FA移籍、難病克服の山崎福也 「泣きそうになった」執刀医と再会
畑中謙一郎
フリーエージェント(FA)でプロ野球・オリックスから日本ハムに移籍した山崎福也(さちや)投手(31)が命の恩人との劇的な再会を果たした。
6日、エスコンフィールド北海道で入団会見に臨んだ。その席に山崎投手がかつて難手術を受けた際の、執刀医である沢村豊医師(70)が駆けつけたのだ。山崎投手は「約10年ぶり。泣きそうになりました」。沢村医師は「福也君が北海道に戻ってきた」と互いに再会を喜んだ。
巨人やソフトバンクなど6球団による争奪戦の末に、山崎投手が選んだのは最後に交渉に臨んだ日本ハム。決め手の一つとして挙げたのは、15歳の春に北海道大病院で手術を受けた「ご縁」だった。