献体された50人の遺体、保存不適切 島根大医学部が謝罪
島根大学医学部(島根県出雲市)は27日、医師をめざす学生らの教育・研修のために献体された50人の遺体について、大学で適切な保存処置ができていなかったと発表し、謝罪した。全身解剖には使えなくなった遺体もあり、今後、遺族に状況を説明する。
大学によると、3月10日に解剖学実習の準備で実習室に入った教員が、7人の遺体が適正な場所に安置されていないのに気づいた。詳しく調べると、大学で預かっていた112人の遺体のうち、2017~21年度に受け入れた50人について、保存に必要な最初の処置であるホルマリンが注入されていないなどの事例が確認されたという。
また、30人の遺体は個人を…