スキー部入部のはずが駅伝続行 地方大で5年間に4回伊勢路を経験

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小山裕一
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 全日本大学駅伝対校選手権大会(朝日新聞社など主催、長谷工グループ特別協賛)で、日本学連選抜メンバーとして今秋を含め3年連続で伊勢路を駆けたランナーがいる。信州大大学院生の松林直亮(なおあき)さん(23)。同大の選手としても学部1年生の時に走った。修士課程をあと1年余り残すいま、松林さんにはまだ、やり残した目標があるという。

 全日本は名古屋市熱田区熱田神宮西門前をスタートし、三重県伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前までの8区間、106・8キロで競われる。日本学連選抜は、全日本に出場できなかった大学(東海地区を除く)の選手で構成される。オープン参加のためチームとしての順位はつかないが、個人成績は公式記録として認められる。

 11月3日にあった第56回で、松林さんは各チームの主力が集う最長区間の8区(松阪市―伊勢市、19・7キロ)を走った。直前の10月にあった出雲駅伝の会場で、日本学連選抜チームの大後(だいご)栄治監督(神奈川大前監督)からは「8区のつもりで準備を」と声をかけられた。

「距離が長くなるほど際立つ安定感」

 大後監督は全日本や箱根駅伝

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