レバノン停戦合意、イスラエルは余力をガザに? 識者2人の見方は

有料記事

聞き手・新屋絵理 聞き手・佐藤達弥
[PR]

 昨年10月から続いてきたイスラエル軍と隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘をめぐり、米国がイスラエルとレバノンとの間の停戦合意を発表した。合意の背景や今後の展望について識者に聞いた。

「イスラエル軍の兵站に問題」 防衛大学校・江崎智絵准教授(中東国際関係)

 イスラエル側が停戦に合意した背景には、複数の国内外の事情が考えられる。まずは、イスラエル軍の兵站(へいたん)に問題が生じていたことだ。米国がウクライナなどへも軍事支援を並行しているため、弾薬などの軍事物資が不足していた。

 イスラエルにとって、ヒズボ…

この記事は有料記事です。残り1552文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
新屋絵理
国際報道部
専門・関心分野
フランス、国際情勢、裁判、人権
佐藤達弥
国際報道部
専門・関心分野
昭和史、ジェンダー、中東・ロシア
イスラエル・パレスチナ問題

イスラエル・パレスチナ問題

イスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルに大規模攻撃を行いました。イスラエルは報復としてハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区に攻撃を始めました。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]