病気の親支える子どもの気持ち知って 22日まで絵画展
川野由起
【埼玉】病気や障害の親を支える子らを支援するNPO法人「ぷるすあるは」が、さいたま市大宮区の大宮図書館で、絵画展「いろんなきもち だいじょうぶ。」を催している。外から見えづらい病いがあることや、支える子ら家族の気持ちへの理解を深めることが目的。22日まで。無料。
市高次脳機能障害者支援センターと共催。展示は約50点で、メンバーで看護師の細尾ちあきさんが、アクリル絵の具で様々な表情の子らを描いた。病気や事故で記憶や言語などに障害の出る高次脳機能障害や、若者が家族の介護や世話を担うヤングケアラーについて、相談窓口などの情報も提供する。
細尾さんは「病気や障害、コロナ禍での閉塞(へいそく)感など様々な事情を抱えていても、ほっとする空間にしたい」と話す。