マクドナルドも木の板で覆われる 米大統領選前日、首都が厳戒態勢

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ワシントン=田中恭太 畑宗太郎
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 5日に投票日を迎える米大統領選を前に、首都ワシントンの中心部は厳戒態勢に入った。前回の選挙でトランプ前大統領の敗北を認めない支持者らが連邦議会議事堂を襲撃した2021年1月6日の事件を踏まえ、地元当局や市民が警戒度を高めている。

 4日昼、議事堂の周りには幾重にも柵が設置され、その傍らを観光客や大統領選の取材にきた報道関係者らが行き交った。子供を連れて通りかかった女性は「こんなに多い柵は見たことがない。皆がルールを守ればいいだけなのに、悲しいことだ」と嘆いた。

 ホワイトハウスの周辺も鉄製の柵で囲われた。すぐ近くにある複数のビルでも、1階に入るマクドナルドや郵便局などのテナントが木の板で覆われていた。店の窓と扉の全てが覆われたカフェでは、客が薄暗い店内でコーヒーを楽しんでいた。店員の女性は「念のため用心している。窓が割られたらとても高くつくから」。

 近くの駐車場の案内係として…

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この記事を書いた人
田中恭太
国際報道部
専門・関心分野
国際情勢、裁判、デジタルプラットフォーム、独占禁止法
畑宗太郎
中国総局
専門・関心分野
中国の外交、安全保障、社会、東南アジア情勢
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