渋谷のハチ公像、ハロウィーンは見られません 区が今年も事故防止で

本多由佳
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 ハロウィーン期間中に混雑が予想される東京都渋谷区は今月30日から11月1日にかけて、JR渋谷駅近くの「忠犬ハチ公像」周辺を布で目隠しする。像がある「ハチ公広場」は、混雑状況に応じて一方通行にする可能性もあるという。人が集まらないようにして、事故を防ぐことが目的だ。

 例年ハロウィーンになると、渋谷駅周辺に多くの人が集まり、ごみの散乱や飲酒に伴うトラブルなどが問題になってきた。特にハチ公像は外国人観光客らに人気で、待ち合わせや写真撮影をする人が集まっていた。そのため、区は昨年、初めて事故につながる恐れがあるとして目隠しした。長谷部健区長は今年も「渋谷はハロウィーンをお休みします」としていて、同様の策を取る。

 目隠しとなる「仮囲い」の設置は30日午前6時から11月1日午前5時を予定している。区の担当者は、「ハチ公像を訪れる場合はハロウィーンを避けてほしい」と呼びかけている。

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本多由佳
首都圏ニュースセンター
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関心分野 地方行政、政治、教育