前回選挙区敗北の小沢一郎氏、異例の地元重点「危ねえならまた入る」
松尾葉奈 小泉浩樹
衆院選(27日投開票)に立候補した1344人のうち、最多当選18回の立憲前職・小沢一郎氏(82)が、地元・岩手3区での選挙活動に力を入れている。前回2021年の衆院選は、自民前職の藤原崇氏(41)に小選挙区で初の敗北を喫しており、今回も激戦が見込まれているためだ。
公示日翌日の16日、小沢氏が出身地である岩手県奥州市水沢でマイクを握った。「何としても、私の政治生活のなかでもう一度、3度目の政権交代を実現する。そして次の世代に引き継ぎたい」と地元での第一声に力を込めた。「どうか今日まで支えてくださった地元の皆さん、この思いをくみとってください」とも語り、聴衆約450人の前で頭を下げた。
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2度の政権交代を実現させ…