ジャニーズ東山社長、一貫しなかった言動 追い込まれた末の廃業表明

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照井琢見 滝沢文那
【動画】ジャニーズ事務所が記者会見、社名を変更すると発表した
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 ジャニーズ事務所が、性加害問題を巡る対応で世論の反発を受け、わずか1カ月で運営のあり方を大幅に見直した。名称変更した上で、被害補償に特化。事務所は最終的には廃業する。今回示した方針は、人々の「ジャニーズ離れ」を食い止められるのか。

 「いかに自分たちが内向きで、いけなかったのかということを感じている」。会見で東山紀之社長は「内向き」を繰り返し、反省の弁を述べた。

 さかのぼること、わずか1カ月前。事務所が設置した専門家チームの調査報告を受けて開いた9月7日の記者会見で、東山氏は「ジャニーズ事務所」という屋号を変えない方針を示していた。

 人気グループNEWSの小山慶一郎さんは同日、出演するニュース番組で事務所のヒアリングに屋号の維持を求めたことを明かすなど、「タレントの中では維持の意向が強かった」(業界関係者)という。東山氏も、「ジャニーズ」という名称の持つ意味合いを、「タレントが培ってきたエネルギー、プライド」だと説明した。

 ただ、東山氏自身が「鬼畜」…

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