ジーコさん「カシマという小さな町から…」 茨城県民栄誉賞に笑顔

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中村幸基
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 サッカーのJリーグ草創期に鹿島アントラーズで活躍し、日本代表監督も務めたジーコさん(70)=ブラジル=に、茨城県民栄誉賞が贈られた。今年でJリーグ開幕から30年を迎えたのを機に決まったという。

 ジーコさんは現役時代にトップ選手として、引退後は日本代表監督やアントラーズのクラブアドバイザーとして長年にわたり日本サッカー界に携わり、競技力向上やサッカーを通じたまちづくりに貢献。茨城の名声を高め、広く県民に明るい夢や希望を与えた。

1953年、ブラジルのリオデジャネイロ州生まれ。22歳でブラジル代表に選ばれ、W杯には78年アルゼンチン大会から3大会連続出場。アントラーズでプレーし、第1ステージ優勝とチャンピオンシップ準優勝に導いた。日本代表監督として、2006年のW杯ドイツ大会出場に貢献した。

 表彰式は10日、県庁であった。ジーコさんは大井川和彦知事から表彰状を受け取り笑顔を見せ、対談に臨んだ。ジーコさんは「私がブラジルやイタリアで積み重ねた経験を日本のサッカー界にすべて注ぎ込み、継承してもらうことができたと思っている。それを賞という形で評価してもらえてうれしい」と振り返り、「みなさんが私を支えてくれ、信じてくれたおかげです」と感謝の思いを述べた。

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この記事を書いた人
中村幸基
水戸総局
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地方自治、地域活性化