チロリは蓋がなくて開いてるものですから燗にするとアルコールが多少は飛びます。
 まろやかな燗した酒の味になるわけです。
 キリッとした燗で飲みたいなら徳利でしょう。


 乱雑なカウンター席の店でしたが、使われている器にはいいのがありました。
 ご飯茶碗も小さくて、加賀的な品のよさが窺えた。

 アタシも行ってみたいぐらいの店でした。


 アタシは「カニ面」をまだ食べたことがない。


 そう言えばちょうど一年前、カニ面の話をしていました(笑)。




めいしくおしあがれ





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