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　消費者金融大手が連名で、債務整理をめぐる一部の弁護士の事件処理を批判する異例の意見書を昨年9月に出していた。指摘の背景には、一部の弁護士事務所がネット広告を使って、全国から債務整理の依頼を大量に集めている手法があるとみられる。

　「多重債務者の最たる味方であるはずの弁護士が、義務に違反して多重債務者の利益を損なわせているおそれがある現状は看過できない」

　消費者金融側の意見書は、強い言葉で一部の弁護士事務所のあり方を厳しく批判した。

　消費者金融は、バブル崩壊後に社会問題化した過剰な貸し付けや厳しい取り立てをめぐり、弁護士から批判されてきた。その消費者金融側が、逆に日本弁護士連合会に書面で抗議するのは異例だ。

消費者金融が異例の意見書　問題視された弁護士の行動

　債務整理には、金融業者と交…