ストーマになった私 「わからないことだらけだ」 挑戦も失敗も…

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増田勇介
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直腸がん、そしてストーマ【後編】

 直腸がんの手術をして、人工肛門(こうもん)(ストーマ)になった記者の私(46)。新生活に慣れるための練習が始まった。

 おなかにあるストーマから出るうんちは自分でコントロールできない。おなかに貼り付けた袋にためていく。この袋の管理が大事になる。

 まずはトイレ。便座に座って袋の排出口を下に向けて、排出口を留めているマジックテープをはがしてうんちを出す。トイレに座って出すように教わったが、便器をのぞき込むのが難しい。トイレの前でひざをつき、出すようになった。

 袋にも様々な種類がある。貼…

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この記事を書いた人
増田勇介
横浜総局
専門・関心分野
地方自治