松村優太が駐車場で口にした覚悟 3試合ベンチ外から踏み出した1歩

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照屋健
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 サッカーJ1鹿島アントラーズが9年ぶりに川崎フロンターレを破った17日のカシマスタジアムでの一戦。1点をリードした後半39分、鹿島のMF松村優太は今季初めてピッチに立った。

 出場時間は追加時間も合わせて10分ほど。そのなかで、2本のシュートを放った。後半46分の1本は、得意のドリブルで持ち運び、ペナルティーエリア外からやや強引に打ったもの。50分にもクロスに飛び込み、決定的な場面を作った。

 わずかな時間でも結果を残す、という思いが伝わってきた。

 試合後の取材エリアでは淡々と振り返った。

 「自分がリズムを作る上でも強引に、と考えていたので。久しぶりの試合で、ドリブルやシュート、試合勘はまだまだだな、と思いましたけど……」

 「これを続けていかないといけない」

 パリ五輪世代の日本代表候補としても期待される22歳にとって、苦しい1カ月間だったに違いない。

 開幕前の宮崎キャンプで、「今季は自分がチームを引っ張りたい」と口にした。静岡学園高3年時に10番を背負って全国高校選手権を制し、鳴り物入りで鹿島に加入して5年目。キャンプ期間中、その思いをインタビューで聞くと、覚悟を語った。

 「ここ数年間、鹿島がタイト…

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この記事を書いた人
照屋健
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サッカー、五輪