FIFAの「予言」通り?アジア勢躍進のW杯 得点パターンに変化も
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は2日、1次リーグ(L)計48試合を終えた。
ここまでの戦いぶりから浮かび上がる今大会の傾向とは。
「予言」していたFIFAの技術分析班
決勝トーナメント(T)に進んだ16チームを各大陸連盟別に見ると、欧州8、アジア3、南米2、アフリカ2、北中米カリブ海1。
アジア勢3チームが決勝Tに進むのは初めてだ。
これまでは2002年日韓大会、10年南アフリカ大会での2チーム(いずれも日本と韓国)が最多だった。
開幕前に国際サッカー連盟(FIFA)の技術分析班は「サプライズが起きるかもしれない」としていた。その「予言」に沿うかのように、アジア勢は格上を相次いで破った。
日本はドイツとスペインに、サウジアラビアはアルゼンチンに、韓国はポルトガルにいずれも逆転勝ちした。
酷暑を避けて11月に開幕する異例の大会。
直前まで欧州各国リーグがあり、従来のように1カ月をかけた準備はできない日程だった。
元日本代表監督の岡田武史さんは「強豪国が持つノウハウが今大会は生かせていない。短期間でチームをまとめあげる作業は日本人向き。この先もなにが起きるのか、想像がつかない大会だ」と指摘する。
試合運び「手堅くなっている」理由は
前回優勝国は過去3大会続けて1次Lで敗退した。
前回覇者フランスは2戦を終えた時点で危なげなく1次L突破を決め、ジンクスを断ち切った。
得点パターンではクロスから…
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