トランプ氏、インフレへの怒り追い風に 防戦のハリス氏は時間切れ

有料記事

ワシントン=榊原謙
[PR]

 米大統領選は、共和党トランプ前大統領が勝利を確実にした。民主党バイデン政権下で進んだ激しい物価高(インフレ)に有権者は怒り、「私はインフレと無縁だった」というトランプ氏の訴えが響いた。バイデン現政権の中核にいて政策運営に責任を負っているハリス副大統領は、インフレ問題で防戦を強いられたまま時間切れとなった。

 選挙戦最終日の4日。激戦のペンシルベニア州レディングであったトランプ氏の集会会場で、有権者50人に重視する政策テーマを三つ尋ねたところ、最多の41人が「経済」と答えた。

 レイ・ラーキンさん(33)は「インフレはバイデン政権の巨額の財政出動が引き起こした。トランプが政府支出を減らせばインフレも大幅に和らぐ」と語った。

 トランプ前政権下で、消費者…

この記事は有料記事です。残り951文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
榊原謙
アメリカ総局|米国経済担当
専門・関心分野
米国経済、世界経済
アメリカ大統領選挙2024

アメリカ大統領選挙2024

2024年11月のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ氏が再選を果たしました。最新ニュースをお届けします。[もっと見る]