筋ジス患者に性的虐待の大牟田病院 「頭叩く」「大声で威嚇」虐待も

大下美倫
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 筋ジストロフィーの入院患者に対する性的虐待などが問題となった国立病院機構大牟田病院(福岡県大牟田市)で、身体的・心理的虐待が新たに自治体調査で認定されていたことが22日わかった。

 福岡県によると、具体的内容は、入院患者の頭をたたく▽入院患者を引きずる▽ベッドを揺らして大声で威嚇する――など。

 病院は今年5月、介護職員や看護師計5人から患者の男女11人に対して2021年以降、就寝中や入浴介助の際に下半身を刺激するなどの行為があったとして、川崎雅之院長らが会見を開き、謝罪した。病院側は問題が発覚した昨年12月以降、障害者虐待防止法に基づき各患者の居住自治体に通報し、自治体側が調査していた。

 病院は、弁護士や学識経験者ら4人による第三者委員会を設置して調査を進めている。

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この記事を書いた人
大下美倫
西部報道センター|福岡県政担当
専門・関心分野
公共、社会への参加、ジェンダー