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　小林製薬（大阪市）の紅麴（こうじ）サプリメントを服用して腎障害を発症したとして、大阪府内の40代の男性が同社に慰謝料など約500万円の賠償を求めて大阪地裁に提訴したことがわかった。同社によると、紅麴サプリの健康被害をめぐる提訴は初めてで、同社の責任が司法の場で問われることになる。

　提訴は7月12日付。同社側は答弁書で請求を棄却するよう求めている。

　訴状によると、男性は今年1月23日、インターネットで紅麴サプリを買って服用を始めた。その後、健康被害が相次いでいることを報道で知り、5月に病院で受診したところ、サプリによる「薬剤性急性腎障害」などと診断された。

　訴状で男性は、同社が1月15日に最初の健康被害の報告を受けた後、2カ月以上公表しなかった点を批判。「早く報道されていれば服用せずに済んだ」と訴えている。

　同社は3月22日、腎疾患で…