テキストが焼きこまれたビデオをCompressorで操作する
すでにビデオ内にレンダリングされているテキスト(焼き込まれたタイトルと呼ばれることもあります)がフィーチャービデオに含まれる場合は、パッケージをiTunes Storeに送信する前に、それらのタイトルの言語と目的を特定することが重要です。
焼き込まれたテキストと視聴者が想定する言語が一致しないと混乱を招くおそれがあるため、通常は焼き込まれたテキストを使用しないでください(オープニングタイトルとエンドクレジットを除く)。
また、焼き込まれたタイトルは再生時にビデオに追加される字幕またはクローズドキャプションのテキストと競合することがあります。両方のテキスト要素が画面上の同じ位置に同時に表示されると、タイトルが重なってしまう可能性があり、その場合はどちらも読めなくなります。
ただし、焼き込まれたテキストの使用が避けられない場合もあります。たとえば、従来の字幕がすでにビデオに焼き込まれていることがあります。また、強制ナラティブ、つまりシーンの場所や時間を説明する画面上のテキスト(「ブルックリン、1959年」や「その日の夜…」など)が必要になることもあります。あるいは、映画で使用されている主言語に一致しない台詞の翻訳(外国語の会話の翻訳)が必要になる可能性もあります。
これらの場合、テキストを字幕または強制ナラティブとして識別してから、言語と国を指定する必要があります。
焼き込まれたテキストの言語と国を設定する
Compressorのバッチ領域で「フィーチャー」行の項目を選択します。
「ジョブ」インスペクタで、下にスクロールして「フィーチャービデオのプロパティ」を表示し、「テキストレスマスター」の選択を解除します。
焼き込まれた字幕の場合は、「焼き込まれた字幕」領域で「言語」のオプションを選択してから、「国」のオプションを選択します。
焼き込まれた強制ナラティブの場合は、「焼き込まれた強制ナラティブ」領域で「言語」のオプションを選択してから、「国」のオプションを選択します。
インドでの健康被害警告を設定する
インドの法律で義務付けられている健康被害警告のテキストがプロジェクトに含まれている場合は、その警告がiTunes Storeパッケージに含まれていることを示す必要があります。
Compressorのバッチ領域で「フィーチャー」行の項目を選択します。
「ジョブ」インスペクタで、下にスクロールして「フィーチャービデオのプロパティ」を表示し、「テキストレスマスター」の選択を解除します。
「インドでの健康被害警告」チェックボックスを選択します。
フィーチャービデオをテキストレスマスターとして指定する
フィーチャービデオにタイトルが含まれていない場合は、そのビデオを「テキストレスマスター」としてマークする必要があります。この設定はデフォルトで選択されています。
Compressorのバッチ領域で「フィーチャー」行の項目を選択します。
「ジョブ」インスペクタで、下にスクロールして「フィーチャービデオのプロパティ」を表示し、「テキストレスマスター」を選択します(まだ選択されていない場合)。