アベノミクスで変わった日本経済 上がった株価、膨らんだ国債残高

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山本恭介 中島嘉克
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 2012年12月~20年9月の第2次安倍政権で取り組んだ「アベノミクス」は経済指標を大きく動かした。

 とくに影響を受けたのは金融市場だ。日経平均株価リーマン・ショック後の09年3月にバブル後最安値の7054円まで下落。その後も1万円前後で横ばいの状況から抜けられないなかで政権は発足した。

 アベノミクスのもと、日本銀行は13年4月から大規模な金融緩和を始めた。日経平均が上昇し、海外投資家が日本株に投資する動きも拡大。同年9月には、安倍氏はニューヨーク証券取引所で投資家に「Buy my Abenomics(アベノミクスは買いだ)」と呼びかけた。

 公的マネーも株価を支えた…

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この記事を書いた人
中島嘉克
仙台総局
専門・関心分野
デジタル、AI