沖縄生まれのドジャース・ロバーツ監督 那覇市が特別栄誉賞を授与
小野太郎
大リーグのワールドシリーズを制したドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が5日、那覇市役所を訪れ、市から市特別栄誉賞を授与された。家族とともに贈呈式に出席したロバーツ氏は「ワールドシリーズ制覇は大変なチャレンジだったが、最後のピースは那覇に来てみなさんと一緒にお祝いすることだった。私の2024年の旅は完結した」と喜んだ。
ロバーツ氏は沖縄が日本に復帰した1972年5月、沖縄出身の母と米国人の父の間に那覇市で生まれた。父の転勤で米国に移り、大リーグで外野手としてプレー。16年にドジャースの監督に就任し、大谷翔平選手や山本由伸選手が加入した今季、20年以来4年ぶりにワールドシリーズを制した。
ロバーツ氏は4日から私用で那覇市を訪れている。贈呈式があった市議会で「私は那覇で生まれ、沖縄の血が流れている。沖縄は私のふるさとだ」とあいさつ。「沖縄の全てのみなさんをハグしたい」と話し、代わりにその場にいた市議の1人を抱きしめた。
市は授賞理由について、市民…