【皇室記者ノート】佳子さまが被災只見線で振った手旗 少女の思い

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力丸祥子

 プォー。警笛を響かせながら、渓谷にかかる橋をゆっくり進むJR只見線。その光景を眼下に望むビューポイントで、秋篠宮家の次女佳子さまは、右手に握った白地の手旗を何度も振った。

 「電車が通ると、より一層素敵ですね。この瞬間を見たい気持ちがよくわかります」

 絶景に感動した様子で、佳子さまは言った。

 記者には、その光景をいち早く伝えたい人がいた。およそ1時間前、この旗を手に「作ったけど、渡せるかな」と緊張した様子で話した少女だ。

 8月11日、佳子さまは秘境…

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この記事を書いた人
力丸祥子
東京社会部|気象庁クラブ
専門・関心分野
防災、合意形成