「皇室と王室、未来志向を確認」 今後の課題は 君塚教授に聞く

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聞き手・力丸祥子

 国賓として英国を訪問した天皇、皇后両陛下が29日、帰国しました。国王王妃主催の晩餐(ばんさん)会では、陛下、国王ともに冗談を交えながら和やかに交流する姿もありました。今回の訪問をどうみるのか。海外王室事情に詳しい関東学院大の君塚直隆教授に聞きました。

 今回は、未来志向の両国関係を確認し合う訪問になった。戦争を忘れることはないが、環境問題をはじめとした地球規模の課題解決のため、両国が手を取り合って進むということが強調された。

 陛下は「第二のふるさと」に帰ってきたかのようにリラックスし、国王は「東からやってきた弟」のように陛下を迎えた。天皇陛下とチャールズ国王の親密さが印象的だった。

 昭和天皇上皇さまができな…

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この記事を書いた人
力丸祥子
東京社会部|気象庁クラブ
専門・関心分野
防災、合意形成