以前から観たいと思っていた、念願の映画「砂の器」を、近くの映画館で鑑賞することがで
きた。
それは、午前10時の映画祭と銘打ち、優れた名画を1年間にわたって、2週間づつ、上映
しているのである。
何作かを見たのだが、今回の「砂の器」が一番よかった。
松本清張氏の小説を映画化したものだが、ハンセン病を扱ったことでも有名である。
他界された丹波哲郎、県知事となっている森田健作、など皆若く懐かしくもあった。山口果林
や島田陽子、なんと「男はつらいよ」、の渥美清も出演しているのである。
豪華な出演者が醸し出す、人間のもつ罪深さが心をうった。音楽もすばらしく、すべて堪能し
た映画であった。
重要な役どころで、加藤剛や緒方拳も出演している。DVDで観るのをがまんして、映画で観て
本当によかったと思っている。
にほんブログ村