【詳報】ウクライナ侵攻36、8月12日~17日(日本時間)の動き
グテーレス国連事務総長が18日にウクライナ西部リビウを訪問し、ロシアによる黒海封鎖で滞っていたウクライナからの穀物輸出をめぐる状況や、ロシアが占領しているザポリージャ原発の現状などをゼレンスキー大統領らと協議する見通しです。一方、ロシア軍によるウクライナ南部への攻撃は続いており、被害の拡大が懸念されています。
(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)
■■■8月17日(日本時間)■■■
23:24(セバストポリ17:24)
「ロシア黒海艦隊に新司令官」と地元メディア 「モスクワ」沈没で更迭か
ロシア黒海艦隊の新司令官にビクトル・ソコロフ副提督が任命されたと、ノーボスチ通信クリミアが17日、同艦隊の情報筋の話として伝えた。ウクライナ侵攻中のため、正式に発表されない可能性もあるという。
黒海艦隊では4月、ミサイル巡洋艦で、旗艦だった「モスクワ」が沈没。ウクライナのミサイル攻撃によるものとみられており、ウクライナメディアなどは、イーゴリ・オシポフ司令官が解任され、逮捕されたとの見方を伝えていた。
20:01(モスクワ14:01)
ロシア軍の大規模演習に中国軍参加
ロシア国営タス通信は17日、極東地域を含む東部軍管区で実施される大規模軍事演習「ボストーク2022」に中国軍が参加すると報じた。演習は今月30日から9月5日まで行われる。ほかにベラルーシ、インド、タジキスタン、モンゴルも参加するという。
発表された演習予定地の中には北方領土の択捉島と国後島も含まれている。演習には東部軍管区の空挺(くうてい)部隊や長距離航空部隊などが参加する。
4年前に東部軍管区であった「ボストーク2018」では、冷戦後で最大規模となるロシア軍約30万人のほか、中国軍約3200人が参加したとされる。
19:35(ヘルシンキ13:35)
ロシア国民のフィンランド居住申請が5倍増 ビザの発行制限の国も
ロシア国営ノーボスチ通信は17日、今年2月から7月までのロシア国民によるフィンランドへの居住申請が前年同期比で5倍になったと報じた。
申請の受け付けは、専門技能を持ったロシア国籍所有者が対象。
ロシア国営タス通信によると、フィンランド当局はロシア国民に発行したフィンランドへの査証(ビザ)を無効にする計画はないことも明らかにした。
ロシア国民へのビザをめぐり、エストニア政府は今月18日から発行を制限すると発表している。タス通信によると、ポーランド政府も一時的な居住や就労を目的としたビザの発行を制限しているという。
■自転車に乗っていた少女、ロ…