「安いぞ!ニッポン」どうしてこうなった 流し見動画でわかる30分

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「朝日カルチャーセンター×朝日新聞」でニュースをよみとく30分

 ニッポンがどんどん安くなっている?――。朝日カルチャーセンターと朝日新聞の共催企画「読み解く2023年ニュース」の第2回は、朝日新聞編集局の野沢哲也・ゼネラルエディター補佐が「安いぞ! ニッポン」と題して、23年の経済ニュースから日本の「今とこれから」を読み解いた。

経済取材経験の長い野沢ゼネラルエディター補佐が日本経済の現在地と課題について朝日カルチャーセンターの講座で解説した動画を約30分にまとめ、記事後半で掲載しています。動画の流し見で、ニュースへの疑問が「スッキリ」する新企画。1回目の政治編とともにお楽しみください。次回は「国際編」の予定です。

野沢哲也・ゼネラルエディター補佐が経済情勢を解説

 「物価が高い」「外国人が増えた」「人手が足りない」「不祥事が止まらない」という四つの現象に共通する要因として、23年に一時1ドル=150円台まで急速に進んだ「円安」を挙げた。

 世界中でほぼ同じものが売られているマクドナルドの「ビッグマック」の値段でみると、日本は多くの新興国よりも安い。平均賃金では韓国に抜かれ、国内総生産(GDP)ではドイツに抜かれるなど、世界における日本の経済的地位は低下している。

 背景には、世界でも最速のペ…

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