銅の早田ひな、神様が残したフォアドライブ 「みうみま」を追いかけ

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鈴木健輔
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 パリオリンピック(五輪)第9日は3日、卓球の女子シングルス3位決定戦があり、世界ランキング5位の早田ひな(24)=日本生命=が同8位の申裕斌(20)=韓国=を4―2で破り、銅メダルを獲得した。

 この種目の日本勢のメダル獲得は、2021年東京五輪で銅メダルに輝いた伊藤美誠(23)=スターツ=に続き2人目。

 早田は00年生まれ、北九州市出身。東京五輪の代表選考レースでは、同学年の伊藤、平野美宇(24)=木下グループ=らに敗れて落選したが、パリ五輪の選考レースは1位でシングルス代表を確定させた。

 今大会は準決勝で世界1位の孫穎莎(中国)に敗れ、3位決定戦に回った。張本智和(智和企画)とのペアで臨んだ混合ダブルスは初戦敗退に終わっており、自身初のメダル獲得となった。

「神様が残してくれた」

 「金メダルより価値がある銅メダルだと思います」。卓球の女子シングルス3位決定戦を4―2で制した早田ひなは、かみしめるように言った。

 利き腕の左手首を痛め、前夜は風呂に一人で入れず、ドライヤーも持てなかった。練習もほとんどできなかった。

 手首に負担がかかるバックハ…

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