漫画「AV女優ちゃん」がポップに描く人の業 掟ポルシェさんが読む

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 AV業界の舞台裏を描いて話題を呼んだ峰なゆかさんの自伝漫画「AV女優ちゃん」全6巻が今年、完結しました。AVの世界に親しい一視聴者としてどう読んだのか、ミュージシャン・文筆家の掟ポルシェさんに聞きました。

 サブカルチャーに属する人間として、AV女優さんのイベントの司会やAVレビューの執筆も手がけてきました。普段は楽しくAVを見ている一般ユーザーです。

 AVはファンタジーですが、リアリティーが重視される世界。中出し(膣(ちつ)内射精)をうたっていても本当は疑似精液を使っていると皆なんとなく気づいていながら、そう感じさせない表現を求めている。そこへ「疑似精液は卵の白身とコンデンスミルクとウーロン茶を混ぜて作る」など、峰さんが体験したAVという特殊な世界の裏側を見せてくれるのが「AV女優ちゃん」の魅力のひとつだと思います。

 「AV女優ちゃん」は、AV…

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